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 公開日: 2016-05-19 

新築一戸建て 床断熱と基礎断熱の違いと選びかた

一戸建てを新築する際、住宅の断熱も考慮に入れるべき重要ポイントのひとつです。建物の一階の床下から熱が逃げるのを防ぐ方法として、床断熱と基礎断熱の二通りのやり方があります。

それら2つの工法には、それぞれのメリット・デメリットがあります。

床下断熱の必要性

四季のはっきりした日本において、夏は涼しく冬は暖かくいられるのが理想的です。家の中で快適に過ごせることは、家族全員の健康にとってとても重要なことです。そこで住宅に必要とされるのが、外の気温の寒暖の差を緩和しながら室内と外部との熱の移動を少なくする断熱の仕組みです。
正しく断熱することで室内の冷暖房の効率も良くなり、経済的なメリットも増します。

床下断熱の工法として一般的に床断熱と基礎断熱の二通りのやり方があります。工法それぞれにメリットとデメリットがあり、地域の特性や土地の状況などに合わせて選択します。

床断熱の仕組み

一般的な国内の住宅のほとんどにこれまで採用されていた断熱工法が、床断熱です。床下全体に断熱材を敷き詰め、床下の通気性を確保するために床下換気口が設けられています。この工法では、経年に伴い床材と断熱材に隙間ができ、寒冷地などではそこから入り込む冷気によって結露やカビが発生する場合があります。

床の下に断熱材を施すため、床の冷えの改善を実感しやすいといったメリットがあります。

基礎断熱の仕組み

従来型の床断熱工法に対し、基礎の外周の立ち上がり部分に断熱材を施工する方法で、基礎の周囲で断熱気密を実現します。基礎断熱工法では床下も含めて「室内」というイメージなので、例えば寒冷地では屋内配管が凍らないなどのメリットがあります。

ただ、基礎断熱を施す場合、シロアリの被害に遭いやすいという危険性があります。そのため、防蟻成分を含んだ断熱材を使うなどの工夫が必要とされます。

アンハウスでは床断熱をおすすめ

弊社では、床断熱をおすすめしています。基礎断熱の場合、関西以南においてシロアリ被害に遭いやすいからです。

弊社のギャラリーも以前基礎断熱にしていましたが、すぐに基礎断熱をやめて床断熱にした経緯があります。 弊社は工務店なので常に床下の点検をするので、すぐに気がつくことができましたが、一般の方でそこまで気が付ける方は少ないと思いますので、 気がついたときには手遅れになっている可能性があります。

床下を密閉する基礎断熱で、湿気を発生させないようにするのは非常に難しいです。やはり、関東以西の地域では、基礎パッキン工法(基礎と土台のあいだに通気用の部座を敷くこと)で、床下の通気性を確保することがベストだと思います。

北海道など、シロアリ被害のない地域及び非常に寒い地域では、基礎蓄熱の利用も多く、基礎断熱は必須だと思います。しかしシロアリの発生リスクのある関西などでは、床断熱を採用するのが良いと思います。

最近、ガーデニングの用具や海や山で楽しむ趣味の道具を手入れしたり、自転車やサーフボードなどを置く場所として、またペットが過ごすスペースとして土間を取り入れた住まいが見られるようになりました。 土間は、地中熱のおかげで断熱がいらないように思われがちですが、ここから熱が逃げていることが多いです。

壁や窓の断熱に注意する人は多いのですが、土間の断熱について見過ごされていることがあります。
土間を広めに取ったプランなどは、その部分についての断熱についてもきちんとプランニングすることで、快適な土間空間を目指すことができます。

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