お金と保険、問題解決のプロ
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コラム
2010-04-04
第一生命上場で、生保業界は変わるのか?
ファイナンシャルプランナーが天職!
BYSプランニング(http://www.bys-planning.com/)の釜口です。
今回のコラムは、第一生命の上場で、生保業界が変わるのか?私見も含めて、検証していきたと思います。
日本で一番最初に「相互会社」として営業を開始した保険会社は、実は4月1日に上場した「第一生命」。
おそらく日本で一番、「相互会社」への思い入れが強いであろう第一生命が「相互会社」という看板をはずし、不特定多数の人々が株式を保有し、場合によっては買収されるリスクもある株式公開をすすめたのには理由があるはず。
国内生保市場は、少子高齢化や所得減少による保険離れなど、今後ますます厳しくなるばかり。
契約者の配当などを守るためにも、リスクを取る経営に変わらなければ、世界の生保市場では生き残っていけないという危機感があると思われます。
成長著しいアジアなど海外への進出や合併・買収(M&A)などを積極的に進めるためには、株式会社の企業形態の方が有利。
相互会社のままでは、有望な保険会社を買収(M&A)をしようとも、企業価値の算定が難しいばかりではなく、株式交換もしにくい。
先行する欧米では相互会社は全体の1~2割。
上場をしている世界のメジャー生保は、国際的なM&Aを展開し規模を拡大しています。
例えば、ドイツのアリアンツは1980年以降、イギリス、フランスで大型のM&Aを実施し、1999年には中国で合弁生保を設立。
フランスのアクサ生命も1995年のオーストラリア、香港などに進出、2006年にはスイスのウィンタートウルを買収するなど、
世界中で生保のM&Aは繰り広げられていますし、今後更なる合併やM&Aが起こるのではないかと思います。
株式上場に道筋をつけた斉藤社長の後任である渡辺社長は会見で、「IPOはゴールではなく、成長戦略を描けるかのスタートに向けた手段を確保した段階」というコメントを残した。
このコメントからは、
早急に海外に打って出るような仕掛けを考えているのではなく、入念に仕込んだ戦略を確実に実行するというような感じを持ちました。
他の大手生保も第一生命の動向を「静観」しているというのが現状だと思います。
企業ですからM&Aや合併などの成長戦略は必要だと思いますが、第一生命が世界に通用する保険会社になるためには、ありきたりですが、顧客満足度を第一に考えるような商品設計が一番大切だと私は考えます。
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