コラム

 公開日: 2014-09-10  最終更新日: 2014-10-31

プロゴルフ男子ツアー 今からでも遅くない?「ジャケット着用」

「ジャケット着用」義務化を申し入れたのは、当事者である選手会!

国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は、「フジサンケイクラシック」(9/4~7)から、大会会場のゴルフ場に入る際のジャケット着用を選手に義務付けることになりました。JGTO規定のドレスコードに「ジャケット着用」を付け加えたもので、違反すると10万円の罰金が科せられることになりました。

JGTO規定のドレスコードは、ゴルフ場のクラブハウスに入る際の服装として、ジーンズやサンダル、襟のないTシャツなどを以前から禁止していましたが、「ジャケット着用」に関しては規定がされていなかったということです。

今回、最初に声を上げたのが、池田勇太選手会長率いる選手会で、選手会側からJGTOにルールの厳格化を申し入れ、JGTOに取り締まり業務を依頼し、男子ツアーの人気回復、そしてゴルフ界発展を目的とし「プロとして、マナーは大事だし、ゴルファーの見本でなければいけない」と選手会が提案したそうです。

人気低迷中の男子プロツアーに危機感を持って、選手会がドレスコードに着目し、声を上げたことは素晴らしいことと思います。

ゴルフの歴史から考えると、規定になかったことに疑問!

8月21日マイベストプロに掲載したコラムでは、サイト上にある「JGTOクォリファイングトーナメント実施要項」(http://www.jgto-qt.jp/outline.html)において「エチケットとマナー」の項目な中に、すでに『(1)服装、身だしなみ等に関して』として『8トーナメント会場に最初に入る日と大会最終日のゴルフ場の行き帰りについては、必ず、ジャケット又はスーツを着用すること。』と定められていましたが、レギュラーツアーのトーナメント規定では規定されていなかったのでしょうか?

確認していないのでわかりませんが、もし今まで本当に規定がなかったのであれば、その方が不自然ですし、不思議です。JGTOでは、プロ選手の一挙手一投足が一般プレーヤーに与える多大なる影響への認識の甘さが、現在の人気低迷の一つになっているかもしれないという危機感もなかったのでしょうか?
いくらQT実施要項で「ジャケット着用」が規定されていても、その上のクラスが規定されていないのであれば、規定を徹底することなどできません。

また取材を受けたJGTOの部長の発言がGDOニュースサイトに掲載されていました。
そこには、今回、選手会側からの要請を受けたことに対して「チェック担当を付けるという意味では協会の負担にはなりますが、選手会の要望には協力していきたいと思います。」との発言。「協力」ですか。まだこの程度の感覚なのかと失望しました。

このGDOニュースには、過去にドレスコード違反があっても、注意を受けた選手はいるが、この制度で罰金を支払った選手はなく、さほど取り締まりがされておらず、実態としてTシャツ姿でコースに出入りする選手は少なくないとあります。また、ファンからは「試合帰りの飛行機でサンダルを履いた選手を見た」などという声も寄せられ、規定以外の場所でもプロの服装に厳しい視線が向けられていることもあるそうです。JGTO「TOUR NEWS」には、2005年以降何度も「エチケットマナーの向上」がうたわれていますが、ほとんど前進が無かったようですね。

当面はトーナメント開催週の火曜、水曜に多くの選手が会場入りするため、玄関前にチェック担当者が張り付くそうです。選手はジャケットを着用するか、暑い場合には着用まではしなくても持参していれば良いが、手にも持たずに玄関をくぐり抜けた場合は、1度目から違反として罰金10万円が科せられることになるそうです。
試合期間中の出入りにはジャケットの義務はなく、予選落ちをした選手が帰る金曜日もチェックはしないそうです。
最終日の日曜日は再びチェック担当者が張り付き、精算を済ませて帰る選手がジャケットを持参しているかどうか、目を光らせることになるということですが・・・
「試合期間中はいらない」のはなぜなのでしょうか? 

エチケットマナーのなし崩しは、日本ゴルフの存続にかかわる危機


弊社では、このマイベストプロやフェイスブックを利用して「エチケット・マナー」について真剣に考えています。
ゴルフというスポーツにとって、「エチケット・マナー」を遵守することが、これからもゴルフが長く親しまれるために必要なことであり、これが失われることによってゴルフが失われるという危機感から始めました。
おおげさかもしれませんが、ゴルファー全員が、プレーペース無視、グリーンを削ったり、コースを痛めても気にしない。打ち込みや球探しの時間も気にしない。コンペだからといって、2組3組が一緒にラウンドする。服装は暑ければ、上半身裸や水着でプレー、足元はビーチサンダルなどなど。今ではありえませんが、将来はわかりません。
女性のゴルフウェアが150年の間に肌の露出が一切ない「ロングドレス」から、当時では想像もできなかった「襟付きノースリーブ」と「ホットパンツ」でもOKとなったように。

「エチケット・マナー」や「ルール」無視の事態にまで陥らないように、正しい「エチケット・マナー」、正しい「ゴルフルール」を、この場を借りながら我々も学んでいきます。皆様にもぜひこの活動にご協力をいただき、ともに学び、広げていっていただけたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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