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コラム

 公開日: 2016-01-25 

新築で地震に強い家を建てる 耐震性と家の形の関係

一般的に、シンプルな形の家が地震に強く、吹き抜けやL字型の家は地震に弱いと言われていますが、果たして単純にそう言い切れるでしょうか。
地震や強風などに対する耐力を全棟構造計算によって算出し強度を確保することで、一般的な基準による新築住宅よりも耐震性や耐風性の高い家を建てることができます。
新築の際は、特に地盤や天候をはじめ周辺の環境に合った家づくりをする地元の工務店が強い味方になってくれるでしょう。

地震に強い家の形・弱い家の形


日本は世界的にも地震の多い地域にあるため、新しく家を建てる際は耐震性を特に重要視される方も多いことでしょう。

家の形の面から耐震性を検討した時、一般的には、家を横や上から見た時に単純な長方形をした立方体の家の方が耐震性が高いとされ、下図右側の形のように、1階に壁のない駐車スペースがあったり、吹き抜けのあるロの字型をした家は大きな地震の際にゆがみやねじれが生じやすく耐震性は低い、と言われています。ですが、どのような形の家でも耐震性を高めるための工夫や対策があります。

コラムでは数回に渡り、新築の際に耐震性を高めるための大切なポイントについてお話ししようと思います。

安心・安全な住宅構造を確保する

建築基準法で定められた四号建築物と呼ばれる二階建て以下の木造住宅(在来軸組工法)は、建築確認申請の際の「構造計算」が義務づけられていないため、ほとんどの場合は構造計算が実施されず「壁量規定」と呼ばれる基準によって建てられています。

このことは一般の皆さまには、あまり知られていないことかもしれません。

品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)では、建物の強さを表す3段階の「耐震等級」を設定しています。そこでは、関東大震災時の東京や阪神淡路大震災時の神戸で観測された地震の揺れ(震度6強から7程度)に相当する、数百年に1度程度発生する地震に耐えられるものを「等級1」と定めています。

等級2は等級1の1.25倍、最高等級の等級3は1.5倍の地震力に対して倒壊や崩壊等しないこと、とされています。

新築にあたり、全棟構造計算を実施して住宅性能評価の最高等級である耐震等級3を取得するとともに、その他の項目も法定基準を上回る基準値を独自に設定している工務店や設計事務所を選ぶことも、重要なポイントのひとつです。

家造りで後悔しないために


多くの人にとって家造りは一生に一度で、人生最大の買い物になると思います。

その家で家族が触れ合い、安心して暮らせることを誰もが願うでしょう。快適で健やかな暮らしを実現するための第一歩が、前述の工務店選びです。地盤を含む地理状況や天候、地域住民の様子など周辺環境を熟知し、法定基準を上回る独自基準を設けた住宅を提供し、親身になって家づくりの相談に乗ってくれる地元の工務店に、まず相談されることをおすすめします。

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