コラム

 公開日: 2016-08-21  最終更新日: 2017-11-08

受給している障害年金が支給停止された場合

受給している障害年金が更新の際に支給停止となることがあります。
障害の状態は変わらないのに、どうして年金が停止となったのか分からないという方も多いかと思います。
ここでは、受給している障害年金が支給停止された場合、どのような方法を取ることができるのかについて解説いたします。

障害年金の更新とは

障害年金は、受給が認められても、一定の期間ごとに更新手続きが必要となる有期認定の場合と、更新の手続きが必要のない永久認定の場合があります。

重度の知的障害の方や肢体を切断した方など、障害の状態が変わらない方が永久認定とされることが多くあります。

これに対して、現在は障害の状態でも、状態が改善することが考えられる場合には、1年~5年の間での有期認定とされています。

有期認定の場合、その決められた期間の間障害年金を受給し、その期間が到来した時に日本年金機構から診断書(障害状態確認届)が送付されてきます。

そして、この障害状態確認届(診断書)によって障害状態を確認され、障害の状態が変わらなければ引き続き障害年金を支給し、障害の程度が軽くなっている場合には支給が停止される措置が取られるのです。

更新手続きで障害年金が支給停止となった

障害の状態が変わっていないなら更新がされるはずと思っていると間違いです。

診断書も確認せず、何気なくこの手続きをしてしまった結果、「支給停止になってしまった・・・」という方は大勢いらっしゃいます。

障害の状態が良くなっており、障害年金の対象でないなら支給停止となるのは仕方のないことですが、そうでない場合、なぜ支給停止となったのかを考え、それによって対策を考える必要があります。

支給停止とされた場合 そんな時の対応方法は

障害の状態は変わっていないはずなのに、受給していた障害年金が支給停止となった。
そんな場合の対応方法としては、審査請求と支給停止事由消滅届の提出という二つの方法があります。
以下、それぞれの注意点やポイントを解説します。

審査請求・再審査請求

支給停止された処分に納得がいかないとして審査請求をします。
支給停止された原因を調べ、それに反論していきます。原因も調べずに、ただ単に納得がいかないというだけでは認められることはありません。

障害の程度が障害年金を受給できる明確な基準に該当しているにも関わらず、支給停止されているなら反論は容易でしょうが、そうでない場合、例えば、前回の診断書と同一内容だったのに支給停止された場合に難しい問題になってきます。

仮に、「前回の診断書と同一内容なのに支給停止されるのは間違っている!」と主張しても、審査側はこのように言ってくるのです。「前回の診断書は関係なく、更新時の診断書だけで判断している」「前回の審査が間違っていたのでしょう 障害年金を受給できる程度ではなかったのですよ」と…

「前回の診断書と同一内容だったのに」という主張だけでは認められない可能性が高いのです。

支給停止事由消滅届

審査請求の結果が分かるまで半年近く、再審査請求まで進む場合は1年近く必要になります。
そのため、通常は、審査請求と支給停止事由消滅届の提出を同時に、または、審査請求を諦めて支給停止事由消滅届のみを提出します。

通常、審査請求と支給停止事由消滅届を同時進行していくと、審査請求の結果が出るより先に支給停止事由消滅届が認められて支給が再開されることが多くあります。

万一、審査請求・再審査請求で支給再開が認められなくても、先に支給停止事由消滅届により支給が再開されていた場合、支給停止となった期間は最小限に抑えられることになるのです。

注意する点は、支給停止事由消滅届で提出する診断書は、更新時と全く同じ内容だと支給再開は認められません。

更新時に提出した診断書でなぜ支給停止されたのかを分析する必要があるのです。
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