コラム

 公開日: 2016-08-05 

我々の国民年金が運用されているのは何で運用されている?

我々が毎月納めている国民年金。将来自分たちが受け取れるように納付していますよね。その年金は一体誰がどのように運用しているかご存知でしょうか?その運用している団体とどんなもので運用しているのかを見ていきたいと思います。



国民年金は何で運用しているのか?

国民年金及び厚生年金の運用に関しては、厚生労働大臣より寄託を受け年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)という組織が管理運用をしています。→こちらで確認

独立行政法人という官僚の天下り先ですね。この組織で国民の年金の運用を安全かつ適切な運用をしているのです。そのためには長期的なオートフォリオが必要となっています。

そしてこの組織がなぜ運用しているのかというと、GPIFはこのように説明しています。

「国が直接年金積立金の管理や運用を行った場合には、行政の肥大化につながったり、専門的知識を持つ人材を集めにくいことや、国による企業支配につながるといった問題があるため、国とは別の組織が行っています。」

つまり独法自らが収益性を高めるために、株式や債券投資、さらには外国株式や外国債券などに投資をすることで収益を上げようと努力しています。

GPIFの最新の運用情報

どんなものに投資をしてどんな運用状況なんでしょうか?




これはGPIFのHPからお借りした画像です。現在のポートフォリオはこのような構成になっています。少し前とは構成比率がかなり変わってきています。

国民の年金というのは、国民からお預かりしている保険料という意味で大事な資産であり、減らしてはいけない資産です。

その国民からお預かりしている重要な資産でさえも、収益を上げるためには日本人が危険だと思う外国債券や外国株式というようなものに投資をしています。

少し前までは、国内債券の比率が60%ちかくありました、つまり、安全な債券である国債だけでの運用では資産は増えていかないということを表しているんですね。このことは我ら国民も十分に認識しておく必要があるのです。

ということは、我々自身もポートフォリオを組んで、自分の資産構成もこのようなバランスをとった構成にする必要があるのです。

日本人の資産は偏りすぎ

日本銀行が2015年3月に公表した「資金循環の日米欧比較」の中の「家計の資産構成」では、現預金が52.5%、保険年金準備金が26.4%、株式・出資金9.5%、投資信託5.5%、債券1.7%となっています。実に日本人の金融資産の5割以上が現預金となっています。ある意味国民性といいますか、この国の文化を表していると思います。

一方、アメリカにおいては株式・出資金が33.4%、保険年金準備金が32.5%、現金預金13.4%、投資信託13.1%、債券4.7%の順番です。日本人と比べるとかなりポートフォリオの違いが鮮明となっています。

国民性の違いといってしまえばそれまででしょうが、元本保証というか「減るのがイヤ」というのが日本人の特徴だといえるでしょう。

「投資は怖い」と異常な恐怖心を持っているのが日本人だと私も色々な方々とお話しているとすごく感じます。

しかし、年金を運用しているGPIFを見ても、やはり増やすためには長期投資を実践されていますし、ある程度のリスクを取っていくことで収益性をあげようと努力しているのがわかります。確かに短期的に見ればマイナスの運用損が出ていましたが、考え方としては間違いではないと思います。

自分たち国民も年金を積み立てている以上、間接的には投資をしているという意識を持てば少しづつ変わっていくのでは?と思っています。

自分のことに当てはめた場合、心配になるケースもあると思います。そんな相談に応えるべく私はFPとしてアドバイスを行っています。どうぞご遠慮なくご相談ください。

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