コラム

2015-03-17

「求職高齢者」の雇用について ~ゴルフ場での経験から

国の「新成長戦略」では「急速に進展する我が国の少子高齢化に伴う労働力人口の減少を跳ね返し、経済の活力を維持するためには、若者、女性、高年齢者など全ての人が可能な限り社会の支え手となることが必要である。」としています。
そこで、今特に注目されているのが高齢者の雇用です。

弊社が運営する有馬カンツリー倶楽部は、大阪神戸のベッドタウン兵庫県三田市にある開業55年のゴルフ場です。
私は代表になってまだ3年ですが、人事については10年以上前から携わってきました。
将来の事業承継を見据えて、不景気ではありましたが、積極的人材採用による強固な組織づくりを目指し、その中で、地域の「求職高齢者」が担う役割を考え、積極的に雇用を推進しています。

この弊社の取り組みが認められ、「地域高齢者の就労機会を創出し生涯現役で働ける職場作りを推進している先進企業」として、「平成25年度高齢者雇用開発コンテスト」にて厚生労働大臣表彰特別賞を頂戴することができました。

平成26年9月にはフジテレビの「新報道2001」に取り上げられ、また今年平成27年2月にはよみうりテレビ「かんさい情報ネット10」の「ゴーゴー若一調査隊」という特集コーナーでも取り上げていただきました。



高齢者割合は昔から高く、若者不足による将来への不安があった

しかし、私が入社した平成8年ごろは、「高齢者を積極的に雇用する」などとは言ってはいられない状況でした。現在よりも、はるかに高齢者割合が高かったのです。
反対に「若者がいない」ことが、企業の将来を考える上で大きな問題となっていました。

例えば、平成10年時点で、私が最初に配属されたコース管理16人のうち、当時28歳だった私が一番低年齢という状況でした。

将来のことを思うとメチャクチャ不安でした。
「将来の事業承継のために転職してきたのに、いざというとき、自分の左右に誰も人がいないかもしれない」と本気で不安になりました。

そこで、ある程度仕事が分かり始めた平成13年ごろから、若者を積極的に採用していきました。不景気ということもあり、低賃金でも採用は順調に進みました。

こうして将来への不安を少しだけ取り除くことができましたが、今度は業務上、非効率な状況が見えてきました。
正規雇用の若者が多くなり、勤務時間や休日などの制約(経営者視点ですみません)から、朝夕のお客様のいない時間帯のコース管理業務や早朝のポーター、昼食時のレストランなどにおいて、人を入れて仕事をするべき特定の時間帯に柔軟に人を回すことができないなどの効率の悪さが露呈してきました。

そこで、柔軟かつ効率良く社員を必要な場所、必要な時間帯に配置するための策として「求職高齢者の雇用」を考えるようになりました。
時間に余裕があり、特定の仕事だけ、及び短時間勤務でも喜んで従事してくれてるような高齢者を採用し、高齢者と若者を業務遂行上、うまく融合できるように考えました。
グリーン刈込
ゴルフ場という特性を活かして、ゴルフコース管理の早朝作業と夕方作業、クラブハウス内外の清掃作業、ポーター係、売店での販売員などの様々な部門で、高齢者が活躍できる場を設けています。
ポーター
ここでは私自身の経験から「求職高齢者雇用」についてお話ししたいと思います。

「求職高齢者雇用」のメリットとデメリット

求職高齢者の雇用について、みなさんはどのようにお考えでしょうか?
●若者と高齢者の身体的能力の差が大きい
●身体的能力の低下により怪我の発生率が高くなる
●新技術新知識の習得などで、高齢者各人の能力の差が大きい
●頑固な人が多い
●若返りが図れない
このようなデメリットが、まず思い浮ぶことでしょう。

しかし、求職高齢者を雇用し、活用することによって企業に与えるメリットはいくつもあります。

○人件費が節約できる
○勤労意欲があり、礼儀正しく、勤務態度もよく、信頼できる労働力である
○経験に裏付けされた知恵や豊富な人脈など目に見えない貴重な資源を活かせる
○特定求職者雇用開発助成金や高齢者雇用開発特別奨励金などの助成が受けられる

ここで大切ことは、求職高齢者の雇用によって、若者の就労機会を奪うことがあってはなりません。若者と中高齢者がうまく融合する職場環境をつくることによって、次代にまで人材がつながる企業となり得ると考えています。
求職高齢者の活用は、現状の維持や窮状打開を図るだけでなく、将来を見据えたものでなくてならないのです。
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URL:http://www.arimacc.jp/
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マナー講師 谷光高

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