Q&A(このプロの回答)

癌に侵された友人の母
幼馴染のお母さんが3年前から癌に侵され、(リンパ癌と聞いてます)治療を頑張って続けてきましたが、かなり状態が悪くなってきました。友人を励ましてあげたいのですが、どんな言葉をかけてあげれば良いのか、いつも悩んでしまいます。アドバイスを頂ければ嬉しいです。
投稿日時:2010-01-05 20:52:51
医療・健康

新井吉秀 あらいよしひで

新井吉秀の回答

がん克服へ  ≪参考≫  抗がん剤について

友人に励ましの言葉を、ということですが、
ご友人の性格や心の状態、あなたとの関係のあり方によっても様々だと思います。

私(漢方誠芳園薬局)は、煎じ薬や免疫を高めると思われるものをおすすめしていますが、
がん克服のために、大切なこと、ぜひ知っておいて欲しいことがたくさんあります。

これらの知識を知恵に変えていただいて、友人と接してあげてみてはいかがでしょうか。


がん克服へ 

 がんの九割以上は、一般の慢性病と比べても進行はずっとゆるやかで静かですし、
 過激な治療をしない場合には急死することも滅多になく苦痛も少ないのです。

 日常生活はもちろん仕事もできますし、ずっと平穏に過ごせます。がんについて本当に理解している人は
 「死因となる病気を選ぶことができるのなら、私は間違いなくがんを選ぶ」と断言します。

 過度の治療さえしなければ 「死ぬ七日前までは何年もかけてやりたいだけ仕事もできる。
 そして住みなれた自分の家でおだやかに家族と別れを告げてから、コトッと人生を終えたい」という思いなのでしょう。

 がんの苦痛を抑えるのは容易ですし、がんによってなくなる場合も
 けっして苦悶の死ではなくゆったりとしたおだやかな死であるからです。

 自分に与えられた時間を自分で決めて、大切な人とともに前向きに豊かに生きていく、
 こんな生き方を選べるきっかけにもなります。
                     

がんは超慢性病

 患者さんやその家族の方に「がんは超慢性病ですから・・・」と話しますと、
 みなさん一様に表情がほころび、光が差し込んだようにほんわかした笑顔を見せてくれます。

 なかには、こみ上げる涙を抑えきれなくなる人もいらっしゃいました。

 そんな瞬間と出会うたびに、「がん告知」の日から涙でぬらした枕や、
 歩んできた灯火ひとつない夜道をうれい、同時にがんをとりまく現状に対して憤りを感じます。

 いたずらに「がん」におびえて心の背中を丸めるのは間違っていますし、
 一度しかない人生の最終章をつまらないものにしてしまうからです。

 「がん」と出会った現実をありのまま受け入れ真正面から向き合い、
 人生を喜びと感謝に転換する絶好の機会にしていただければと願っています。
 
 ご自分の人生と大切な人を振り返り、その大切な人とともに
 「自分の存在」と「生きる意味」を発見し、確認していく人生を歩むことができます。がんは「超慢性病」なのですから。

 たった今この瞬間から、苦しみ悲しむ自分はどこかに捨ておいて、喜びと感謝で生きる自分を引き出してみてください。

「身体は病気になっても、心までは病気になるまいぞ。心は喜びと感謝で一杯なんだ」という気持ちで
 「ごきげんさん」に生きていかれれば、必ずやがんは克服され、「幸福」はあなたの目の前にあらわれることを私は約束します。
                    

「がんは超慢性病」であることを知るだけで、ホッとして気持ちが楽になりませんか?
そして、あわてることなく治療法を選択できる冷静さを、あなたに持って欲しいのです。

本来、がんによる死は非常にゆっくりとしたものであること、がんは超慢性病であることを知ると、多くの悪循環は是正されます。

がんが恐いというイメージは、激しい治療による苦痛のイメージによりつくられている面もあります。

なぜなら、毎年 多くの人やそのご家族が、
気が動転する最中に、すすめられるがままに受けた激しい治療に対して後悔していると考えられるからです。

             気が動転していなければ
                ↓
             がんは慢性病だと知っていれば
                ↓
             理屈に合わない治療は受けない
                ↓
             とり返しのつかない後悔をしなくても済む

免疫の権威、九州大学の野本教授は、
『人はがんではナカナカ死なない。死を早めるのは、治療による免疫低下が原因の感染死である』と述べています。



「健康寿命」 ~生活の質(QOL)~
 
 三大療法(手術、放射線、抗がん剤)は免疫を確実に低下させるため、残念ながら副作用(苦痛)はさけられません。

 治癒を望みにくい場合、副作用はなく、生活の質を高め、「健康寿命」を延ばす治療法を重要視するか、それとも、
 激しい三大療法によって、ふつうの生活ができなくなっても、例えば一年間の延命のためにでも、
 その激しい治療を選ぶかどうかですが、この判断はやはり、ご本人が決めるべきことでしょう。

 ことに末期のころの三大療法は致命傷になることも多々あります。
 (なかには生活の質を高めることを目的とした手術や放射線もありますが)



心のスイッチ「ON」

 免疫系も内分泌系も「心の持ち方一つ」でまるで「ON」「OFF」のスイッチを切り替えるように
 パァと良くもなり悪くもなります。精神神経系と内分泌系、そして免疫系は相互に密接に影響しあっているからです。

 本人の「気」のスイッチが「OFF」になっている場合、その本人の力だけではスイッチを「ON」に
 切り替えるのは難しく、「キーパーソン」になる人の力が必要になるケースも多々あります。

 そのキーパーソンは一冊の本や大自然の力であっても良いのですが、やはり家族や友人の力が大きいでしょう。
 私としては、病院や薬局こそが「キーパーソン」であるべきだと思っているのですが。。。



がんを告知されたとき

 「死」を認識することは「生」をイキイキ活かすことにつながります。

 ところが現代日本では人間はいずれ死ぬということが忘れられていて、
 生の場に死がどこにもないのですから、人生の最後を完成させるという準備や思想が見当たりません。

 そこで「がん告知」をされると、「がん=死」のイメージが強いために
 本人も家族もそれこそ気が動転することになります。 直下型のものすごいストレスです。

 末期がんと宣告された人の心理状態は、否認、怒り、取引き、抑うつ(喪失感)、最後に受容という段階がありますが、
 「受容」に至って初めて「克服」へ向かってスタートすることができるのです。

 現実をありのまま受け容れること、そして既成概念にとらわれないことが大切です。

 がんはあなたの人生の中で乗り越えてきたいくつかのストレスの一つに過ぎません。

 ストレスをスパイスに転換し、がん克服の道を一緒に歩んでくれるパートナーは今あなたの身近にいるはずです。

 暗闇があって光が際立つように、死を認識することによって生は輝き、
 その周囲のかけがえのない大切な存在に気付かされます。

 もしも最悪のケースを考えるにしても、そのようなことは短期間で済むはずですから
 マイナスばかりの想い悩むことなんてササッと済ませて、問題解決のための、すなわち「がん克服」のための最善の方法を探しましょう。



セカンドオピニオン  ~がん治療法の選択~

 近年、セカンドオピニオンの重要性は多くのメディアにて繰り返し言及され、そしてそれは正論と認知されています。

 では、セカンドオピニオンが重要だということは、最初の病院ですすめられた治療法は・・・・・?!☆▲〇※∞★〒?!

 確かに、同じ人が3ヶ所の病院にいっても、病院ごとに異なる治療法をすすめられることもあります。
 また、外科、放射線科、内科ごとに治療法が異なるのもヘンです。

 そうなると2番目に聞く意見(セカンドオピニオン)は、信頼できるのかどうかも疑問になってしまいます。

 セカンドオピニオンは、異なる系列の病院、異なる「科」の医師に聞くことも重要ですが、
 私がおすすめしたいのは、セカンドオピニオンを求める前に最初の担当の医師に納得できるまで説明を求めることです。

 自分の血液検査の結果はもらい(当然ですよね)、画像診断、病状などを聞き、そしていくつかある治療法の説明を受けます。

 一度の説明で本当に理解できない場合は、二度目は疑問を箇条書きにしておいて、再度質問しましょう。
 医師の多忙なのも理解して、できるだけ短い時間で済ますためです。

 ここは信頼関係が生まれるかどうかの大切なところですから、決して遠慮などしてはいけません。
  (この場合の遠慮は、ご自分の命に対して無責任ではないでしょうか)

 皆さんの、このような姿勢こそが日本の医療をより良くする最良の方法ですし、
 心ある医師も皆さんに納得して欲しいはずなのですから。

 心ある医師は、日本中の津々浦々にたくさんいますよ~~。。

 セカンドオピニオンを求めるにしても、これらの過程を経てはじめて、その価値も充実するものと考えます。

 もっと詳しく知りたい場合は、拙著「がん克服へ、五つの提言」小学館スクウェア、を是非お読み下さい。
 また漢方誠芳園薬局のホームページhttp://www.seihouen.ne.jp/index.htmlも参考になるかもしれません。。

 以上少しでも参考になれば幸甚です。




 ≪参考≫  ~抗がん剤について ~

私たちが苦しさを覚悟してでも抗がん剤治療を受ける理由は、
「がんが消失する」とか「生存期間が延長し、元気になれる」ことを期待するからです。

「お医者さんは、私にとって一番いい治療法をすすめてくれるはずだ」という思いや、
医師の説明する「有効率」や「縮小率」が「30%はある」「五分五分だ」との言葉で、なんとなく抗がん剤治療に同意してしまいます。

ところが抗がん剤による「有効」程度のがん縮小では、延命作用どころか寿命を縮める可能性が高く、
本来の「治癒」とはまったく別のものです。というと皆さんは「そんなはずはない!」と激高するかもしれません。

しかし悲しいかなこれは事実なのです。抗がん剤治療法について熟知している医師は、
日本ではまだまだ少ないし、その大半の人は臨床の場にいるのではなく、新薬の研究、開発に動員されています。

そんな中でも長年癌研究会の癌化学療法センター長であった塚越茂氏は、
抗がん剤について見識が深く、次のように明確に記述しています。

「化学療法で治癒が望めるがんとしては急性骨髄性白血病、悪性リンパ腫、睾丸腫瘍、絨毛がん、
卵巣がんの5つが存在し、治癒率は各々20%、50%以上、75%以上、90%、10~20%である」
その他ほとんどの小児がんも「治癒」を望める可能性は高いでしょう(もちろんその効果も早期がんと進行がんとでは異なります。)


抗がん剤によって治癒を望めるのは少しの種類のがんであり、
その確率が10~20%程度のものも含むと言われると、私たちはその治癒率の低さに愕然とさせられます。

現実には全体の9割のがんはこれら以外の部位のがんであり、抗がん剤による治癒は期待されにくいし、
抗がん剤で苦しむだけでなく副作用死の確率もあり、心配になります。

      ■抗がん剤効果の分類
         この効果の4分類は、1は抗がん剤によて治癒の可能性がある。2はややあるかもしれない。
         3はほとんど難しい。4は難しい。   いずれも再発や転移のない場合です。

      <近藤誠氏の分類>

      1 急性白血病、悪性リンパ腫、睾丸腫瘍、子宮絨毛腫瘍、小児がん

      2 乳がん、再発した第1グループのがん

      3 進行した卵巣がん、小細胞型の肺がん、臓器転移がある乳がん

      4 脳腫瘍、頭頸部がん、甲状腺がん、非小細胞型肺がん、食道がん、胃がん、肝がん、胆嚢がん、
        胆管がん、膵がん、結腸がん、直腸がん、副腎がん、腎がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、
        子宮頚がん、子宮体がん、卵巣がん、皮膚がん

      <国立がんセンター研究所 西條長宏氏の分類>

      1 急性リンパ性白血病、多くの小児がん

      2 乳がん、肺小細胞がん、卵巣がん、軟部腫瘍

      3 胃がん、肺非小細胞がん、頭頚部がん、子宮がん、大腸がん
 
     4 肝臓がん、膵臓がん、甲状腺がん、腎がん

          ●西條氏の分類は「毎日新聞」95年11月12日掲載の分類表より。

          ●抗がん剤が、がんの1割にしか効かないことは、専門家も認めるに至っている。



厚生労働省による抗がん剤の効果判定は次のような基準で判定されています。
「フムフム、そういうものか」と見過ごしてしまいそうですが、
この効果判定基準には医師も含めて多くの人が気づかない重大な欠陥があります。

■化学療法(抗がん剤)の効果判定基準

著効ー  がんの全ての病変が消失。その状態が4週間以上続く場合。

有効ー  がんの病変の長さで70%、面積で50%、体積で35%以下になった状態で、
     なおかつ新たな病変のない状態が4週間以上持続した場合。

やや有効ー縮小率は「有効」をクリアしたものの、その状態が4週間以上持続しなかった場合。

不変ー  面積が50%未満の減少から25%未満の増大までの状態で、
     新病変が出現しない状態が4週間以上続く場合。

進行ー   上記の範疇に入らないすなわち面積で25%以上の増大、あるいは新病変の出現などがある場合。

        ※最近注目され始めた効果判定に「長期不変」があります。「不変」の状態が6ヶ月以上続き、
なおかつ新たな病変が出現しない状態という効果判定で、今後はもっと重要視されるべき基準でしょう。

次のような点を知っていると、この効果判定基準の欠陥を理解されるかと思います。

1、抗がん剤は最初ほど効果があり、回数を重ねるほど効果がなくなる。
  1回目に効果があっても、2回目にはすでに効果がなくなることもあります。
  がんは抗がん剤に対しては非常に高く「薬剤耐性」を獲得し効果はなくなります。
  がんの細胞膜に抗がん剤を排出するポンプがあることや、がん細胞内に抗がん剤を解毒する能力があることによります。

2、抗がん剤の副作用は、足し算や掛け算のように、回数を重ねるほど過酷になる。
  最後のこの1回と思ったその1回が、死に追いやる1回になることもあります。

3、抗がん剤の効果発現は、その種類によって早くて5日、遅くても2ヶ月以内。
  抗がん剤は毎回その効果判定をすべきですが、副作用だけで効果はすこしもない場合、
  同じ抗がん剤を長期間続けると「悲劇」を生む典型的なケースになります。

4、抗がん剤によって一時的縮小しても、残ったがんは必ず再び増殖を始めます。
  「有効」程度の縮小による延命日数は「縮小し始めてから縮小が止まり、
  再び増殖し始め、もとの大きさに戻るまでの日数」であり、それはほぼ1~2ヶ月程度。
  この程度の延命期間では、副作用で苦しむ期間はもっと長いので、健康でなおかつ元気でいる期間は短くなります。

5、抗がん剤によるダメージはがんよりも免疫細胞のほうが強く、そのダメージの回復には1~2年を要します。
  その間にがんは成長スピードを急激に早める可能性がでますし、
  さらには新しいがんが発生するのに非常に好ましい体内環境になります。


自然界でも天敵がいなくなった虫や動物は異常発生し暴走しますが、
三大療法による免疫力低下のために、免疫細胞という天敵がいなくなった「がん」は増殖成長しやすくなります。

三大療法の致命的な欠点は「免疫力低下作用」です。

抗がん剤の基本は、効果は1回目2回目が一番強く、回数を重ねるにつれて弱くなる。
一方で副作用、身体に対するダメージは回数を重ねるにつれて強くなる。
抗がん剤はおそくとも1ヶ月毎に作用と副作用を正確にみつめて、副作用が上回るときはできるだけ早く抗がん剤を中止すべき。


抗がん剤の効果判定基準の重大欠陥

抗がん剤の効果判定基準の重大欠陥として次の点を指摘できます。

1、最も大切な延命効果については一言も記入されていない。

  私たち患者側が治療法を選択する大切なポイントは
  延命効果や生活の質の改善ですが、その延命効果の判定がポッカリと抜けています。

  ところがほんの一時的な期間のがんの縮小効果だけを見ていて、
  延命効果については無関心であるかのような効果判定基準になっています。

  延命効果の判定には時間がかかるにしても、随時再評価し、発表していくべきでしょう。

  仮に抗がん剤によってがんは一時的に半分に縮小し2ヵ月後に元の大きさに戻っても、この場合の延命は2ヶ月とは限りません。

  なぜなら抗がん剤による免疫抑制のためにがんの成長スピードが速くなったり、
  多臓器不全や免疫力低下による感染症により、短命になる可能性があるからです。

2、効果判定はわずか4週間の持続。

  「著効」の判定を見てみますと「がんのすべての病変が消失」とあり、
  つづいて「その状態が4週間続く場合」とされています。

  1個のがん細胞の大きさは約0.01ミリとされていますが、
  最新の検査機器で発見できるのが、その100倍の大きさの1ミリです。
  一般に普及されている検査機器では5ミリ程度の大きさでしょう。

  がんは消失したかもしれませんが、すこしの間だけ5ミリ以下なのかもしれません。もしもがんが消失しているのなら
  「その状態が4週間続く場合」というのはおかしいので、「消失」ではなく「5ミリ以下になった」とするほうが正確でしょう。

  もちろん「著効」は大歓迎ですが、その状態がわずか「4週間」はいただけません。

3、「有効」とされる程度の縮小率では意味がない。

  「有効」は「面積で50%以上の縮小が4週間持続した場合」とされています。
  ところが、たとえば手術で体積の80%以上を切除しても、それで延命すると思う外科医はほとんどいません。

  根治手術とは目に見えるがんのすべて、すなわちがんのほぼ99%を切除しています。
  それでも一年で再発する人は少なくないようです。 抗がん剤による延命効果は、
  「有効」程度の縮小では約1~2ヶ月、99%の縮小で延命効果はやっと1年だろうといわれています。

  「長期著効」や「長期有効」、「長期不変」なら評価できるのですが、
  わずか4週間の「有効」「やや有効」ましてや副作用が強いとなると、私たちは無駄に苦しむことになります。

  抗がん剤の「有効」は、私たちが期待する「治る」とか「延命する」
  そして「生活の質が良くなる」などとは180度も異なる意味なのです。

  医師から「有効率20~30%」といわれると私たち患者側は「20~30%は治るのなら、多少の副作用は頑張って耐えよう」
  と思ってしまいがちですが、この認識のズレによって悲劇は生まれます。

抗がん剤の保険適用を承認する厚生労働省の医薬安全局管理課は
「抗がん剤を早く患者に供給するため、少なくとも10%程度の患者でがんが縮むとわかった段階で販売を認めている。
延命効果はもともと、販売前には審査していない」と話しています(2000年3月7日、毎日新聞夕刊より)。

「10%程度の患者で」ということは、残りの90%の人は過酷な副作用で苦しむだけになりますし、
「がんが縮む」というのも残念なことに「有効」程度の縮小なのでしょう。

しかも「がんが縮む10%の人」の延命効果さえも審査していないのでは、
抗がん剤の判定基準に重大な欠陥があるといわざるを得ません。この基準の一刻も早い再評価が望まれます。

日本胃がん学会のアンケートによると、効果はないと定評のある胃がんに対しての経口抗がん剤を、
一般病院の4分の3が決まりごとのように使用し続けています。

この事実に対して、国立がんセンターでは「効果ははっきりしていません。
服用しないよりしたほうがよいとの考えは間違いです」と安易に抗がん剤を処方しすぎる現状に対して警告し、
「証拠なしに『これが最善だ』と患者に押し付けるのは医師の裁量権の誤用だ」と非難しています。

証拠というのは、患者側に利益があるというデータであり根拠のことです。
証拠がなければ専門医が良かれと思って行った治療でも、患者さんに害を与える場合さえあるのですから、
人の生命に直結している医療の現場には欠かせないものなのです。

例えば1970年代のイギリスでは手術できない肺がん患者に対し、
副作用を減らして効果を上げるため、多種類の抗がん剤を少しずつ使う専門医が多かったのですが、
これが最善だとの明確な証拠がなかったために臨床試験が行われました。

188人の患者に対して抗がん剤を4種類使うグループと1種類だけ使うグループ、
そして抗がん剤を使わないグループの3つのグループに分けて治療しました。
皆さんはどのグループが最も長生きしたと思いますか?

最も長生きしたのは抗がん剤なしのグループで、4種類使うグループは最低の結果が出ました。

科学至上主義をうたう西洋医学が臨床の現場では非科学的であり、
何の根拠もなく医療を行なっていたことを、欧米では修正されても日本ではいまだに改善されていません。

欧米諸国では情報がキチンと公開されているので、
一般的に医師も患者さんも抗がん剤に関しては非常に慎重です。

もしも医師が末期がんの人に抗がん剤をすすめると、激しい反発と非難を受けるそうです。
それほど末期がんの患者さんに抗がん剤を投与するのは現状ではより慎重に行なうべきことなのです。

回答日時:2010-01-27

質問者

お礼が遅くなりました。

こんなに丁寧なお返事が頂けるとは思ってなかったので、ありがたいです。本当にありがとうございます。それなのに、お礼が遅くになってすみませんでした。お返事をもらって、さっそく友人にこちらの回答をメールで送ってあげました。すごくすごく、心がほっとしたと言っていました。「がんは超慢性病」心に留めておきます。ありがとうございます。

返信日時:2010-02-03 20:41:56

新井吉秀

 身体が病気になっても、心まで病気になるまいぞ

たいへん長文になってしまったのが心配でしたが、お返事をいただきありがとうございます。

友人が「すごくすごく、心がほっとした」とのこと、嬉しいです。

私は、どう励ませばよいかと悩む、たかこさん自身が、友人の心の温度をあたためる「キーパーソン」だと思います。


たとえ死を認識していても、お母さん御本人が、是非、明るく、強く、
『身体が病気になっても、心までは病気になるまいぞ』と「ごきげんさん」に生きて欲しい。

その強く生きる明るさが、きっと、どんな遺産よりも友人の胸に生涯誇りとなって残る最高の財産になると思うのです。

また、親として子供達にそんなパワーを与えることができれば、こんな幸せなことはありません。

大切にして下さい。

返信日時:2010-02-10 12:15:08

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