コラム

 公開日: 2012-08-15 

メーリングリスト

【院長夫人の日々是勉強~クリニック経営のレシピ~VOL4】のテーマはメーリングリストです。

「メーリングリスト」
わがクリニックには全スタッフのメーリングリストと、リーダーだけのメーリングリストがあります。

メーリングリストを始めたきっかけは、スタッフのだれか一人に伝えて、みんなに言っておいてという、伝言ゲームのいい加減さと、不具合と、時期を逸するという良いとこなしの状況にピリオドを打ちたくてMLを突然、スタッフに強制的に始めました。

だって、よいことだらけだもの、反対する理由ある?などと思いながら…
今時の若い奴は、空いた時間にはすぐメールチェックをするのだから、そこに乗っかれば、見過ごされることはないと考えていました。

またパートでお休みだったからきいてないという不満や言い訳も退けられるとも考えていました。MLは優秀で、読了確認もアンケート調査も可能なのですもの!

しかし、これが、スタッフのクレームの的となっていきました。

当時、私は、大阪の病院でバンバン働く女性に囲まれて過ごした病院勤務時代に未練いっぱい、奈良の古風?伝統的?な、考えの女性にうんざりしていました。

結婚していないアラフォーの存在など可哀想がられ、愛する夫と子どもに囲まれて生活をすることが何よりも価値が高く、仕事を人生の中心におくことなど考えたこともない女性達に不満をもっていました。その根底に流れる考えが、始める前に意見を聞こうということにもつながらなかった原因だと今は思います。

そして、浴びたクレームは、
・お休みも縛られているようだ
・書き込みをしようと思っても、奥さん読むので、書けない。
・たくさんきすぎる
・定額パケットじゃなければ、費用は自分もちじゃないか。
・うっとうしい。

たった8人しかいないスタッフからこれだけ出れば、四面楚歌です。
ますます、私もスタッフに不満に思うようになっていきました。

しかし、この意見が私の耳に入っているということは、そうです。私を、スタッフの攻撃から守れないか考えてくれたスタッフがいるのです。

もう少し、奥さんが歩み寄ってくれたら、自分がスタッフとの間に入って調整できるのではないかと、ツールとしては悪くない、でも不満に繋がってると冷静なスタッフがいたのです。

しかし、当時の私は批判に落ち込みました。極端な私は、やめてやるーと思いました。思えば、当然の意見もいくつもあるのに、なんだか落ち込みました。

ちょうどそんなとき、コーチと出会えた運もあり、冷静なスタッフの意見にも耳を傾け始め、やめるのではなく、変えるという選択をすることができました。

緊急時以外は、月曜日から土曜日の7:00〜22:00まで
要件が多くても、ひとつのメールに盛り込むこと
入職時にMLの存在する理由や目的を説明し、了承を得て、登録してもらうこと
などの約束事を決めました。

そして、クリニック新聞の作成にスタッフを巻き込むに成功した際の協力者、常勤ナースの協力をここでも得て、なんとか現在のかたちになりました。

今では、スタッフ自身が、患者さんを会計待ちさせてしまったことの反省や、対策を検討する場となったり、注意喚起内容を書き込みしたり、リーダーだけのミーティングで話されたことの報告をしたり、宴会の日程調整や、場所の連絡などに利用されるに至っています。

これも、今の心あるスタッフが私の意向を組んで協力してくれているからこそ、成り立っているのであって、スタッフが変わればまた検討すべきこともでてくるだろうと覚悟もしています。

私がここから学んだことは、批判されて、怒ってやめるという気の短いことではいけないということや、不満の原因を批判と思わずに調査してみる必要性の高さでした。

そして、なによりも問題から逃げない。決めた事をやり続ける大切さを学びました。

これは、スタッフにも恵まれたおかげだと感謝しております。
いつも頑張ってくれてありがとう!と素直に感謝できるようになりました。
この感謝の気持ちを持ち続けていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。感謝!

この記事を書いたプロ

合同会社 MASパートナーズ [ホームページ]

経営コンサルタント 原聡彦

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