コラム

 公開日: 2017-08-27 

甘えたら負け?

実は、私は人に甘えるのが苦手です。
もっと甘えたら楽になるのに、甘えたり頼ったりすることが出来ません。
しかし、やっと心を許せる人が出来たら、急に甘えたいという期待心があふれ出します。
でも、普段から甘える事が苦手だから、人に頼る前に、自分の中では、お願いをする事を
一生懸命に予行練習し、言いにくいお願いを気軽に言えるように、自分の中で、ちょっと口に出せるように、練習をしています。
つまり、人にお願い事をする段階でかなりのハードルに感じているという事です。
これは、身近な人になれば、なるほど、「いつか甘えられるその日」を楽しみに私の中では
夢が膨らみます。
それは例えば、家の中の棚の釘が緩んでいるとか、いうくらいの些細な事だったとしましょう。
そんな、小さなことでも、普段から頼みごとが苦手だから、こんなことを頼めば夫はいい返事はくれないだろうな~と、考えてしまっています。
「あ~こんな風に言っても、やってくれないだろうな」
「こんなことを頼むのには、夫が疲れてないタイミングを見計らないと、邪魔くさがるだろうな」とか。
子供の事であったり、ただ単に家の高いところのものを取って欲しいとか、そんなくだらない事を頼むのも昔の私は、遠慮してました。
いえ、もう少し、詳しく言うと、頼みごとをして、いい返事が返ってこなかった場合を考えて、傷つくのが怖かったと言う方が、近い感覚です。
それは、元々、私の元夫に対しての期待度が高かったからかもしれません。
男は電化製品の使い方などは、取扱説明書を読まなくても、得意なはずだ、とか。
家の中の物が壊れたら、男はさっと簡単に治してくれるものだ、とか。
子供が病気になったら、仕事は適当にして、駆けつけてくれるはずだ、とか。
男だったら、こうあるべし、一家の家長であれば、こうするべし、というのを勝手に決めつけていました。
だから、その期待どうりじゃなかった場合、私もふくれていました。
それが分かるから、元夫も私からの願い事には、あまりいい顔をしなかったのです。
つまり、私は人に「あれこれしてもらいたい」と期待する割には、その結果に対して期待値が大きいだけに、満足度が低い事が、今なら分かります。
だから、元夫も私からの頼みごとには、気のいい返事をしなかったのだと、今にしては思います。
そうなれば、頼みごとが元々苦手な私としては、「こんなに勇気を奮って頼んでいるのに、色良い返事をしてくれなかった」と、必要以上に失望してしまうのです。
何なら、何かを組み立てたりすることに、とても時間の掛かる元夫にがっかりして、それが私の顔に出てしまっている事もあり、それを知った元夫は、益々私からの頼み事には、身構えてしまうという悪循環が生まれます。
例えば、若い頃は生活費も苦しかった・・・・
その為に、元夫には、「金遣いをセーブして」というお願いという、生活共同体でいいのに、もうそれを頼む段階で、私の頭の中では
「金使いの荒い夫」に対して不満を貯めて、それを口に出した時点で、生活共同体ではなく、文句を言ってしまっているのです。
その根底にあるのは、私は元夫の顔色をいつも、伺い、怖がりながら生活をしていたという事があります。
しかし人間というのは複雑で、怖がっているから、怖がりということでもないのです。
「これだけ、私が頑張っているのに、何故分かってくれないの?」という不満が根底にあるのと、
そもそも頼みごとをするのが苦手な私は、やっとの思いで頼みごとをする私の勇気を「多分わからないだろうな~」と、その時点から、もう私は怒ってしまっているのです。
その上で、私も今の年になったら分かりますが、男性だから力仕事をできるとは限らないという事です。
女性でも料理が出来ない人がいるように、男性だから、家具の修理が出来るとは限らないのです。
ちょっと、お勤めをしていた頃を思い出してみて下さい。
10人の社員がいて、10人すべての人が仕事が出来るとは限りません。
むしろ10人の内、本当に仕事の能力があるのは2人くらいです。
それなのに、私は家庭をもったら、男性は家電の修理が出来て、力仕事は気が利くくらいに手助けしてくれて・・・というのが当たり前と思っていました。
しかし、そういう助け合いという「家庭を作る」という作業は、「出来て当たり前」という期待が過ぎると、感謝の念が少ないという現象を生み出します。
そうしたら、元夫も、私からの頼みごとには煙たい顔をするのです。
結婚して、結婚式に来てくれた夫側の親戚にへの年賀状や暑中見舞いは、新郎の言葉で書くのが当たり前と考えていました。
それに対して、中々、書かない元夫に、いらつきながら、私は催促していました。
でも結婚生活が5年も経つと、「ペンを握るのが嫌いな人だったのだ」と気が付くのです。
しかし、その頃には、毎年、毎年、早く書いてよ、と頼んでいる私の事を無視することに たいてい腹を立ててしまっているので、頼む時点で、「他の家庭の父親は、みんなしてるよ」的な感じで話しています。
これじゃ、気持ちよく動いてくれるはずがない訳です。
しかも、本当は元夫が、嫌な顔をすることを、恐れているのに、だからと言って私が怖がりではなくなっています。
怖いからこそ、相手には負けないように、自分の強気を前面に出して話してしまうので、そりゃ相手からも、生意気にしか映りません。
要は、弱い自分を感じさせないように、強さで対抗してしまっている。
本当に夫婦というのは、ややこしい塊です。
長年、共白髪まで仲良くしている夫婦の特徴を見ると、それは、頼りあうのが上手な人たちです。
自分の苦手な事を、どうか助けて欲しいという風に、いう事を何とも思っていません。
そういう夫婦は、自分の苦手なものをはっきり告げて、それが解決できる事を助けてくれたらうれしいと素直に告げる事が出来る夫婦です。
だから、こういう風に、お互いが頼りあう事は悪い事ではありません。
互いの足りない部分の補いだと考えると、相手に一目置くことが出来るようになります。
その上で頼みごとをする時は「椅子のねじが緩んで危ないから直して」ではなく
「椅子のねじが治ったら、安心できるわ」と、出来るだけ、「~ならば、うれしい」とか
「~ならば、助かる」とか、「喜ばしい感情」を頼みごとの後の文章に付け加えて欲しいのです。
そんな風に考えていくと、過去の私は「~してくれないから、子供が怪我したらどうするの?」と
不満要素の言葉ばかりを言っていた気がします。
しかも、「どうせすぐにやってくれないんだから」と先回りして腹を立てている私がいました。
だから、皆さんも、不満を前面に出すのではなく、期待をする言葉を前面に出して頼みごとをするともう少し、円満な関係がうまれるのじゃないかな?
頼みごとをするのは「負け」ではありません。
また、夫に断らせないように、強気でいうのが「勝ち」でもありません。
お互いが、気持ちの良い会話が出来るといいですね。
では今日はここまで。

まとめ
小心者と臆病者
浮気を止めさせる為のセオリー
「許す」は「許さない」の裏返し

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