コラム

 公開日: 2016-11-21 

資金繰りが悪い理由⑤ 決算書(4)

B/S とP/Lの説明の後で、
3つ目の決算書である、キャッシュフロー計算書(C/F)
について説明しておきます。


キャッシュフロー計算書


キャッシュフロー計算書(C/F)は、一言でいうと、名前の通り、
「会社のお金の流れを表す計算書」です。

もう少し詳しくいいますと、会社に、

①どのようにお金が入って、
②どのようにお金が出て行ったか?

を表す表なのです。

貸借対照表(B/S)では、期末時点での現金預金の額が表示されますが、
キャッシュフロー計算書(C/F)では、その額に至るまでの根拠である、

①お金の入りと、
②お金の出

が表わされるのです。

では、同じく、お金の入りと出を表す表である、
「資金繰り表」とどう違うの?
という疑問が出てくるかと思いますが、

キャッシュフロー計算書(C/F)の特徴は、
お金の出入りの動きを会社の「活動」ごとに表す点にあるのです。

つまり、会社の活動を

「営業活動」
「投資活動」
「財務活動」

の3つに区分して、その活動ごとにお金の動きを明らかにするのが、
キャッシュフロー計算書(C/F)の特徴なんです。

これによって何がわかるのか?

会社の営業活動で稼いだお金(営業キャッシュフロー)が、
会社の成長に必要な投資するお金(投資キャッシュフロー)に
どれだけ賄われいるのかと、いうことがわかるのです。


ここがポイントです!


例を挙げて説明しますと、
会社の営業活動で稼いだお金が100万円あるとします。
それに対して設備に80万円投資したとします。

100万円-80万円=20万円
20万円が会社に残ります。

この状態では、営業活動で賄われたお金(営業キャッシュフロー)100万円で、
投資活動に必要なお金(投資キャシュフロー)80万円が全て賄われて、
さらに20万円残っているということになって、これは正常な状態を表します。

ちなみに、この20万円のことを(フリーキャッシュフロー)といって、
「会社が自由に使えるお金」を表します。

ところが、2つ目の例として、
営業キャッシュフローが100万円であるのに対して、投資キャシュフロー
が150万円出たとします、50万円不足しますので、不足するお金を調達する
必要があります。

そこで出てくるのが、お金を幾ら調達(返済)したのか?
を表す財務活動の結果、調達(返済)したお金が(財務キャッシュフロー)なのです。

例えばこれで銀行から60万円調達できました。

となると、-50万円+60万円=+10万円ですね。

これはどう読むかというと、
「会社は今期、設備投資に150万円投資しました。
その内、営業キャッシュフローでは100万円しか出なかったので
マイナス50万となり資金が不足したので、銀行から60万円調達しました。
その結果として10万円残りました。」

このように読むことができます。

このようにキャシュフロー計算書は「企業活動における
活動区分別にお金の出入りを追うことが出来る表」であり、
これは『正常な企業j活動が出来ているかを示す意味で」

とても重要な表なのです。

何故なら、今日、活動においてはもちろん「利益」はとても大事です。
しかし利益以上に、「キャッシュフロー」がもっと大事なのです。

キャッシュフロー計算書はその動きを追う事が出来る唯一の表
であるので、とても重要な表だといえるのです。


いかがですか?
キャッシュフロー計算書(C/F)ですが、
ざっくりとわかりましたでしょうか?



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