コラム

 公開日: 2016-08-16 

問題のすり替え

当方へ寄せられる相談者の多くに不妊治療をされている方の相談があります。
中には不妊症とセックスレスを混同している方がいます。
当然、何かしら夫婦の間に溝が出来ていて、それだからセックスレスにもなりお子様も授かりにくいというケースがあります。
この場合、明らかに子供が出来ない理由は、セックスレスです。
でも、そこに原因があるというのは辛いから、不妊治療という手段を取るという方がいます。
これは夫婦でいうと圧倒的に悩むのは妻側です。
それゆえに夫にその問題を投げかけても、夫が妻と二人三脚で取り組む協力体制がないから、こういう現状が起きているのですが、
それを夫本人に問い詰めても、夫から答えを聞ける事はまずないのです。
何故なら、男性という生き物はある意味 優しくって、ある意味は残酷。
本当に思っていることなんて 妻には告げません。
何らかの理由があって妻とは、スキンシップできなくなっています。
それが体力や性欲の低下かもしれません。
また、もしかしたら他の女性へ心が奪われていて、妻とはそういう気が起こらないということもあります。
もっとそれが進んでいる時は、夫はいずれ離婚を考えていて、妻とは子供を作る気がないということもあります。

でもそんな時に妻が子作り計画のような話をしても、夫とは噛み合わないのです。
妻にすれば、何故なぜという疑問しか湧きませんが、夫はそういう残酷な答えを言えるはずがないのです。
だから、お茶を濁す感じで、「疲れているから」とか「仕事のことで 頭がいっぱい」という苦しい言い訳になるのです。

もちろん、こういう時は妻も子供を欲しいという希望と、夫が子作りに非協力的という事への不満と複雑な思いを抱きますが
そういう時期が長くなってきたら、妻の健康妊娠年齢ということへの不安も出てきます。
そこで、妻がいうより、ドクターから子作り計画を指導してもらおうということになります。

二人で産婦人科を訪れるのは本当に辛い気持ちになります。
産婦人科を訪れる人のその殆どが、妊娠中の方で、そこには幸せな空気が漂っています。
そこで授からない自分が足を運ぶ辛さは、心身ともに大変です。
でも女性に取れば、それは幸せへの一歩ですから、なんとか気持ちを奮い立たさせるのですが、男性に取ればそこは苦痛以外何者でもありません。
もちろん、夫婦がともに子供を望み、夫婦が同じ足並みであれば、それは試練とはいえ、幸せを目指してのことです。
でも、ここで夫婦の足並みが揃っていなかったとしたら?
産婦人科に足を運ぶことが、もっと夫婦仲の悪化を生んでしまうことがあるのです。
私はあくまでも女性の味方ですから妻側の気持ちは痛いほど分かります。
でも、こういう仕事をしていると、残念ですが男性の本音も見えてしまうのです。
夫と妻で共に苦労を乗り越えようとするなら、後は笑い話に出来るといいですね。
でも、何か別の事情が隠されている場合、それが言えないとなると、夫にすれば妻の希望は益々夫婦の間に溝を作ってしまうことになります。

夫婦の間に、問題が生じると、自ずと距離が生まれます。
距離が生まれると必然的にスキンシップもしなくなります。
そうしたら セックスの回数も減り、子供を授かるチャンスは減ります。
悪循環になるのです。
だから、子供が出来ないと焦る気持ちはわかりますが、大事なことは、夫婦が共に焦っているか、否かと言うことです。
夫が子作りに対して消極的であれば、それは子供が出来ないという結果にはなりますが、だからと言って不妊とは違います。
それを混同して、ドクターのところに行けば、無理くり受精をする日を叩き出してはくれるでしょうけれど、
それは本当の解決にはなりません。
こうして本質を考えることをせず、ドクターからの指令だと夫も応じるだろうということを不妊治療と間違えている方がいます。

こうなると、もし子供を授かっても、両親が心からベビーを迎え入れられるか、ということも起きてきます。

こういうことは不妊治療に限らず、夫婦の和合の事でも相談を受けることがあります。
妻は夫ともっと仲良くしたいのに、夫が避けているケースです。
ここには妻には言えない事情が起きている事が殆どです。
でも、そういうことを夫は妻に、まともに言えるはずがない。
そうなると、妻があまり尖らないように、妻のことを大切だと言います。
ここが味噌です。
大切なのです・・・・それは家族として・・・・。
でも女性としては、仲良くできなくなっている事が生じています。
それは特に浮気とかという問題でなくても、妻とは男と女になれないという時があります。
こうなると、妻にすれば訳が分からなくなってくるのです。
でもね、男性の愛の形って色々あるのです。
そこをワンパターンに押し込めると、夫は窮屈がります。
妻が大切だという言葉は嘘ではありません。
家長として家族を愛すると言っているのです。

人には色んな部分での相性があります。

1.家人としてのパートナー
2.人生のパートナー
3.仕事のパートナー
4.趣味や価値観の合うパートナー

1から3までは、どちらかというと役割という事が言えます。
家族としても、役割を分担し合うことで上手く行くことも多いのですが、問題は4です。

夫婦も長く一緒にやってきたら、どんどんウマが合うようになればいいのですが、残念ながら長く一緒にいたからこそ
「違う」ということが分かるということもあるのです。

現に私も長く元夫と暮らして、何がわかったかというと、「夫の事が分からないということが分かった」という結婚生活でした。
「違う」ということが分かった30年間でした。

別にそれで寂しいかというと、違うと言うことはあるというのが私の結論ですから、何もかも価値観までも一緒ならそれは楽しいだろうけれど、今、思うのは「そりゃ、違うわな」という感じです。そんなピッタリ合うなら、もっと仲良く暮らせてたと思うし離婚はしなかったと思うのです。

ご主人と仲良く暮らせない妻の嘆きはとてもよく理解できます。
でも、その本質の部分が見えないまま、ワンパターンの愛の形を求めても前に進めません。

夫と仲良くしたいと相談を寄せてくださる妻の特徴は、その「違う」部分を理解できないことです。
その違うことに蓋をして、夫婦が仲良くするには?と必死にもがいているのです。

夫と妻の目指している先には何があるのでしょうか?
夫も妻とは同じ方向をみているかもしれません。
でも、行き道が違うのです。
決して、別の人生を歩こうとしているのではありません。
しかし、そのゴールは同じでも、一緒に手をつないで山頂に登ろうとはしてない夫もいます。

子供が欲しい妻には レスは死活問題です。
でも早く解決をしたいと思うあまりにドクターからの命令なら夫が動いてくれると思うのは逆効果になります。
また子育ても終り、今度は夫婦が仲良くなりたいと望んでいる方も同じです。
ダイレクトにレスの事に原因を求めるのではなく、レスには、また別の問題が含まれている事があります。

よく私のところを探されるキーワードに「セックスレスの話し合い」という問い合わせがあります。

それがセックスに対する嗜好の違いであったり、価値観の違いであったりします。
妻の事が嫌いなのではないのです。
妻は真面目だし、家族としては申し分なく大切な人なのです。
でもセックスの事は真面目に話をしようとすればするほど、夫は逃げるということになります。
皮肉なことですが、真面目な妻からのセックスの話は「真面目」だからこそ、避けたいのです。

そういう場合は、ちょっと視点を変えて見ることが必要です。
夫婦が仲良くするには、もう少し違うスパイスが必要なのかもしれません。
自分たちで解決できないからこそ、ドクターから言ってもらいたいという気持ちは分かります。
でも、やっぱり当事者がその問題の「核」の部分を分からないと本当の意味での解決にはならないのだと思います。

今日のコラムは誰にでも言えることではなく、ある少数の方にだけへのメッセージかもしれません。
ごめんなさい。
では今日はここまで。

まとめ
浮気を止めさせる為のセオリー
金言にして下さい
「許す」は「許さない」の裏返し

この記事を書いたプロ

Re;婚かうんせらぴー [ホームページ]

村越真里子

大阪府大阪市北区南扇町7-2 ユニ東梅田1506 [地図]
TEL:06-6366-1100

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
Q&A
セミナー・イベント
相談の種類と料金

面談相談初回・・・・・時間は問わず 8640円2回目以降 30分5400円電話相談初回・・・・・30分から  3240円       30分以降は 10分 1080...

夫婦の揶揄辞典
ディクショナリー

夫婦の揶揄辞典のコーナーを作りました。揶揄とは 少し皮肉な見方も含め 少し物事を裏から見た、ワードを解説していきます。正当派のまっすぐな意味を知りたい人...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
村越 真里子(むらこし・まりこ)さん

パートナーの浮気問題の解決に特化し、多くの結果を出してきました。安心してご相談ください(1/3)

 「夫婦の問題を解決するプロ」のRe;婚かうんせらぴーの村越真里子さんは、「皆様のお役に立てることはうれしく思っています。反面、相談に訪れる方々にとれば、痩せるほどの苦しみを抱え、本来ならば私のような職業の者と関わることは決して喜ばしいこと...

村越真里子プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

浮気問題解決と夫婦の関係修復は別問題とし段階的に具体策を指南

会社名 : Re;婚かうんせらぴー
住所 : 大阪府大阪市北区南扇町7-2 ユニ東梅田1506 [地図]
TEL : 06-6366-1100

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6366-1100

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

浮気問題が解決しました。

お返事、大変遅くなりました。 すみません。 長くなってし...

匿名希望
  • 30代/女性 
  • 参考になった数(17

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
夫の浮気を許すという心理

このコラムで何度か書いて来ていることですが、夫の浮気を許すという心理の中には 複雑な構図があることを改めて...

[ 大人の夫婦性教育 ]

夫婦が信じあうとは?

信じると言うこと。今日はこのテーマについて書いてみます。信じるという美談人を信じると言う言葉は、美しい...

[ 夫婦関係修復について ]

夫は浮気を反省しない。

浮気はいつ反省するのか?「夫の浮気は治らないですか?」と問われます。この議題は古今東西言われ続けている言...

[ 夫婦関係修復について ]

話し合いの効能

前回のコラムの続きで、もう少し 罪業妄想の構造をお話ししましょう。この罪業妄想が うつ病の中の一つだと言い...

[ 夫婦は話し合ってはいけません ]

信じるということ

過ぎてみて分ることってあります、その時は分らなくても・・・・。私もこの年になって(ってか、年齢はあまり公...

[ ムラコシズム、つぶやき ]

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ