コラム

 公開日: 2016-10-18  最終更新日: 2016-10-25

資金繰りが悪い理由③ 決算書(2)

前回は貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)のお話をしましたが、
今回は損益計算書(そんえきけいさんしょ)のお話をします。

損益計算書(そんえきけいさんしょ)は、略称P/L(ぴーえる)といいます。






P/Lは「経営成績」を表します。
最終的には1年間ですが、実際の経営に1年間ではのんびりし過ぎですので、
経営に使えるのは通常1か月です。

では経営成績とは何か?ですが

経営成績とは、
「収益(しゅうえき)」-「費用(ひよう)」=「利益(りえき)」で測定します。

つまり「利益」がどれだけ出ているか?という事ですね。

一つ一つ見て行きましょう。

①収益(しゅうえき)

収益の代表は、 「売上」ですね。

あとは、「受取手数料」 「受取家賃」 「雑収入」とか、
まあ、簡単にいえば、「もらって嬉しいもの」

売上が100万、上がって嬉しくない人はいませんよね。

誰かを誰かに紹介して、「受取手数料」をもらって、20万なんて嬉しいですよね?

これら、みんな収益です。
お金の入金が伴います。

これの1か月分を集計したのが、「収益」

難しい言葉でいえば、相手に提供した商品・サービスの「価値」ですね。
これが収益なのです。

②費用(ひよう)

費用は、先ほどの収益を獲得するために犠牲となったもの。
難しい言葉でいえば、「価値犠牲」となったものです。

価値を相手に提供するために、かかった「コスト」です。

代表的なものに、
「仕入」 「給料」 「旅費」 「通信費」 「地代家賃」
「水道光熱費」 「雑費」 などがあります。

多くはお金の支出が伴います。
収益とは逆に できるだけ 「出て行って欲しくないもの」
「なければないほど良いもの」ですね。

この1か月分を集計したものが、「費用」なんです。

③利益(りえき)=当期純利益

これは差額概念で、
収益-費用で出てきた、差額です。

それでは質問です。
社長!利益は、

①多い方が良いと思いますか?
②少ない方が良いと思いますか?

正直いうと、どうでしょうか?

「うーん、確かに多い方が良いと思うが、多ければ税金が~」
と、いう答えではありませんか?

社長のお気持ちとしては、良くわかります。

では、言いますね。
答えはこうです。

自社にとって「適正な利益を出す」です。

では、「何が適正?」との疑問が出て来ますよね。

そうなんです!問題は、ここなんです。

中小企業の社長さんに聞くと、多くはここが答えられないのですね。

実はこの、「適正利益」は業界や自社の状況によって、
まちまちなんですね。


ですから大事な事は、ここでは「自社に必要な適正利益を知る」
ことなんです。

でないと、損益計算書の目的である「経営成績」の基準がわからないまま、
ただ数字だけが勝手に出ている状態となって、これが、良いのか?悪いのか?
判断の仕様がないのです。

損益計算書は「経営成績」を出すはずなのに、その出て来た数字が良いのか
どうか判断できない・・・。

中小企業で資金繰りが悪い会社は、ほとんどこれですね。

じゃあどうすれば良いのか?
なのですが、

これは、業界値や、自社の現在の状況から、
将来の計画等から、多角的に考える必要があるのです。

この「適正利益」をつかむ作業が、「経営(事業)計画」なんですね。

つまり、経営計画を作成する最も重要な意義は、この自社の「適正利益」を
つかむことなんですね。

そして、そのまま行くと、3年後~5年後~10年後にはこうなる!

「えっ~、そんなん作ったって、予定通り行かないでしょう?」
なんて、声が聞こえてきそうですが、その方に、お聞きします。


「社長は一体何のために事業をされているのですか?」
「何を目指しておられるのですか?」


まず、ここから考えてみる必要があります。
以上で、損益計算書を終わります。
お疲れ様でした。


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