コラム

 公開日: 2017-08-18 

満たされ過ぎると、心を失う

お盆が終って・・・・
京都では五山の送り火も終り、各地では精霊流しのような、しめやかな行事が行われます。
私は昔から、信心深くもなく、神も仏も、蹴っちらかして生きてきたところがあります。
だから、霊やお化けの類を一切信じていないため、亡くなった方が、霊として彷徨っているから、弔いごとをしないとバチが当たるというのも、ピンとこないのです。
これは私が、子供の頃より聞かん坊だったせいか、私を叱るときに、よく「そんな事をしていたらバチが当たるよ」と戒め過ぎたせいで、バチに慣れてしまったという事もあります。
「しっかり前を向いて歩きや」とか「よそ見してたら、こけるよ」という母親の言葉を、聞かずに、歩いていたら、しっかりこけました。
これは子供の時から、「そりゃ、しっかり前を見ずにふざけて歩いてたら転ぶよな」と、私は体験で判っていました。だからバチなんてものはないと、感じてました。
だからと言って昔の人の言う戒めを、全部馬鹿にはしていません。
子供の頃より、「原因があるから、結果がある」と、何となく感じていましたし、「勉強しなかったら、アホになるよ」という親の言葉は身を持って実践しています。
だけど、バチという言い方をした方が、子供にはわかりやすいし、そうして先人はタシナメてきたのだと思います。
そんな風に、大人の言葉を冷めて聞いてきたところがあるので、夜中にお化けが出るとか言われても、「また言ってるわ」くらいにしか感じなく、お化けや霊は大人が作り出したものだと感じています。
だから、そういう類のものを、恐れるという事はなく育ちました。
私が子供の頃には、墓場の火の玉は確かに子供を怖がらすには最適で、実際にも存在はしました。
子供心には確かに、怖いと思っていましたが、大人になって、昔の土葬があった時代には、実際墓場に火の玉は浮遊したそうですが、それも死体のリンが蒸発するという事が解明され、「火の玉があっても不思議じゃない」と考えるようになりました。
こんな風に、大昔は、単に恐れられていたものが、科学や化学の進歩で、現代は不思議なものの正体がドンドンわかってきて、人を脅かしている不思議な事って、時代が進むと、解明されるんだ、と益々、何も恐れない、可愛い気のない私が仕上がりました。
そういう意味で、私は、あまり物事を恐れません。
もちろん人間ですから、病気や災害、事故などは、人並みに怖いです。
でもそうした不可抗力の物を除けば、私はあまり怖がっても仕方がないと思っているのです。
お化けなんていない・・・むしろ生きている人間の方が怖い。
これが私の感想です。
人はナニを考えているか解らない。
長い間、生きてきて、つくづく、そう思います。
自慢じゃないけれど、こんな仕事をしていながら、離婚して10年以上経って、やっと元夫の考えていた事が今頃解明できて、何か答えあわせのような感じで、今が楽しいのです。
一緒に暮らしていた時、自分の身の上に起きてくる現実を受け止められずに、あれほど苦しんで、解らなかった元夫の考えていた事が、今は、パズルを解くように、解って来る・・・・・
何故、その時代に解らなかったのだろう?それが不思議でなりませんでしたが、今にして思えば、全部私の【私だったら、こうするのに、何故、夫はこうなんだろう?】という考えが、全てを見えなくさせていました。
夫は何故、浮気をするのだろう?
何故、子供も居るのに家族を大事にしないんだろう?
何故、妻がいながら、他の女性に心移すんだろう?
この人は、家族や妻を何と考えているのだろう?
こんな事をして平気なんだろう?

毎日、毎日、こんな事を自分に問いかけながら苦しんでいました。
今にしたら、何て苦しい自問自答をしていたんだろうと思います。
でも、今はわかります。
結論!!
だって夫は、私とは別の人格だから。
これに尽きます。
しかし、この結論が中々解らなかった原因。
それは、【私だったら、こうするのに】という考えが自分の中心にあり、この考えが全ての事を見えなくさせていました。
「私は家庭も家族も大切に思っているのに・・・」
「結婚したからには、伴侶だけ居たら充分だろう」
「日本は一夫一婦制だから、浮気はあかんだろう」
という私の考えが、全ての前提にあり、その上で夫の気持ちを考えるから、全てが駄目出しにしかならない。
だから「浮気をするなんて、どういうつもり、本当、信じられないわプンプン」になるのです。
だって、浮気をする人の気持ちなんて解るはずがない。
何故なら、私は浮気はしないから。

よく相談者が「夫の気持ちがわかりません」と言いますが、これは自分の「前提」まず外してみて下さい。
相談者がまず不倫なんて出来ないタイプだから、不倫をする人の気持ちなんて解るはずがないのです。
だから、浮気をする夫の気持ちがわからなくても当然なのです。
何故なら、それは、相談者と、その夫は別人格、別の人間だからです。
なので、妻がありながら、何故夫は浮気をするのでしょうか?という風に「何故?何故?」ばかりに囚われる必要はありません。理解が出来なくても苦しむことはない。
だから、時々、【何故?何故?】の堂々巡りから、抜け出し、その答えが欲しいなら、あなたの夫の本当の気持ちを知りたければ、あなたも一度くらい浮気をすれば良いと、私は言います。
そうしたら、「そんな事、私は出来ません」という答えが返ってきます。
ネ?だから言ってるでしょ。
あなたは浮気は出来ない人間で、あなたのご主人は浮気を出来る人間なのです。
だから、全く別の人間なのです。
特に、女性には男性の突き上げてくる性欲なんて、体感的にもわかるわけがない。
痴漢をする男性の心理なんて女性にはわかりません。
大企業の・・・・または、築き上げた地位と名声を持つ立派な職業の男性が・・・・正義の味方のような警察官が女性のスカートを盗み撮りするのです。
男性の行動(悪い)の根源にあるのは、性欲があります。
浮気はその最たるもので、すべての理性を失う瞬間に、行動へと繋がります。
こういう風に言うと、相談者の妻は「うちの夫は犯罪のような事はしません」と多少、キレ気味ですが、私は何も一般の男性を犯罪者とは言っていません。
しかし、人間、特に男性が理性を失う事の根底には性欲というのがあるという事を知らないと、何も解らないのです。
妻という女性が、男性のように突き上げてくる性欲で、人生を動かされる事なんてありません。
ただ、それほど「いえ、うちの夫はそんな犯罪は犯しません」と断言できるなら、妻である夫の心がわからないなんて事は、言いなさんな、という事です。
ここに女性特有の考え方をしているという事に相談者は気づかないといけないのです。
女性には、それほど「性」に突き動かされる事はありません(ま、最近、時々そういう女性もいますが、少数です)
昔の武将は「英雄、色を好む」で、沢山の女性を必要としました。
荒ぶる戦士は、自分の力を、女性の存在で示した物です。
男性は、仕事で力を発揮し、収入も高くなって、名誉もついてきたら、後は女性と言うのを誇らしげに所有しようとします。つまり、愛人は男性にとって、昔の軍服につけた勲章と同じなのです。
現代の男性だって、同じ。
だから、政治家になって、家庭を持っても、自分の力を誇示するのは無意識で、女性という存在を求め出すのは現代のゲス不倫を見ても解るはずです。
それを、相談者の女性が「私だったら家族を泣かさないわ」と言ったところで、絶対に男と女は違うという事を解って欲しいのです。
それを如実に表すのは、大企業や、会社社長で収入の多い夫を持つ専業主婦の妻です。
その妻が、「やっと子供も大きくなり、収入も安定してきた矢先に夫が不倫をした・・・・・私だったら、苦労を共にした妻を苦しめないわ」と、言っても、家庭を守ってきた大人しい妻には、事業で成功した荒ぶる戦士の気持ちはわかるはずがないのです。
もちろん、仕事もバリバリして、家庭も家族も大事にする夫であれば理想的ですが、人も蹴落とし、のし上がってきた結果の事業の成功であれば、そんな大人しいマイホームパパであるはずがない。
裕福な暮らしと、穏やかなマイホームパパというのは両方は望めないのです。
ここで、私がいつも感じるのは、比較的裕福な暮らしや、高額なお給料を取っている家庭の専業主婦の方が、相談者としては、一番、頑固です。
結婚しても仕事を続けて来た、妻と違い、大企業に勤める夫を持つ妻は、与えられるのに慣れすぎて、自分の努力で生活を、勝ち得た経験があまりないので、失くすことばかりに恐怖を覚えます。
もちろん、家庭が夫の不倫によって崩壊するのは、専業主婦でも、共働きの妻でも、恐怖は同じですが、やはり専業主婦の場合、暮らしが破綻するのを異常に怖がりますが、その割には、危機感がないのです。
恐怖心が強いのに、危機感がない。
このアンバランスさに私も頭を抱えてしまうのです。
これは何故か?
恐らく裕福なだから、夫のほうも、離婚をする場合は、家や財産を妻に渡しても、まだ余りあるからです。
そういう意味で、離婚の話が夫婦で。出た場合、早くも財産分与の話をするから、妻が安心してしまうか、または今の家庭を捨てるという犠牲は払わないだろうと、たがをくくってしまいます。
つまり、一般のサラリーマンの家庭は、離婚という文字が頭によぎったときには「食べていけない」という風に考えますが、裕福な家庭の専業主婦の場合、へそくりも充分有り、それ以前に、家も2軒、3軒、所有していたら、暮らしに困るということはないので、苦しみも、一般の人より、一段上なのです。
裕福というのは、色んな物を持ちすぎて、言うなれば、手の平にいっぱいグーで握り締めているから、それ以上の物を欲しがったら、一旦、手をパーに開かないといけないのです。
その点、それほど、裕福でない家庭の場合は、手の平をいっぱい開いて、欲しい幸せをかき集めようとしますが、基から手の中に抱えている人は、手放す事が苦手で、手で握り締めたまま、【まだ欲しい】と言っているのです。
私がこれまでに仕事でお会いした男性。
特に事業で大成功を収めてきている人。
こういう人で、お金儲けも上手で人柄も良いという人格者は、数少ない。
成功者は何らか、家庭を犠牲にし、登りつめた人が多いので、どこか、心を失っています。
どこか、お金にシビアであったり、ケチであったりするから、成功するのです。
妻を愛し、子供を愛し、家庭を大切にするような成功者は、ほんのひと握りです。
残念ながら、お金にケチな男性は、愛情にもケチです。
つまり、本当の愛なんて必要なくて、男性のお金や、名声に寄ってくる女性でいいのです。
そういう女性を愛人に持ったりするのです。
だから、お小遣いが乏しい男性には女性も近寄らないので、高給取りの男性は、往々にして、女性とはそういうものだと、どこかで解っています。
そこに、妻が、離婚後の生活の話や財産分与の話をして、そこばかりを心配していると、妻も夫のお金目当てかと思うようになります。
そうなると、同じお金目当てでも、若くて、綺麗なおねえちゃんと、目くじら立てて、セックスもさせてくれない妻より、セックス付きの女性を選んでしまうのです。
そこで、尚更、お金の話ばかりを妻がしてしまうと、夫は妻に対して「欲どしい」と言うようになります。
この事を中々、裕福な家庭の妻に説明しても、理解がしてもらいにくい。
これは、何故か?
生活が、安泰で保障された上での、夫の浮気には、妻も鈍感になりがちです。
長年、生活が出来ているので、放置しがちで、夫の細かい浮気のシグナルに、気がつきません。
やはり、不安と言うのは生活が脅かされるという恐怖が伴って、初めて危機感を感じるのだと思います。
先日2年ほど前かな?ある会社の社長婦人が、夫に何年も愛人が居るのを知りつつ、遊びの範囲だろうと放置していましたという相談があり、とにかく、疑いだけでは何もはじまらないので、確信を持つ為に、証拠集めに興信所も必要では?といいましたら、お金がないと言われました。
業績もよく、日本でもその分野では、何本かの指に入る大企業ですが、その社長婦人が夫の心を取り戻したいと相談に来られましたが、浮気の証拠収集というネガティブなお金を使いたくないという気持ちでしょう。
「今、お金がないのです、明日から、娘と一緒に、世界一周旅行に行くので」と言われました。
世界一周旅行って・・・・汗;
そんなのに言っている間、ご主人が浮気し放題になるよ、と言っても、それはそれ、だそうです。
あまり、手にいっぱい握り締めていると、本当に欲しい物が出来た場合も、新しい物を得る為に、手の平を開く事が出来ません。
失くす事ばかりを恐れているその、両手に、いっぱい物を持ち過ぎていると、本当に欲しい物が目の前にあっても得る事が出来ないというのが、今日のお話でした。
妻と二人三脚で一代で成功した夫婦は立派だけれど、妻が専業主婦の場合でも、急に財を成した家の場合、何か妻まで、偉そうにしているケースがあります。
とにかく、裕福な社長婦人って、どういう訳か私の話はあまり聞いてくれないんですよ・・・・ぐすっ(涙)
本当の意味で、心まで失ってしまったのは、夫だけじゃないという事を解ってください。
あまりに裕福なのは、人間を鈍感にさせます。本当のお金持ちって、もっと、心が大きいはず。
だから、世の中に、ブイブイ言っているのは、お金持ちではなく、小金持ち。
本当の裕福とは、地位と名誉があって、尚且つ3代続いた家系だと聞いたことがあります。
心まで豊かな大金持ちって、中々居ないな~と、貧乏人(私)が負け惜しみを言ってます。
あれ~~~?今日の話の始まりは、お化けのはなしだったのに・・・・
では今日はここまで、

まとめ
小心者と臆病者
浮気を止めさせる為のセオリー
「許す」は「許さない」の裏返し

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