コラム

2014-06-23

許すという気持ちの本音

今日は 妻が夫の浮気を許すと言った時の本音について書いて行きます。
浮気をした夫を 許せないとか、夫の浮気を許したにも関わらず 夫婦の間に冷たい空気が流れている。
こういう相談をよく受けます。
妻を傷つけた夫を許すという いう大きな許容。
これは英断だと褒めて差し上げたい。
しかし、です。
にも、関わらずご主人は 妻に感謝どころか 妻に冷たい態度。
せっかく許してあげているのに・・・・・・期待外れですよね。
でも、ここは もう一度、考えてみましょう。
浮気をしたことも 浮気相手の事も 妻は早く過去の物としたいし、夫に対しても早く浮気相手の事を忘れて欲しいと願っているはずです。
許した、という事で早く その場所から抜け出したいと思いませんでしたか?
許すという事で夫とも早くやり直したいと思いませんでしたか?
もちろん、この考え方が悪いとは言いませんし 気持ちは分かります。
でも、この今の夫婦に流れる冷たい雰囲気の原因を生み出してしまったのも、この事かもしれません。
つまり、許すというのは この浮気問題を畳み込むように終わりにしたくて、結果を急いだという事です。
もちろん ご主人も謝罪をして 許しを請うたかもしれませんし ご主人に浮気をさせた妻にも責任の一端はあるかもしれないという反省から お互いに許し合いをしたと場合もあります。
しかし、中には まだ 夫の浮気の終い仕事がはっきりしない段階で 浮気は許すと言ってしまっていたとしたら、それは許すと言いながら 妻の方が 許してほしいという気持ちの方が強いと言う事になります。
もちろん、これは妻も素直に「私の方こそ悪かったわ」と言い合えたり、夫も「魔がさしたとは言え僕も悪い事をした」と 夫婦が心から言い合えたという事であったか、その雰囲気が大事なのです。
夫の浮気を見つけ、鬼の首を取ったかのように 妻が仁王立ちで「ま、今回だけは見逃してあげるわ」ということでなら、夫にすれば 何も許して貰えたような気はしません。

私の暮らす大阪は威勢のいい女性が多いです。
夫婦の形も色々あって、元々妻が口達者で 夫婦喧嘩もヤンキー喧嘩、そのものという勇ましい妻も多いです。
(ヤンキーの方、許してね)
しかし、そういう人に心にもない強い事を言ってしまいます。思ってもいないとまでは申しませんが口から出る言葉は、おおよそ過激な事が多いのです。
そういう妻の場合、日頃から夫に甘えたり頼ったりすることが出来ませんし、夫への感謝の言葉よりも、批判的な言葉の方が、どちらかというと多く出るのです。
そういう夫婦の場合は 夫の浮気を見つけて、やり直そうという事になっても、そう簡単に日頃の妻のスタイルを変える事は出来ません。
だから ここで「許してやる」という上から目線の立ち位置になるのです。
でも 許してやっても、夫が何か反省している程 妻には優しくないし・・・・
という事であれば そもそもの夫婦の形が 夫を信頼し、夫も妻を労わりという形でもなかったと言う所に立ち戻っただけという事です。
それなのに、元ある夫婦の形以上の事を望むから話がおかしくなる。
ま、そこまで勇ましい妻でなくても、普段から夫婦喧嘩を過激に繰り広げ、そこで夫の浮気を許してあげた、という関係性の中で、浮気が終わった後、夫が優しくないという事に不満を持っても、そもそもそういう 優しくし合う関係では無かったという事があります。

そこで ことさら夫の優しさを求めるという事は これまで 口、偉そうにポンポン言っていた妻が 夫が優しくしてくれないと、嘆いても 「いやいや…もともとの形を思い出しましょ」ということです。
そして、それを夫に告げるのも、やはり「本当に反省しているのか?」という 相変わらずの口調になってしまうのです。
これでは 本質が見えていないという事になります。
まずは相談者の本音相手を知るという事の前に己を知るという事が前提にあります。
強い言葉をつい発してしまう妻でも 本当に強いかと言えばそうではありません。
ちょっと性格がサバサバし過ぎていて 夫を立てて、夫を信頼しているという事には照れもあり、控えめに言い、その代わり無駄使いや、育児協力の無さには 強く非難してしまう、という話し方の癖があると、当然修復する時も、今更ガラッと180度変わるという事は出来ないのです。
だから 「許してあげる」という姿勢から始まり 「あまり反省しとらんな」という すべてが監督のような夫婦関係になるのです。
でも、何を隠そう、本当は妻こそが 「お願い、もうこんな苦しい事、堪忍して・・・」という懇願という気持ちが土台にあるという事を気付かないといけません。
許してあげると、いうのは 許してほしい、の裏返しです。
そういう強さで、物事は解決しないという事を知って下さい。
罰則を与えたり、ペナルティーを課せたりして 今後同じ浮気問題が起きないように 力で成敗しようとしていませんか?
そんな事より ご主人の胸の内を分析する事の方がずっと効果的ですよ。
ご主人は若しかしたら許してほしいなんて思ってないのかもしれません。
妻は許す事で 前に進みたいかもしれませんが ご主人が進みたい方向は妻が見つめている方向と違うかもしれません。
むしろ 「妻が許すといってくれたから これからはばれないようにしよう」という場合だってあるのです。
許すか、許さないか。
そんな立場的な考え方より もっと大切な事があります。
許したにも関わらず ご主人が相変わらず 離婚を要求して来たり 妻との修復を無理だと撥ね付けるという事は
そこには 許すか許さないかは 関係ないのです。
でも 何故妻はここに拘るのか?
つまり 妻が許すという事は下記のメカニズムを期待していると言えるからです。
妻が許す→夫の謝罪→夫の反省→夫婦修復 と反省がセットで考えられているからです。
でも 「妻が許す→夫の謝罪→夫の反省」という事を 浮気の火種消しのように 慌ててされた作業だとしたら
そこには 本当に浮気が終わったの?という確認作業がおろそかになっている可能性があります。
大事な事は 浮気が本当に終わらせる事が出来ているか・・・・・その確認作業には若干の時間が掛ります。
それなのに、畳み込むように 修復のゴールを目指してしまったとなると そこには結果を急ぎ過ぎていると言わざるを得ません。
では、誰がそんなに結果を急いだのでしょうか?
ご主人が 「早く、早く」と修復を急ぎましたか?
恐らく それを誰よりも望んだのは妻だと思います。
そして 夫が妻とヨリを戻したいと言う事は 浮気の終結を意味します。
本当に 妻にばれたからと言って すぐに浮気相手と別れようとなるかというと それは殆どありません。
つまり、妻にばれた直後は とにかく夫は「どうしよう?」とおろおろしているだけです。
でも 態度はおろおろとは見せません。
それは妻が心の中で思っていても優しいを言えない事と同じく 思いと表面に見える事とは別という事で
夫ばかりが 心の中のエンジェルとデビル裏腹とは言えません。
それは心にもない強い事を言ってしまう妻も同じです。
そういう事で 夫婦が本音で話たいという妻もつい、強い言葉で夫を責めるのと同じで、心と言葉が別であるのは 夫も言動一致ではない事もあると知りましょう。
では今日はここまで。

まとめ
浮気を止めさせる為のセオリー
金言にして下さい
「許す」は「許さない」の裏返し

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