コラム

 公開日: 2017-05-05  最終更新日: 2017-10-18

障害年金の請求と社会保険労務士

障害年金の請求はご自分でできる手続きなのか。 

社会保険労務士に依頼する必要はあるのか。

ここでは、障害年金受給を実現するプロが感じた、「障害年金の請求と社会保険労務士」について書いてみたいと思います。

障害年金の請求は他の行政手続きと同じか

障害年金の請求は他の行政手続きと同様に、ご自分、又はご家族(支援者)の方が行うことができる手続きだといえます。

専門家に依頼しなくとも、手続きの途中で分からないことがあれば、その都度年金事務所へ出向くなどして、手続きの手順を教えてもらえばいいのでしょうから。

しかしながら、ご自分で障害年金の請求を試みたものの途中で断念したり、当初から社会保険労務士に依頼される方も多くいらっしゃいます。

これはなぜでしょうか…

請求準備をしているうちに社会保険労務士にたどり着く

ほとんどの方は「障害年金の請求」と「社会保険労務士」は結び付かず、最初はご自分で障害年金を請求しようとします。

しかし、多くの方は、請求の途中で、「あれ、何か変だぞ」と思うのです。

例えば、

「請求書を年金事務所に取りに来たのに貰えなかった。」

「初診日を調べてくるように言われた。」

「窓口に来れるぐらいなら障害年金の受給は難しいんじゃないかと言われた」

「手順に関しての説明を受けたが内容が分からなかった」

などです。

そのため、今度は自分で何とかしよう、自分で調べてみようと思い、それらを調べるうちに「社会保険労務士」というキーワードにあたり、相談してみようと思うのです。

なぜ障害年金の請求は難しいのか

障害年金の請求は、年金事務所で初診日の納付要件の確認、初診日証明の取得、初診日証明が取れない場合はそれに代わる客観的証明の取得、病院への診断書の依頼、病歴・就労状況等申立書の作成など、多項目にわたります。

それぞれの書類が障害年金の審査上でどのような意味合いがあるのか、どのような点に注意しなければばらないか、間違いがないか確認しておくのは必要です。

しかし、そのようなことを年金事務所で教えてもらえるはずもありません。

初診日証明や診断書はどうでしょうか。

医師の認識不足のために必要な項目が漏れていることが多くあります。

医師は病気を治すプロであって、書類作成のプロではないからです。

さらに、病歴・就労状況等申立書でも、必要な項目を満たしていないため、年金事務所で修正や追記を求められたりすることもあります。

書き方が分からずに調べようとしても、内容が個々人によって異なるため、参考になるようなものを探すのは困難で、年金事務所に問い合わせても、審査でどういった点が重視されるかなどのアドバイスは教えてくれません。

このように、障害年金の請求は他の行政手続きと同様だとしても、ほとんどの方にとっては一生に一度あるかどうかの手続きであって、しかも、どのようにすればよいのか分からないうちに、想像以上の時間や手間がかかってしまうのです。

一番の問題は不支給の可能性があること

障害年金の請求で一番の問題は、年金制度の問題や請求時の不備(書類や必要事項の漏れ、間違い)などで、認定されない可能性がつきまとう手続きだということです。

不支給決定や初診日不明で却下されたケースで再請求の依頼を受けることも多いですが、初回請求の不備を覆すことが困難な場合もあるのです。

請求手続きに不安を感じたら社会保険労務士に相談してください

社会保険労務士に障害年金請求を依頼すると費用がかかることになりますが、準備が進まず、分からないことばかり増えて…、と悩むのならば、社会保険労務士を頼ることをオススメします。

専門知識や経験を元に、手抜かりなく着実な手続きを代行し、現状でベストの結果に導いてくれるでしょう。

社労士事務所によって業務の範囲は異なるでしょうが、弊所の場合、請求に関してほとんどすべての手続きを行います。

依頼者の方にしていただくのは、病歴・就労状況等申立書を作成するために必要な情報を伝えていただくことだけです。

ポイントを押さえた着実な手続きで請求を速やかに行い、結果、ご自分で請求するよりも不支給になったり、想定以下の等級になってしまうリスクを減らすことができるのです。

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