コラム

2014-06-27

「人は悪かれ我善かれ」では成り立たないのがゴルフ!

世界遺産でのマナー違反

2013年、ユネスコ世界文化遺産に登録された富士山を撮影しようと多くのカメラマンが訪れています。その中のひとつ、富士山と桜の有名な撮影スポットで、「撮影の邪魔だ!」として、ソメイヨシノやシダレザクラの枝が切られたり、引きちぎられたりする被害が多く寄せられているそうです。
また、世界自然遺産に1993年に登録された屋久島では、有名な樹齢3000年以上と言われる縄文杉の樹皮を鋭利な金属もしくは石等で削り取り持ち去ったという被害が2005年頃から問題となっています。
富士山と桜
世界遺産に認定された名所だけでなく、多くの観光地においてもマナー違反では済まされない被害が発生しています。北海道美瑛町の例では、丘と畑の美しい景観が、訪れる人を魅了している一方で、押し寄せる観光客が地元の農家に大きなストレスを与え、時には強い怒りを買ってしまうケースが増えているという報道もありました。

「人は悪かれ我善かれ(ひとはわるかれわれよかれ)」とは、「他人はどんなひどい目にあってもかまわない。自分さえよければそれでよい。という利己的な人をあざける意」のことわざです。そこまで思っていなくても、拙速な行為から、結果としてそうなってしまっているということのあまりにも多いこと。
今少し、思慮深くあって欲しいと思います。

「人は悪かれ我善かれ」を防止するゴルフマナー

ゴルフでは、このような拙速な行為を戒めるためのゴルフマナーがゴルフ規則第1章エチケットに記されています。ここで一部を抜粋しますので、ぜひご覧下さい。

◎ コースの保護
●不必要なコース損傷の防止
・プレーヤーは、練習スイングでディボットを取ったり、クラブヘッドを地面に叩き付けて(怒ってであろうと他の理由であろうとを問わない)コースを傷つけたりすることのないようにするべきである。
・プレーヤーはバッグや旗竿を置くときに、パッティンググリーン面を傷つけないように心掛けるべきである。
・ホールを傷つけないようにするためにも、プレーヤーやキャディーはあまりホールの近くに立ってはならないし、旗竿を抜いたり立てたりするときや球をホールから取り出すときは、特にホールに注意しながら行うべきである。また、球をホールから取り出すのにクラブのヘッドを使ったりしてはならない。
・プレーヤーはパッティンググリーン上にいるときは(特にホールから球を取り出すときは)パターに寄りかかったりなどしてはならない。
・旗竿は、その組のプレーヤーがパッティンググリーンを離れる前に、ホールの中に正しく戻しておくべきである。
・ゴルフカートの走行についての注意事項は厳格に守るようにするべきである。

初心者が覚えておきたい不必要なコース損傷の防止例

上記の項目につきましては、とくに明快な具体例で記されています。これはコースを守るだけでなく、後から来るプレーヤーへの心くばりのマナーです。初心者の方には、「なぜ、そうしないといけないの」「あとから来るプレーヤーに対して、何が迷惑となるのか」をきちんと理解していただきたいと思います。

◆ミスショットをしても、感情を爆発しない!
クラブをたたきつける
ショットの失敗をクラブや芝生面の仕業とばかりに、クラブヘッドを地面に叩き付けてコースを傷付けたりすることのないようにお願いします。またミスショット直後に思わず出る「しまった!」「噛んだ!」「やってしまった!」などの悲鳴に近い叫びや、その後までブツブツ続くショットの言い訳は、周囲のプレーヤーに不快な思いをさせてしまうことになります。大声を出してしまった後は、すぐに気分を直すことが周囲に対するエチケットです。ゴルフはメンタル・コントロールが重要です。ミスショットをしても、出来るだけ感情をコントロールできるように努めましょう。

◆旗竿の置き方
旗竿を投げる
全員のボールがグリーンに乗ったら、セルフプレーの場合、旗竿を抜いて地面に置いておかなければなりません。旗竿をホールカップから抜いたら、パッティンググリーンの外のパットの邪魔にならない場所に置きましょう。もしパットしたボールが、置いている旗竿に当たったら、2打のペナルティーとなってしまいます。
また旗竿を地面に置くときは、芝生と旗竿を傷つけないように、そっと丁寧に置いてください。絶対にホールカップから抜いて、そのまま「ポイッ!」と放り投げないようにしましょう。

◆ホールカップをまたいで歩かない
ホールの近くを踏む
「ナイス・イン!」でホールカップに入ったボールを拾い上げた後、ホールカップをまたいで歩かないように注意しなくてはいけません。なぜなら、ホールカップ付近の芝を蹴り上げてスパイクマークをつくってしまうかもしれないからです。ホールカップ付近が凹むとパットの行方に影響がでてしまいます。また、ホールカップの中から、ボールを拾い上げるときも、少なくとも靴一つ分は離れたところから拾い上げてください。そしてホールカップから拾い上げた後は、1歩後ろへ下がって、またぐことなくホールカップから離れるようにしましょう。

◆パターを杖にしない
パターに寄りかかる
他のプレーヤーがパットしている間、パターを杖代わりにして、それにもたれてパッティンググリーンを傷つけないようにしましょう。とくにホールカップからボールを取り出すときに、もう一方の手でパターを杖にしないように注意しましょう。
グリーンの面はデリケートです。必要以上に芝生に重みを掛けて、表面に凸凹をつくらないように注意しましょう。

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※インターネットでゴルフ規則の全文がご覧いただけます。
公益財団日本ゴルフ協会(JGA)サイト
http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/rulebook/index.html
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