コラム

 公開日: 2016-07-20 

スロープレーの罠にはまっていませんか?

「こんなに急いでプレーしているのに、“遅い!”って言われた!」
「走っても前の組に追いつかない・・・下手だから仕方がない・・・」
「ハーフプレー2時間10分なんて、右へ左へ飛ぶ初心者には不可能!」
「こんなに一生懸命に頑張っているのに、なぜプレーペースが速くならない!」
自分のプレーは早く完了する
そんな頑張っている初心者、初級者のみなさん!!
「ゴルフなんて気を使うばかりで全然楽しくない・・・」という前に少し聞いてください。

スロープレーの罠に陥っているのかもしれません。
ちょっと意識と動き方を改善すれば、プレーペースは簡単に速くなります!
そして「ストロークはゆっくり!ラウンドーペースは速く!」ということが実現できます。

まずは、普段のプレーを振り返ってみましょう。
ここではセルフプレーを前提に考えていきます。

1.「プレー中、全員がゴルフカートに乗って移動していませんか?

日本のゴルフ場のカートは5人乗りが主流です。プレーヤー全員が乗り込んで移動することができます。ただし、常に全員が乗車するのは、主にジョイント(ホールとホールの間)を移動するときだけと考えておきましょう。

もちろんプレー中の乗車もOKですが、わざわざ毎ショットの都度、全員が乗車して移動するのはプレーの遅延に他なりません。
プレーはホールという前方の目標に向かって前進していきます。カートとボールの間を何度も移動する横の動きが多くなると必然的に時間がかかってしまうのです。
全員カートに乗って
リモコンカートでも同じことが言えます。適切なタイミングでの移動が重要です。
近年、ゴルフカートのフェアウェイ乗り入れコースが増えてきています。
移動速度が速いとはいえ、全員を乗せるために縦横無尽にカートを移動させるのはプレーの遅延につながりますし、芝生の保護にも悪影響となります。フェアウェイに乗り入れたゴルフカートも横断移動を最小限に控えるようにしましょう。

2.「ボールのところまで手ぶらで移動していませんか?」

プロの試合を見ているとボールのところまで大きく手を振って颯爽と歩いている姿を見て「かっこいいなあ!」とあこがれます。
でも、自分がプレーしているときに同じようにてぶらでボールのところまで移動するのは、ちょっといただけませんね。

ボールの位置に到着してから残距離を計算してクラブを選択し、ゴルフカートまで行って必要なクラブ1本だけ抜いて、またボールの位置まで行く・・・ボールの位置まで来たとき「やっぱり、これは違うな・・・」とまたカートまで行って違うクラブを抜いて戻る。そしてストロークし終えたら、使い終えたクラブを1本だけ持って、そのまま悠然とボールのところまで移動する。そしてボールのところで残距離を確認して・・・・・を繰り返す。

どうです?
同じようなことをしていませんか?

カートを停車する位置は、できるだけボールの近くに止めようと考えるのが人の心理です。
だから多くの場合、ボールの位置の横並びとなります。そうするとボールとカートの間の移動は、主に横の移動となります。先ほどと同じく横の移動が多くなると前進できないためにスロープレーの要因となってしまいます。
クラブを数本持っていく
グリーン・オンするまでに必要であると思われるクラブを、あらかじめ数本持っていると便利です。カートに戻る必要がありません。
「クラブを数本持って移動しよう!」と言われる所以はここからきています。
できるだけ横断する動きを少なくし、ホールに向かって前進するためなのです。

そうすると、焦って走らなくても、また打ち急がなくても適切なプレーペースを守ることができるのです。

リモコンカートなら誰も乗車していなくても前進させることができます。
人が運転しなければいけないカートの場合は、カートの近くにボールのある人が運転して前進させるようにしましょう。

3.「プレーする順番にこだわりすぎていませんか?」

通常のストロークプレーでは、プレーの順番に対する罰則はありません。順番を守るのはエチケットマナーと安全のためという理由です。
もちろんプレーする順番は、ホールから遠い人からプレーすることが原則です。
だまって順番を変えて打ったり、同時打ちは大変危険です。だからといって、何が何でも順番通りにしなくてはいけないということもありません。

打つ人の前方に出ることは危険ですが、常に後ろから見守る必要もありません。
次の順番の人がボールを探していたり、まだ準備が整っていないときなど、先に打っても問題ない場合は、速やかにボールのところまで進み「お先に」と言ってプレーするようにしましょう。

4.「自分のルーティーンの間、すべての時が止まっていませんか?

2016年からLPGA(日本女子プロゴルフ協会)では、プレー時間を短縮するために1打50秒以内という1ストローク当たりの制限時間が設けられました。
アドレス時間が長いと直接的にスロープレーにつながるということを示しています。
ルーティーンが長い
人それぞれ打ちやすいタイミングがあると思います。しかし、ストロークするまでのルーティーンが長い人の場合、その長い長いルーティーンの間、同伴者は息を止めて微動だにせず、すべての時が止まってしまったかのようになってしまいます。
ルーティーンの長い人は、短くすることを考えたり、自分のプレーを待っている間にあらかじめルーティーンを進めておくなどの工夫が必要です。

5.「ボールの行方を全員で見ていますか?暫定球を忘れていませんか?

ラウンドペースに大きく影響するのは「ボール探し」です。ボール探しはルール上5分間と定められています。7分や8分間隔で後続の組がやってくる中、この5分間によって、簡単に渋滞をつくることができます。そうならないようにボールの行方は同伴プレーヤー全員で見守るようにしましょう。そして結局ロストボールやOBであったという場合にも備えて、あらかじめ暫定球は打っておきましょう。5分間探したあげく、打ち直しに元の場所に戻らなければいけないということがないように気を付けましょう。
ボールの行方を見る

自分のプレーを思い返してみてください。
プレーが速くならない原因は必ずあるはずです。
しかし、少しの意識改善と工夫でプレーペースは断然速くなります。
しかも焦ることなく、落ち着いてプレーすることができるのです。

*******************************
Facebookにおいて具体的なマナーやルールの事例を写真付きで毎日更新中!
ぜひご覧ください。
「今からでも遅くないゴルフマナー&ルール」
*******************************
『なぜ、ゴルフ場でジーパンはNGなのか? ~もう迷わない。ゴルフ場での服装選び』
amazon 電子書籍本の販売ページはこちら(kindle版)
*******************************
ディボット・スティック専用サイトはこちら
アマゾン・ショップはこちら
*******************************
新有馬開発株式会社/有馬カンツリー倶楽部
〒669-1334 兵庫県三田市中内神南山841
TEL:079-565-2111 FAX:079-565-2121
URL:http://www.arimacc.jp/
*******************************

この記事を書いたプロ

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部) [ホームページ]

マナー講師 谷光高

兵庫県三田市中内神南山841 [地図]
TEL:079-565-2111

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
DIVOT STICK
現在、全15色

■■ボールマーク修復具&ティー『ディボット・スティック』■■2013年10月、ゴルフマナーの基本「ボールマーク修復」のための新しい修復ツールとして「ディボット・ス...

有馬カンツリー倶楽部
18と10

弊社が運営する「有馬カンツリー倶楽部」をご紹介させていただきます。◆立地と交通:好立地で至便性抜群➀中国自動車道・六甲北有料道路の神戸三田ICから3km(約...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
谷 光高(たに・みつたか)さん

ゴルフマナーの向上へ、3本柱を掲げて活動(1/3)

 兵庫県三田市の「有馬カンツリー倶楽部」は、1960年に創設された歴史あるゴルフ場です。大阪や神戸からのアクセスも便利で、広い打ちっ放し練習場やていねいな接客も評価され、ゴルフ誌の「人気急上昇コースランキング」では近畿エリアで3位に選ばれる...

谷光高プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

ゴルフマナーの向上に3本の柱で取り組みます

会社名 : 新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)
住所 : 兵庫県三田市中内神南山841 [地図]
TEL : 079-565-2111

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

079-565-2111

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

谷光高(たにみつたか)

新有馬開発株式会社(有馬カンツリー倶楽部)

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

こんなにいいコースでレッスンができて、とても感激しました!

ゴルフマナーなど不安に思っていることや、普段は聞けない話...

M.T
  • 30代/女性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
ボールマークをキレイに直せますか?
イメージ

 グリーンフォークが苦手でして・・・ ボールマークの修復に必要なツールとして長年に渡って君臨してきたグリ...

[ みんなのゴルフコースを大切にするマナー ]

なぜゴルフには、シャツの裾を入れる「タック・イン」規定があるの?
イメージ

 「タック・イン」とは? 1894年のUSGA(全米ゴルフ協会)の設立以降、アメリカ全土にゴルフが広まるにつれ、...

[ ゴルフの服装マナー ]

女子プロゴルファーが試合中に人命救助!
イメージ

ロサンゼルスタイムズにも掲載された実話です。 月曜日の予選会に参加していたメアリープロ 1988年5月16日月...

[ ゴルフの歴史やエピソード ]

グリーン上に残るゴルフシューズの傷跡から見えるもの
イメージ

 今、あなたが最も改正して欲しいルールは? 20年ほど前、アメリカのゴルフ雑誌が約5000人の読者を対象に次の...

[ 社会人に役立てて欲しい「ゴルフの効用」 ]

ゴルフのスコアを聞くより、ホールアウトしたときの第一声は「楽しかった?」と聞いてあげて!
イメージ

 夢を託すなら15歳までにゴルフを始めさせる 「ゴルフは、いつ始めても遅すぎることはない」という言葉がある...

[ ゴルファーとしての心得とマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ