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 公開日: 2016-06-18 

新築一戸建て 天井断熱と屋根断熱の違いと選びかた

年間を通じて快適な暮らしを実現するために、住宅の断熱は欠かせないものです。住宅上部の屋根と天井部分の断熱方法として「天井断熱」と「屋根断熱」の大きく2通りのやり方があります。

天井断熱は、最上階の天井の上部に断熱材を敷く方法で、屋根裏は屋外扱いとするため、適切な通気・換気と防湿対策が必要とされます。

屋根断熱は、屋根の勾配に沿って断熱材を設置する方法で、屋根裏も含めて室内という扱いになるため、屋根裏収納やロフトの設置に適しています。

住宅上部の断熱

暑い夏も寒い冬も、一年間を通じて快適な住宅を実現するために住宅の断熱処理は欠かせません。住宅の熱の流出入量全体の15%が、屋根を通じた熱であると言われています。そして屋根裏部分には、真夏は太陽に温められた熱い空気がこもり、冬はヒーターなどで室内を温めた空気が上って行きます。断熱が施されていない住宅では、夏の天井裏は場合によっては50度を超える暑さとなり、また冬は暖房が効かず、エネルギー効率の悪い暮らしを余儀なくされます。

屋根裏の断熱性にまつわるコラムでもお話ししたように、住宅上部の断熱方法として代表的な2種類の工法があります。ひとつは最上階の天井の上部に断熱材を敷く天井断熱で、もうひとつは、屋根の勾配に沿って断熱材を設置する屋根断熱です。

天井断熱のメリットとデメリット

天井断熱は施工が比較的容易で、コストもおさえることができるのが特徴です。屋根裏部分は屋外という扱いとなるため、冷暖房の対象空間は次に紹介する屋根暖房と比較して狭くなります。この場合、屋根裏にたまった夏の暑い空気を逃し、冬に起きやすい結露を防止するため、小屋裏換気の仕組みを作って自然の通気と換気を促す必要があります。

一般的には繊維系素材の断熱材が使われることが多いですが、その際は断熱材の内部に結露が発生しないように防湿対策を施す必要があります。

屋根断熱のメリットとデメリット

一方の屋根断熱は屋根の勾配に沿って断熱材を設置するため、天井裏も階下の居住空間と同じ温度環境になります。そのため、屋根裏収納やロフトを設置してスペースを有効活用したり、天井を貼らずに吹き抜けにした開放感のある住空間にすることもできます。

また、屋根断熱の場合は天井ではなく屋根のすぐ下に断熱材を施し熱を遮りますので小屋裏換気を設ける必要はありません。

なお、屋根断熱は、断熱材を設置するための懐を作る必要があるため、天井断熱と比べて施工費が上がります。また、構造的に天井面の水平剛性を取りにくくなるなど、構造の補強が必要になります。また空間が広がる分、冷暖房が効きにくかったり電気代が上がったりという点が、屋根断熱導入のデメリットとして挙げられますが、屋根裏収納やロフトのスペースを思い通りに活用できるのはとても魅力的です。

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