コラム

 公開日: 2017-08-25 

嘘の構造

よく、、相談を受ける中で、「どうしたら夫を信じられるのか?」という質問を受けます。
では、あえて私からも問いたいのですが、「何故信じないといけないのか?」
これを改めて考えてほしいのです。

恐らく夫に浮気の疑いを持ったり・・・・
あるいは その疑いを夫に突き付け、問い詰めたりして・・・・

その結果、夫から「浮気相手と別れてきた」・・・・・とか、
あるいは「浮気はしてない」・・・・・とか

つまり否定をされるのです。

その結果、浮気事件は過去のものとなってしまいます。
だから、その過去の事にいつまでもこだわる妻に対して
「そんなに俺を信じられないのか?」と、信じない妻の方が責められてしまうという風に
立ち位置が変わってしまいます。

妻の望みは一つです。
夫が浮気をやめて、妻と修復すること。
その大前提として、妻が夫を信じないでどうするんだ、と
双方が夫を信じて再スタートしようという事を、ある意味、誓う事になります。

夫の浮気をしていた時の出来事が妻の脳裏にフラッシュバックのように蘇る。
夫を疑い、夫の持ち物を探っていた時、妻自身が自分が自分で嫌いになる。

こういう気持ちから、早く卒業したい。
これが夫を信じるということで乗り切ろうとします。
この気持ちは、私には手に取るように分かります。

でもね・・・・・・・
これは問題を取り違えています。

夫の浮気が本当に終わったか、どうかは別問題です。
妻が夫を信じようが、信じまいが、終わったかどうかは別問題です。
妻が夫を信じたから、浮気を終わらせる夫であれば、もともと、浮気に勘付いていなかったときは
妻は夫を信じていたのですから。

その妻が夫を信じていたから、夫は浮気を出来た・・・いや、妻が夫は浮気をしない人という風に
信じていてくれたから、浮気をしやすかった訳です。

だから、浮気が発覚し、それをやめてほしいと願い、
妻自身も「私にも反省すべき点があったから、私も努力する」と、
何となく、妻の方が、これから疑わないと約束させられてしまいます。
夫の浮気は終わった、と信じることにすることを誓約させられます。

あれ~~?
何かおかしくないですか?

そもそも、夫の事を信じて、浮気なんて疑ってなかったのに、
夫を信じたら、夫の浮気が止む、というのは、論点が違います。
ここで立場が逆転したことに気づきませんか?

でもね、夫を信じないと、これ以上前に進めないと夫から言われたら?
何なら、「夫を信じない妻なんて・・・・」と、逆切れまでされたら?

妻は、夫の逆切れに、結婚生活が終わるかもしれないと、恐怖を抱く事になります。
つまり、信じることによって、夫が以前の夫に戻り、怒ることもなくなる・・・・・

あれ~~~?

そういえば、以前、「夫の浮気を疑う暮らし」を思い出して下さい。
その時は夫を信じていたはず。
信じていたのに、浮気をされていた・・・・その状態に、また戻るという不安はありませんか?

その不安を打ち消すのが「信じる」という「盲信」なのです。

不安を感じても、それを見てみないふりをする・・・・・・
イワシの頭でも「神様」だと信じる事を「盲目」と言います。

今のあなたの気持ちは、夫といろいろあったけど、お互いに悪いところも改めあって
夫婦をやり直そう・・・・
それが信じる事を思っていても
その不安が消えてないなら、それは「盲信」しようとしているだけじゃないですか?

では、何故「盲信」しないといけないのか?

それは逆切れの夫が怖いから?
信じないと夫が離婚や別居をすると言っているから?

でもね・・・・・
こうした脅威に感じている夫と、健全な関係が築けるはずがない。

もちろん、健全でなくても、とにかくこの結婚生活を続けたい。
子供も小さいから、離婚をする訳にはいかない。
なんだかんだ、言いながら、妻自身も、反省すべき点があるから
夫だけを一方的に責めることはしない?

でもね、よくよく考えると、妻が責められていませんか?

今の構図は、夫の浮気の終わりをはっきり確認もせずに
ただ、ただ、夫を信じるという・・・・・・
「盲信」をしないと、この結婚生活は終わると脅かされている・・・・・
こういう関係は精神的DVに等しい。

私は信じるという事はどちらか一方だけでは成立しないと思っています。
逆に、どちらか一方だけが信じるとしたら、それは・・・・・・
「全面降伏」と同じです。

お互いを信じあわず、片や信じろと命令し、
片やが信じないと、現状を維持できないから盲信する。

互いを尊重しあわない関係に「信じる」という言葉を使っちゃいけないんじゃないかな?

ね?
もうそろそろ、気づいたでしょう?
貴方が思っている「信じる」なんて事は
本当は信じられないから、苦しいのです。
信じられないなら、そんなにすぐに信じる必要はないのじゃないかな?
では今日はここまで。

まとめ
小心者と臆病者
浮気を止めさせる為のセオリー
「許す」は「許さない」の裏返し

この記事を書いたプロ

Re;婚かうんせらぴー [ホームページ]

村越真里子

大阪府大阪市北区南扇町7-2 ユニ東梅田1506 [地図]
TEL:06-6366-1100

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

7

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
Q&A
セミナー・イベント
相談の種類と料金

面談相談初回・・・・・時間は問わず 8640円2回目以降 30分5400円電話相談初回・・・・・30分から  3240円       30分以降は 10分 1080...

夫婦の揶揄辞典
ディクショナリー

夫婦の揶揄辞典のコーナーを作りました。揶揄とは 少し皮肉な見方も含め 少し物事を裏から見た、ワードを解説していきます。正当派のまっすぐな意味を知りたい人...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
村越 真里子(むらこし・まりこ)さん

パートナーの浮気問題の解決に特化し、多くの結果を出してきました。安心してご相談ください(1/3)

 「夫婦の問題を解決するプロ」のRe;婚かうんせらぴーの村越真里子さんは、「皆様のお役に立てることはうれしく思っています。反面、相談に訪れる方々にとれば、痩せるほどの苦しみを抱え、本来ならば私のような職業の者と関わることは決して喜ばしいこと...

村越真里子プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

浮気問題解決と夫婦の関係修復は別問題とし段階的に具体策を指南

会社名 : Re;婚かうんせらぴー
住所 : 大阪府大阪市北区南扇町7-2 ユニ東梅田1506 [地図]
TEL : 06-6366-1100

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6366-1100

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

村越真里子(むらこしまりこ)

Re;婚かうんせらぴー

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

お礼&近況報告

ごぶさたしております。 今年一月くらいにメールを頂いてから...

N.K
  • 30代/女性 
  • 参考になった数(4

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
夫の浮気を許すという心理

このコラムで何度か書いて来ていることですが、夫の浮気を許すという心理の中には 複雑な構図があることを改めて...

[ 大人の夫婦性教育 ]

夫婦が信じあうとは?

信じると言うこと。今日はこのテーマについて書いてみます。信じるという美談人を信じると言う言葉は、美しい...

[ 夫婦関係修復について ]

夫は浮気を反省しない。

浮気はいつ反省するのか?「夫の浮気は治らないですか?」と問われます。この議題は古今東西言われ続けている言...

[ 夫婦関係修復について ]

話し合いの効能

前回のコラムの続きで、もう少し 罪業妄想の構造をお話ししましょう。この罪業妄想が うつ病の中の一つだと言い...

[ 夫婦は話し合ってはいけません ]

子供のいる人生をといない人生

今日は不妊治療について考えていこうと思います。その前に『産まないことは「逃げ」ですか?』(吉田潮/ベストセ...

[ メンタルセックスレス ]

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ