コラム

2015-11-19

「ジャケット着用」などのドレスコードは本当に守らなきゃいけないの?

昔に比べると、ゴルフの楽しみ方が多様化しています。友達同士でのゴルフ、夫婦や家族でゴルフ、老人会や自治会など地域の人達とのゴルフなどなど……。

そうはいっても、今でもビジネスでの利用がまだまだ多いのが現実です。若い方もいつ取引先の方とゴルフをする機会が訪れるかわかりません。
いつもは打ちっ放しの練習場で楽しんでいる人が、初めて取引先のゴルフコンペに行くことになった時に、「一体、どんな服装で行けばいいんだろう?」と悩むことでしょう。
ジャケット着用
「ドレスコード」というと堅苦しい気がしますし、ルールのうるさいところには行きたくないと考える人もいるでしょう。来場時はジャケットやブレザーの着用、ジーンズやサンダルは禁止など……。

「ドレスコード」はユニフォームではない

ゴルフ場も来場してくれているゴルファーに「うるさいなぁ」と思われたくはありません。
だから、ゴルフ場の対応は二極化が進んできています。ドレスコードがないゴルフ場が増えてきましたし、プレー時のドレスコードはあっても「ジャケット不要」としているゴルフ場も増えてきました。

インターネットでの予約が一般化し、ゴルファーも「うるさいことを言われるのが嫌だなぁ~ 」と思ったときには、服装自由のカジュアルなゴルフ場を選ぶことができるようになっています。自分たちのニーズにあったゴルフ場を自由に選択できるのは当然のことだと思います。

ただ、伝統や格式のあるゴルフ場に行くときだけ、「ゴルフ場に怒られるから、服装をちゃんとしよう」というのは、もったいないと思うのです。それでは、ドレスコードがゴルフ場のためにあるような形になってしまいます。
怒られると思って、おどおどしながらでは、せっかく滅多に行くことができないゴルフ場でのプレーなのに楽しむことができません。ゴルフ場から注意をされなくても、エチケットを知らなかったために恥ずかしい思いをすることもあるかもしれません。

かつてのゴルフ場では、年配の方たちが同伴の若い人にエチケットやマナーを教えていました。もしくは支配人などゴルフ場関係者にそっと伝えてくれていました。

「ジャケット着てへん人がおるで。注意せんでいいのか?」
「ランニングシャツでウロウロしている奴がいるで!」
ごめんなさい
そういうときには、ゴルフ場支配人が、該当するお客様に「次回からジャケットの着用をお願いします」、「上着を着ていただけますでしょうか」と服装を改めてもらうようにお願いしていました。

以前はどのゴルフ場でもだいたい同じようなドレスコードを持っていたので「ルールです」と言えば、「あぁそうか。わかった、わかった」とすぐに理解できる状況でした。ゴルフ場が、暗黙の業界ルールとして足並みをそろえていたから、それで済んでいたわけです。

ところが前述のように、ゴルフ場が二極化してくるとそういうわけにもいきません。
もしサッカーや野球、陸上競技などのようにユニフォームがあれば、話はカンタンだったでしょう。しかしゴルフのドレスコードは、競技用ユニフォームとして決まっているわけではありません。

ゴルフ場によってドレスコードが変わるので、ますます戸惑うようになったのです。プロじゃないのに、競技志向でもないのに、どうしてドレスコードを守る必要があるの?という考えも出てきてしまうのです。

「ドレスコード」は誰のためにある?

今までドレスコードに沿った服装でゴルフ場に来てくれていた私の友人が、ある時からブラックジーンズをはいて、ジャケットの下にはTシャツという服装で来るようになりました。

その理由を友人に尋ねてみました。すると彼は、今まではゴルフに行く前に必ずそのゴルフ場のサイトでドレスコードを調べてから行っていたそうです。けれど、同行者がドレスコードを守っていなくても、誰も何も言わない。そうしたことが何度か続いたので「なんだ、そんなに気にしなくてもいいのか」と考えるようになったというのです。

最初、「自分はちゃんとしよう!」と意識していたけれど、誰からも注意されないのなら「いちいち調べなくてもいいか!」となってしまったわけです。そして「せめてジャケットだけは着ていこう。それならどこに行っても文句を言われるはずはない!」と思うようになったそうです。
タンクトップとジャケット
「ゴルフ場に怒られるから」ということが判断基準になってしまうと、こんなズレたことになってしまいます。
本来、ドレスコードが存在する理由は、ゴルフ規則第1章“エチケット”で最も大切な「他のゴルファーに対する心配り」なのです。これはアマチュア、プロ、競技志向、エンジョイ志向などは全く関係ありません。すべてのゴルファーに対して求められるエチケットなのです。

「ドレスコード」の現実

日本の多くの会員制ゴルフ場では、それぞれのゴルフクラブの理事会役員会やエチケット委員会で定められたドレスコードがあります。

しかし近年、集客を一番の目的としているゴルフ場では、定められたドレスコードを守ることは二の次となっているのが実状です。守らない人がいたとしても、それに対して毅然とした態度を取ることができずに静観しています。

こういったゴルフ場が多くなったためにドレスコードを守ることに対して、戸惑いや批判の声がインターネット上などであがっています。こういった状況では、初心者ゴルファーがどんな服装をすればいいのか分からなくて当然です。
昔の写真
ドレスコードは、各ゴルフクラブが各々で決めているに過ぎません。
しかし会員やゴルファーの社交場として、長きにわたりそのゴルフクラブの歴史とともに育まれてきた大切なルールとも言えます。ゴルファーとしてゴルフ規則を遵守することと同じぐらい、プレーするゴルフ場のルール及びドレスコードを守ることは、とても重要なことなのです。

「プレーしたい!」と自ら選んだゴルフ場のルールを守るだけのこと

近年、入退場時のジャケット着用を義務付けないゴルフ場が増えてきました。「ドレスコードを遵守させることに力を注ぎたくない」、「今時の若者ニーズに合わせよう」というゴルフ場の考えによるものだと思います。
これも時代の流れに沿ったゴルフの考え方だと思います。
これからもますます増えていくことでしょう。
また酷暑期のみジャケットを着なくてもいいというゴルフ場も多くあります。

結局、自分たちのニーズにあったゴルフ場を選択して楽しめば良いだけのこと。
友人たちと気楽に安価でプレーできるゴルフ場を選ぶのか、接待などの社用で上手く利用できるゴルフ場を選ぶのか、自由に選択して、自分たちがプレーすると決めたそのゴルフ場のルールに合わせればよいだけのことなのです。
俺
ドレスコードを無視する人がいるからといって戸惑う必要はありません。プレーするゴルフ場が定めたルールを守るというだけのことなのです。
*******************************
Facebookにおいて具体的なマナーやルールの事例を写真付きで毎日更新中!
ぜひご覧ください。
「今からでも遅くないゴルフマナー&ルール」
*******************************
『なぜ、ゴルフ場でジーパンはNGなのか? ~もう迷わない。ゴルフ場での服装選び』
amazon 電子書籍本の販売ページはこちら(kindle版)
*******************************
ディボット・スティック専用サイトはこちら
アマゾン・ショップはこちら
*******************************
新有馬開発株式会社/有馬カンツリー倶楽部
〒669-1334 兵庫県三田市中内神南山841
TEL:079-565-2111 FAX:079-565-2121
URL:http://www.arimacc.jp/
*******************************

この記事を書いたプロ

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部) [ホームページ]

マナー講師 谷光高

兵庫県三田市中内神南山841 [地図]
TEL:079-565-2111

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

15

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
DIVOT STICK
現在、全15色

■■ボールマーク修復具&ティー『ディボット・スティック』■■2013年10月、ゴルフマナーの基本「ボールマーク修復」のための新しい修復ツールとして「ディボット・ス...

有馬カンツリー倶楽部
18と10

弊社が運営する「有馬カンツリー倶楽部」をご紹介させていただきます。◆立地と交通:好立地で至便性抜群➀中国自動車道・六甲北有料道路の神戸三田ICから3km(約...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
谷 光高(たに・みつたか)さん

ゴルフマナーの向上へ、3本柱を掲げて活動(1/3)

 兵庫県三田市の「有馬カンツリー倶楽部」は、1960年に創設された歴史あるゴルフ場です。大阪や神戸からのアクセスも便利で、広い打ちっ放し練習場やていねいな接客も評価され、ゴルフ誌の「人気急上昇コースランキング」では近畿エリアで3位に選ばれる...

谷光高プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

ゴルフマナーの向上に3本の柱で取り組みます

会社名 : 新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)
住所 : 兵庫県三田市中内神南山841 [地図]
TEL : 079-565-2111

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

079-565-2111

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

谷光高(たにみつたか)

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

日頃、ゴルフルールに疎くて処置に困っていたことが理解できた!

今までにゴルフレッスンを受けたことがなく、ゴルフのプレー...

W.T
  • 20代/男性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
ボールマークをキレイに直せますか?
イメージ

 グリーンフォークが苦手でして・・・ ボールマークの修復に必要なツールとして長年に渡って君臨してきたグリ...

[ みんなのゴルフコースを大切にするマナー ]

スロープレーの罠にはまっていませんか?
イメージ

「こんなに急いでプレーしているのに、“遅い!”って言われた!」「走っても前の組に追いつかない・・・下手だか...

[ プレー時間を守るゴルフマナー ]

なぜゴルフには、シャツの裾を入れる「タック・イン」規定があるの?
イメージ

 「タック・イン」とは? 1894年のUSGA(全米ゴルフ協会)の設立以降、アメリカ全土にゴルフが広まるにつれ、...

[ ゴルフの服装マナー ]

女子プロゴルファーが試合中に人命救助!
イメージ

ロサンゼルスタイムズにも掲載された実話です。 月曜日の予選会に参加していたメアリープロ 1988年5月16日月...

[ ゴルフの歴史やエピソード ]

グリーン上に残るゴルフシューズの傷跡から見えるもの
イメージ

 今、あなたが最も改正して欲しいルールは? 20年ほど前、アメリカのゴルフ雑誌が約5000人の読者を対象に次の...

[ 社会人に役立てて欲しい「ゴルフの効用」 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ