コラム

 公開日: 2014-09-03  最終更新日: 2016-05-08

ゴルフシャツの定番『ポロシャツ』と服装規定

ポロシャツの起源

現代のゴルフウェアのシャツの主流は、誰もがご存知の「ポロシャツ」となっています。
ポロシャツの起源はイギリスのポロ競技ではないようです。
英国での初期のポロ競技には決まった服装はなく、「チャッカーシャツ (chukker shirt)」と称したクリケット用の襟なし半袖のTシャツやタートルネックセーターなどを多く着ていましたが、その中でもポロ競技の時、襟のあるシャツは襟が風にあおられて、顔や首などにぱたぱたと当たることから、襟先にボタンのついたボタンダウンカラーシャツが、ポロ競技用の代表的な服装のひとつになっていました。

しかし、20世紀になって「テニス用シャツ」として、新感覚のニットシャツが登場すると、早速ポロの競技者が着用を始め、それがポロ競技者のシャツとして「ポロシャツ」の名前で定着したのが始まりのようです。

現在のポロシャツの原型を固めたのは、1927年のデビスカップに優勝するなど活躍し、フランスの花形テニスプレイヤーだったルネ・ラコステさんが、1933年に創業したワニのマークでおなじみの「ラコステ(LACOSTE)」だそうです。
ルネ・ラコステ
ラコステの影響からテニスの試合で着用するプレイヤーが増え始め、一般にも普及して行ったといわれています。この事から、海外ではポロシャツのことをテニスシャツ(Tennis shirt)とも呼ばれています。

そして1955年、それまで下着メーカーだったマンシングウェアがペンギンのマークを付けてゴルフウェアとしてのポロシャツの販売を始めました。

ポロシャツを着る他のスポーツでもシャツの裾は中に入れなきゃならないの?

プロアマ問わず、ゴルフの競技規定の中に服装についての項があります。
そこには「シャツの裾はズボンやスカートの中に入れること」とあります。

ゴルフと同じようにポロシャツを定番とするテニスの服装規定では、シャツの裾を入れる「タック・イン」などの規定はあるのでしょうか?
ラコステさんの写真を見ると「タックイン」しているのもありますが、世界で大活躍中の錦織選手などを見ると、テニスでは、とくに動作の激しい運動なので「タックイン」していません。
錦織選手
テニスの競技規定には服装についての規制がされていますので紹介します。
*******************
(1)テニス専用シューズとテニスウエアを着用すること。
 Tシャツ、ランニングシャツ、ランニングパンツの着用は禁止。
 Tシャツかどうかの判断はレフェリーの裁量に任される。
 ウォームアップスーツは、ウォームアップ時のみ。
(2)ストッキング、膝が隠れるソックスは長ズボンと見做され、原則として着用できません。
*******************
以上なっており、ゴルフのように「タックイン」が問題にはなっていません。

その他ポロシャツを着用するスポーツにサッカーやラグビーがあります。
また、サッカーでは2012年に日本サッカー協会において「シャツの裾をパンツに中に入れてプレーしなければならない」という規定が廃止されました。それまでもFIFAワールドカップや様々な世界のリーグ等においては、「タックイン」についての言及がされておらず、日本だけのルールだったようです。
サッカー&ラグビー
ラグビーにおいての服装規定は、危険防止のために非常に詳細に決められています。近年はラガーシャツの形状も変わって来ています。ほぼ襟もありません。もちろん「タックイン」規定もありません。

「タックイン」が世界中で定められているのは、ゴルフだけのようです。ゴルフがラウンジスーツやニッカースーツなどのスーツ姿でプレーしていたときに着ていたYシャツの延長線上にゴルフシャツがあるからだと考えられます。

ポロシャツの種類分け

ファッションから見ると、テニスポロ(フランスタイプ)とゴルフポロ(イギリスタイプ)ではディテールが違っていたそうですが、今はディテールの組み合わせのバリエーションも豊富で見分けが困難ですし、 ラコステもゴルフウェアを作っていますので、サイズ感や見た目から「タックイン」、「タックアウト」を見ていきたいと思います。

■ポロシャツのサイズ感は大きく分けると2種類ある
大きく分けると、「クラシックとモダン」、 言い換えると、「おじさま向けと若者向け」となります。

<クラシック・スタイルのポロシャツ>
運動着らしく全体的にゆとりがあります。着丈は長め。なぜかというとタックイン前提で作られているからと考えられます。 着丈が長い方がタックインしやすく、ゴルフプレー中にしゃがんだ時も下着が見えたりしません。昔に遡るほど着丈が長くなりインしないとだらしなく見えます。 基本的にクラシックなポロシャツは「タックイン」するものなのです。
タックインとタックアウト

<モダン・スタイルのポロシャツ>
体にフィットするよう化繊のストレッチ素材が使われていることも多いです。 全体的にタイトで袖丈や着丈も短め。襟も小襟。着丈は年々短くなっています。さすがに着丈の短いシャツでは、しゃがむ度に裾が勝手にパンツから出てきますので、「タックアウト」するのが自然となります。
タックアウト用ポロシャツ

一般的には、クラシックは「タックイン」、モダンは「タックアウト」が見栄えが良いといえます。ゴルフショップを見ると、男性用はほとんどが着丈の長いクラシック・スタイルで、女性用は着丈が短いモダン・スタイルのポロシャツが多いですね。女性の「タックアウト」「へそ出し」もやむを得ずというところでしょうか。

女性は、男性とは違ったゴルフウェアの変遷があります。男性と女性のゴルフウェアは、同じ基準で考えないほうがよいのかもしれませんね。

*******************************
『なぜ、ゴルフ場でジーパンはNGなのか? ~もう迷わない。ゴルフ場での服装選び』
amazon 電子書籍本の販売ページはこちら(kindle版)
*******************************
Facebookにおいて具体的なマナーやルールの事例を写真付きで毎日更新中!
ぜひご覧ください。
「今からでも遅くないゴルフマナー&ルール」
*******************************
ディボット・スティック専用サイトはこちら
アマゾン・ショップはこちら
*******************************
新有馬開発株式会社/有馬カンツリー倶楽部
〒669-1334 兵庫県三田市中内神南山841
TEL:079-565-2111 FAX:079-565-2121
URL:http://www.arimacc.jp/
*******************************

この記事を書いたプロ

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部) [ホームページ]

マナー講師 谷光高

兵庫県三田市中内神南山841 [地図]
TEL:079-565-2111

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

50

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
DIVOT STICK
現在、全15色

■■ボールマーク修復具&ティー『ディボット・スティック』■■2013年10月、ゴルフマナーの基本「ボールマーク修復」のための新しい修復ツールとして「ディボット・ス...

有馬カンツリー倶楽部
18と10

弊社が運営する「有馬カンツリー倶楽部」をご紹介させていただきます。◆立地と交通:好立地で至便性抜群➀中国自動車道・六甲北有料道路の神戸三田ICから3km(約...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
谷 光高(たに・みつたか)さん

ゴルフマナーの向上へ、3本柱を掲げて活動(1/3)

 兵庫県三田市の「有馬カンツリー倶楽部」は、1960年に創設された歴史あるゴルフ場です。大阪や神戸からのアクセスも便利で、広い打ちっ放し練習場やていねいな接客も評価され、ゴルフ誌の「人気急上昇コースランキング」では近畿エリアで3位に選ばれる...

谷光高プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

ゴルフマナーの向上に3本の柱で取り組みます

会社名 : 新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)
住所 : 兵庫県三田市中内神南山841 [地図]
TEL : 079-565-2111

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

079-565-2111

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

谷光高(たにみつたか)

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

もっと多くの人が参加し、ゴルフマナーやルールを知ることが大事と思った!

初めて、ゴルフマナーやルールを知る機会となり、とても良か...

K.A
  • 20代/男性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
ボールマークをキレイに直せますか?
イメージ

 グリーンフォークが苦手でして・・・ ボールマークの修復に必要なツールとして長年に渡って君臨してきたグリ...

[ みんなのゴルフコースを大切にするマナー ]

スロープレーの罠にはまっていませんか?
イメージ

「こんなに急いでプレーしているのに、“遅い!”って言われた!」「走っても前の組に追いつかない・・・下手だか...

[ プレー時間を守るゴルフマナー ]

なぜゴルフには、シャツの裾を入れる「タック・イン」規定があるの?
イメージ

 「タック・イン」とは? 1894年のUSGA(全米ゴルフ協会)の設立以降、アメリカ全土にゴルフが広まるにつれ、...

[ ゴルフの服装マナー ]

女子プロゴルファーが試合中に人命救助!
イメージ

ロサンゼルスタイムズにも掲載された実話です。 月曜日の予選会に参加していたメアリープロ 1988年5月16日月...

[ ゴルフの歴史やエピソード ]

グリーン上に残るゴルフシューズの傷跡から見えるもの
イメージ

 今、あなたが最も改正して欲しいルールは? 20年ほど前、アメリカのゴルフ雑誌が約5000人の読者を対象に次の...

[ 社会人に役立てて欲しい「ゴルフの効用」 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ