コラム

2013-09-13

橋本病の原因、症状、治療法、Q&A

Q&A 橋本病、甲状腺機能低下症

Q1 .「橋本病は治りますか?

A.   「橋本病が治る」ということは、自己抗体のTgAb(抗サイログロブリン抗体)や
  TPOAb(抗ペルオキシターゼ抗体)が正常値になって、ずっと正常値を維持する。
  ということで良いと思います。

  今年(平成24年)だけでも、橋本病の自己抗体が正常値になった人が6人います。

  西洋医学では、自己抗体は下がるはずがないという常識のため、
  2回目以降は、なかなか自己抗体をチェックしてくれないなかで、
  一年間だけで、橋本病の自己抗体が正常値になった人が6人いるということは
  評価すべきだと思います。

Q 「橋本病は治ることはない」と甲状腺専門病院でも、有名な漢方の先生にも
  言われましたが?

A. 病院では、口をそろえて「治らない」と言いますが
  現実に橋本病が治っている人がいるのですからしかたありません。
  殆どの人が半年から一年もあれば、高い自己抗体が半分にはなりますし。。。

  橋本病が治らないというのは
  「西洋医学だけでは」 という但し書きが必要なようです。  
  西洋医学では、自己抗体を下げる方法がないし、漢方専門の人でも免疫学や
  西洋医学の病態認識が浅ければ難しいのでしょう。

Q2 .橋本病でずっと病院に検査だけ行っています。
  病院では自己抗体の検査をしてくれないのですがいいのでしょうか?

A. 西洋医学では自己抗体を下げる方法がないので、
  最初だけ検査をして、
  あとは「自己抗体の検査はするだけ無駄」という考え方があります。

  その結果、初回のチェックをしたあとは、何年も自己抗体を検査しません。
  「自己抗体の検査をして下さい」というと怒り出す先生もいます。
  なにも怒らなくてもいいのにね。

  私は一年に1回くらいは自己抗体の血液検査をすることをおすすめしています。
  血液検査の数字で良くなっているのを見ると嬉しいですし、
  治るまで漢方を続ける励みにもなり、効果判定にもなるからです。

  西洋医学では
  自己抗体TgAb(抗サイログロブリン抗体)やTPOAb(抗ペルオキシターゼ抗体)は
  下がるはずはない、というのが常識なのですが
  私共では、ほとんどの人の自己抗体は下がっていくんですよ。

Q3. 漢方薬はどれくらいで効果がありますか?

A. まず症状があれば、その改善はほとんどの場合、1ヶ月以内にわかります。
   早くて数日後、遅くて1~2ヶ月くらいでしょうか。

   ただし、夜更しする人や
  ものすごいストレスのある人、そして頑張りすぎる人はゆっくりです。

   自己抗体のTgAbやTPOAbは半年から一年もあれば約半分に下がる人が多いです。
   もともとすごい高い人は半分どころではなく、もっと下がります。
   その後も半年から一年毎に半分になっていくというペースの人が多いです。
  正常値になるまでは決して短い期間ではないけれど頑張って完治してほしいです。

Q4. 橋本病の生活養生を教えてください。

A. まず、夜更しはしないことが大切です。 
  できれば夜の11時までには、遅くても12時までには寝て欲しいですね。 

  そして頑張りすぎないこと。
  ものすごいストレスがある場合は何とか解消してほしいですね。
  食事に関しては、昆布やヒジキなどは取りすぎないようにして下さい。

      日常の生活では特に食事制限はありませんが、海苔や海産物を好んで多食したり
      逆に極端に制限するとかえって病状を悪くすることがあります。

      海藻類などに含まれるヨードは、甲状腺ホルモンの原料となるので
      ヨードが必須であり、1日当たり0.05~0.15mgのヨード摂取が必要と言われています。

      日本では海藻類の消費が多く、他の国と比較すると5~10倍もヨードを摂取していて
      日本人のヨード摂取量は1日0.2~1.5mgと言われています。

      一般では、このようなヨード過剰状態が続いても
      自然に適応して甲状腺ホルモンの合成・分泌機能が回復しますし、
      過剰なヨード摂取を中止すればもとの甲状腺機能に戻ります。
      
      しかしながら、橋本病患者さんでは、正常者のような自然の適応力や回復力が低下し、
      永続的な甲状腺機能低下症になることがありますので
      橋本病の方はヨードを取りすぎないことが大切です。

      過剰のヨードは甲状腺ホルモンの分泌や合成を抑制し、
      甲状腺ホルモンを低下させる作用があります。

      日本ではコンブやヒジキなどの海藻類を取り過ぎて
      甲状腺機能低下症を発症させてしまう人がいるようです。

      甲状腺機能低下症の方でも、ヨードの摂取を減らすとホルモンが正常化する例もあります。
      ですから、橋本病の方には昆布やひじきを大量に摂取するのはお勧めできないのです。

      ワカメ・海苔などを普通くらい食べるのは大丈夫です。

      食品のヨード量は昆布で最も多く1gあたり2~4mg、次いでひじき1gあたり0.2~0.4mg、
      ワカメ・海苔・寒天(1gあたり0.1~0.2mg)の順となっています。

     とくに昆布やひじきなどの海藻類の大量摂取は控える方が無難です。
      また、うがい薬・消毒薬・造影剤にも大量のヨードが含まれていることがあるので
      注意して下さい。 昆布だしにも大量のヨードが含まれています。

                                               
Q5 .橋本病でチラージンを何年も服用していますが、
   喉の腫れが良くなりません。 漢方で治りますか?

A .橋本病すなわち慢性甲状腺炎によるびまん性の甲状腺の腫れでしたら、
   漢方で良くなってきます。 良くなるスピードは
   腫れの度合いの大きい小さい、または経過の長い短いによっても変ります。

Q6. .橋本病と甲状腺機能低下症とは違うのですか?

A. 橋本病と甲状腺機能低下症とは分けて考える方が良いです。
   
   自己抗体であるTgAb(抗サイログロブリン抗体)、TPOAb(抗ペルオキシターゼ抗体)の
   両方またはどちらかが高い場合を橋本病(慢性甲状腺炎)と言います。(TRAbは正常値)
   
   橋本病(慢性甲状腺炎)の状態から何割かの人は
   甲状腺ホルモンが少なくなって甲状腺機能低下症になります。
   すなわちFT3、FT4が低下していてTSHが上がっている場合が甲状腺機能低下症です。
   
   橋本病でも甲状腺機能低下症になっていない場合もあれば、
   甲状腺機能低下症になっている場合もあるのですが、
   何故か医師でも橋本病イコール甲状腺機能低下症だと思っている人もいるようです。
   
   また西洋医学では、
   甲状腺機能低下症になって初めて症状が出る、という考え方ですが、

   実際は甲状腺機能低下症になっていない場合の橋本病でも
   症状が出ている方もたくさんいらっしゃいます。

   このケースでは、甲状腺による症状があるのに、『甲状腺とは関係ない』と言われてしまい、
   いろんな科をさまよってしまい、つらい症状に苦しむことになってしまいます。

   この場合の症状も、漢方薬によって非常にすみやかに改善するので大変喜ばれています。

   西洋医学では、甲状腺機能低下症にならないと症状が出ないと思っているせいか、
   一般病院では自己抗体をチェックしないことが多いために、
   FT3、FT4、TSHが正常値の場合には橋本病を見逃してしまうことも多いと思います。

   やはり甲状腺を疑う場合には、FT3、FT4、TSHだけではなく
   自己抗体のチェックは必要です。

Q7. .橋本病が悪くなる原因にはどんなことがありますか?

A. 私は、橋本病が悪くなる原因として、いつも言っていることは
  ①夜更かし ②ストレス ③頑張りすぎ の3つです。
  
  ストレスとしては主に、転職、結婚、離婚、本人や子供の受験、看護、配偶者の死亡などです。
  それ以外には次のようなことがあります。
   ○出産 
       産後1~3か月の早い時期に悪化する可能性があります。
       無痛性甲状腺炎を起こしたり、甲状腺機能が低下したりします。
   ○ヨードを大量に含む食品 
       主に昆布やヒジキです。イソジンのうがいのしすぎも注意です。
   ○インターフェロン治療 
       2~6ヶ月で悪化する可能性が高い。
   ○婦人科の子宮内膜症や不妊治療に使われる
      ゴナドトロピン放出ホルモンアゴニスト(GnRHアゴニスト)
      (スプレキュア・ナサニール・ゾラデックス・リュープリンなど)
       2~4ヶ月で悪化することが多い。
   ○副腎皮質ステロイド                     などがあります。

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甲状腺疾患(橋本病やバセドウ病)は、その症状がゆるやかな時期は
病院へ行っても原因もわからない、症状も改善されないことが多い。

そんな時、ひょっとして…と自己抗体を含めた甲状腺の血液検査の
チェックをして初めて「甲状腺疾患だったんだ」とわかるということもあります。

 橋本病の原因、症状、治療法、妊娠、出産、免疫について述べます。

 病院では「橋本病は治らない」と言われていますが
 はたして本当に橋本病は治らないのでしょうか? 
 そんな事はありません。
 
 『橋本病が治る』 と言うことは、FT3・FT4・TSHの安定だけではなく
 増えている自己抗体が正常値になり、そこで安定することです。

 橋本病の自己抗体は、
 抗サイログロブリン抗体(TgAb)、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPOAb)などです。

 残念ながら西洋医学には、橋本病の自己抗体を正常化する手段はないのですが、
 免疫や漢方を駆使し、生活養生をすれば、高い自己抗体は下がってきます。

 漢方薬と免疫の錠剤を併用できっちり服用した場合、半年もあれば
 多くの人は、高い橋本病の自己抗体の数値が約半分には改善します。

 そして約半分くらいになってからは波がありながら、少しずつ改善してきて
 正常値なってから一年間正常値を維持すれば完治としていいかと思います。

 事実、自己抗体が正常値になった人は何人もいます。

     最近思うこと 

     甲状腺がよくないだろうな、と思って病院で血液検査をしても、TSH、FT3、FT4だけをチェックして
     「大丈夫、甲状腺は何ともないよ」と済まされることは多いです。

     また、自己抗体のTgAbやTPOAbをチェックして高くても、
     TSH、FT3、FT4が正常値の範囲内の場合、
     病院では「甲状腺での症状ではない」と片づけられてしまっていることもあります。

     病院ではTSH、FT3、FT4をコントロールする方法はあるけれど
     TgAbやTPOAbを良くする方法が無いからなのでしょう。

     こんな場合でも、実際に甲状腺が原因でいろんな症状で困っている人が多いのです。 

     そして、こんなケースでも漢方薬を飲むと症状はグンと良くなり、
     「まるで夢のように元気になった」と喜ばれることが多いのです。 

 血液検査では自己抗体は1度もチェックしないことも多いので
 3ヶ月か半年に1回は自己抗体をみて欲しいです。 効果判定になりますから。


甲状腺

 甲状腺は,蝶が羽を広げたような形で,のどぼとけの下にあり大きさは、左右に広く縦4cm厚さ1cmで
 重さは15g、正常の甲状腺は柔らかいので外からは触ってもわかりません。

 甲状腺は 体の新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを2種類合成し
 3個のヨードを含むT3(トリヨードサイロニン)、4個のヨード含むT4(サイロキシン)を血中に分泌します。
 
 そして脳下垂体からでる甲状腺刺激ホルモン(TSH)により調整されます。

 FT3・FT4・TSHは血液検査でわかりますから、橋本病や
 甲状腺機能低下症の進行や、治療による改善をみるためにも大切です。

 しかし、橋本病では自己抗体を見つめていくことはもっと大切です。


甲状腺ホルモンの働き

 甲状腺ホルモンは発育や成長に欠かせないホルモンです。
 全身(脳、心臓、消化器、筋肉、皮膚、など)の新陳代謝を活発にし、
 精神神経や身体の活動の調整にも働きます。
 
 甲状腺ホルモンが出すぎると、脈が速くなり、体温は上昇し、汗をよくかきます。
 反対にホルモンが少なくなると脈が遅くなり、体温は低下し、活気がなくなります。


橋本病の原因

 橋本病は自己免疫疾患です。
 
 免疫のくるいにより甲状腺を異物と勘違いして甲状腺に対する自己抗体
 (抗サイログロブリン抗体、抗マイクロゾーム抗体)をつくってしまいます。
 
 この自己抗体が甲状腺の細胞を破壊していく為、徐々に甲状腺機能低下症になっていきます。

 この自己抗体も血液検査でわかります。
 橋本病が完治するには、この自己抗体が正常値になることが必要です。

 橋本病は別名を慢性甲状腺炎とも呼ばれ慢性的(徐々)に炎症(破壊)が起こります。
 頻度は女性の25人に1人、中年の女性では10人に1人くらいです。
 
 橋本病はおよそ2割の患者さんでは徐々に病気が進行して、
 甲状腺が十分なホルモンを作れなくなる甲状腺機能低下症に移行します。


橋本病の症状

橋本病は
必要量の甲状腺ホルモンが作りきれない為に、全身の新陳代謝が低下します。
   全身症状-------寒がり、疲れやすい、動作が鈍い、体重増加、声かれ、低音
   体温-----------低体温
   顔つき・首------ むくみ、甲状腺腫大、のどの違和感、ボーとしたような顔
   神経・精神症状-- 物忘れ、無気力、眠たい、ぼっとしている 
   循環器症状----- 徐脈、息切れ、むくみ、心肥大
   消化器症状----- 食欲低下、舌が肥大、便秘
   皮膚-----------汗がでない、皮膚乾燥、脱毛、眉が薄くなる、皮膚の蒼白
   筋骨症状------- 脱力感、筋力低下、肩こり、筋肉の疲れ
   月経-----------月経不順、月経過多
   血液値--------- コレステロール上昇、肝障害、貧血

詳しくはhttp://www.seihouen.ne.jp/newpage-hasimoto.htmをご覧ください。

 橋本病の原因、症状、治療法②

橋本病と妊娠・出産・授乳 

      橋本病があると妊娠、出産、授乳に対して不安をもたれる女性が多いのですが、
      
      産科医に知らせておけば大丈夫です。
  
      甲状腺ホルモン剤が必要な場合には、
      甲状腺ホルモン剤をのまないよりも、のむ方が母子ともに安全です。
      安心しておのみ下さい。

      この薬と一緒に飲んではいけない薬はなく他の病気で治療を受けている時も服用できます。

ヨードを多く含む昆布は、甲状腺機能低下を助長しますので
普通以上に食べないで下さい。昆布以外の海藻にはヨードはあまり含まれていません。

甲状腺の痛みや動悸、発熱などがまれに出る場合があり、
一時的に甲状腺ホルモンが過剰になる事があります。

また、甲状腺の一部が壊れて一過性に甲状腺ホルモンが多くなり
動悸やイライラ、やせなどの亢進症の症状を示すことがあります。

特に妊娠初期やお産のあと三カ月後くらいに
このようなホルモンが多すぎる症状や甲状腺機能低下症が
急速に進行する場合がありますのでご注意下さい。

橋本病の病院の治療

 FT3・FT4・TSHが正常な人の場合は、薬の必要はないとされていますが
 いずれ甲状腺の動きが低下して、甲状腺ホルモンが不足する、
 すなわち病気が進行する可能性も多いとされています。
 
 甲状腺が腫大し、喉に違和感がある人は甲状腺ホルモン剤を服用し様子をみますが、
 大きくなって気管を圧迫する時は手術が必要な場合があります。

甲状腺機能が低下している人
 不足している量の甲状腺ホルモン薬(チラージンS)を服用(補充)します。
 補充療法だけでは根本的には治癒しないため、一生毎日薬を飲み続けます。

詳しくはhttp://www.seihouen.ne.jp/newpage-hasimoto.htmをご覧ください。

橋本病の原因、症状、治療法③

甲状腺や橋本病について、すこし調べるだけで以上のことはすぐにわかるかと思います。

でも皆さんはここで、はてな?と思いませんか。

橋本病は自己免疫疾患である
でも治療は甲状腺ホルモンをコントロールすることである。 という点についてです。

自己免疫疾患の治療の本筋は

免疫のくるいを正すことによって、
つくられすぎた自己抗体を処理することと、新しい自己抗体をつくりにくくすることです。

甲状腺ホルモンをコントロールすることも、もちろん大切ですが、
免疫のくるいを正し、自己抗体をへらすことはもっと重要です。

自己抗体が正常化すれば甲状腺が破壊されなくなり
慢性甲状腺炎である橋本病は治る、ということになります。

橋本病の漢方治療

漢方誠芳園薬局では、FT3・FT4・TSHの改善だけではなく
やはり自己抗体までも正常化することを目指しています。

自己抗体を正常化することが、橋本病が治る。と言えるからです。

 まずは3ヶ月飲んでみて、FT3・FT4・TSHや自己抗体の変化を見てはいかがですか。
 身体の症状は、多くの人は一ヶ月で効果が見えていますよ。
 自己抗体は約半年あれば半分くらいにはなるでしょう。

お勧めは、免疫を良くするものと漢方薬の併用です。
気になるお値段は、漢方薬と錠剤の併用で1ヶ月 33000円です。
ゆっくりペースで良い方や、あまり症状のない方は漢方薬だけで、1ヶ月 18000円です。

 漢方薬は病院の薬と併用しても大丈夫です。
 良くなってきてから、ほとんどの場合、医師が病院の薬を減らしてくれます。

詳しくはhttp://www.seihouen.ne.jp/newpage-hasimoto.htmをご覧ください。

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