コラム

 公開日: 2016-11-03 

今の小学3年生からが大学入試改革のターニングポイント!

今の小学3年生からが大学入試改革のターニングポイント!

 現在、学校教育の内容を規定している「学習指導要領」の改訂が検討されています。
高校では、今の小学3年生が高校1年生になる2022年度から、年次進行で実施されます。
つまり、今の小学3年生以下は、それまでとは違う新しい教科書で高校の学習をする世代なのです。

そして2024年度、今の小学3年生が高校3年生になります。
その時、大学入試も新しい学習内容に合うものに変わります。
大学入試が大きく変化するターニングポイントになるのです。
センター試験に代わり導入される「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が助走期間を終えて本格化されるのも、
実はこの時なのです。

大学入試はより高度な思考力を問うものに

それでは、新しい「学習指導要領」で、高校教育の内容はどう変わるのでしょうか。

具体的には、「数理探究(仮称)」「歴史総合(仮称)」といった、新しい科目を作ることが検討されています。
これらの科目は、高度な思考力を育成することを目的にしています。

例えば「数理探究」は、数学と理科の知識・技能を総合的に活用して、
課題の解決に主体的に取り組む科目です。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の先進的な取り組みを参考にしているので、
高いレベルの内容になると予想されます。

「歴史総合」では、世界史と日本史を関連づけ、日本の動向もグローバルな視野で捉えることをめざしています。
歴史の「学び方」を身につけることが重視され、
解決する問いの設定や、資料に基づいた考察・発表まで授業に取り入れられる予定です。

高校教育の内容が変わると、大学入試の科目もそれに対応したものになります。
上記のような授業を高校在学中から受け、大学入試でも本格的に思考力が試されるのが、
今の小学3年生以下なのです。

授業で強化されるとはいえ、思考力は高校生になって急に身につくものではありません。
小学生のうちから必要な学習を積み重ねることが大切です。

このように、大学入試は小学3年生以下のお子さまが受験する頃に、本格的な改革の時を迎えます。
今から情報収集しておくことで、将来に必要な力を意識して学習を積み重ねることができます。





今、日本の「教育観」が変わりつつあります

 これまでの大学入試では、
「たくさんの知識を、どれだけ正確に身につけたか」を問う問題が多く出されており、
知識重視の入試だったといえます。
しかし、IT技術の発達などにより、たくさんの情報を「知っている」ことには、
以前ほど大きな価値は見いだされなくなりました。

また、環境問題や国際問題など、
解決策がすぐには見つからない課題、正解が1つとは限らない問題が多くなる中で、
異なる文化や言語の人たちと協力して、問題解決にあたる力が重視されるようになり、
学校で習った知識についても、「知っている」だけではなく、「使うことができる」ようになることが求められています。

そのような流れの中で、
2020年度には現行のセンター試験が「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」にかわり、
これまで以上に思考力や判断力、表現力を測る問題が出される予定です。

そして、そのような変化は、2020年度を待つことなく、
既に大学入試においても少しずつ進んでいますし、
なにより、お子さまが受けている学校の授業も今、大きく変わっているのです。

その変化の一つが「アクティブ・ラーニング」です。

受け身の授業から能動的に学ぶ授業へ

 「アクティブ・ラーニング」とは、
子どもが教室の仲間と話し合ったり、手分けして調べたりしながら、
主体的に学んでいく学習スタイルのことで、
小学校や中学校では近年、ずいぶん普及してきました。
そして今や高校でもアクティブ・ラーニングの導入が重要な課題になっており、
全国的に有名な進学校でも、
学校ぐるみでアクティブ・ラーニングへの取り組みを進めようとしているところが出てきています。

保護者世代の授業のイメージは、
先生の説明と板書に集中して、黙々とノートに書き写すといったものかもしれません。
もちろん知識を整理しながら身につけるためには、そうした授業スタイルも必要ですが、
グループでの話し合いや発表などで、身につけた知識を実際に使ってみることで、
思考力や表現力を養っていこうというのが、アクティブ・ラーニングが急速に普及している理由なのです。

勉強といえば「先生の話を静かに聞く」「ドリル学習(反復学習)」というイメージのある保護者の方には、
今、小学校から高校まで、アクティブ・ラーニングの導入が進んでいることを知っていただきたいと思います。

今の子どもたちには、知識を身につけるだけでなく、
身につけた知識を実際に社会で役立てられるような活用力や、
習ったことを土台に「なぜ」「どうして」「ほかには」などとさらに考えを深めていくことが求められているのです。


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