コラム

 公開日: 2011-01-08  最終更新日: 2011-05-15

レセコンデータを経営に活用する視点part2vol.16

今回は、昨日に引き続きレセコンデータを見る上での視点(3~5)をお伝えします。

視点3.診療単価が低いようであれば過少請求の恐れも。
レセプトと診療行為別の1枚当りの診療単価については、提供している診療サービス内容により同じ診療科目でも異なります。

そのため数値だけをもって経営分析を行うのは難しいのが実情です。ただし、同診療科目の平均的な数値より著しく低いのであれば、指導料や各種の加算など、過少請求の可能性もありますので、レセプトを綿密にチェックすることを提案します。

医学管理料に関しては初診の翌月から算定できるものもあります。例えば、ウイルス疾患指導料は初診時に算定しないと思い込まれている院長、レセプト業務に従事するスタッフが多いですが、初診でも算定可能です。同様の例はこれ以外にも複数ありますので必ず診療報酬点数表などで調べて情報共有して頂きたい。


視点4.一般的な平均診療実日数と比較する。
平均診療実日数は、診療科目によって大きく異なります。大まかには、整形外科は4日程度というのが普通であるし、内科は通常2日前後です。自院の数値が一般的な数字に比べて低いまま推移している場合はその理由を解明して頂きたい。

また、保険別の患者割合や初診患者(新患)の比率を確認する事で自院の来院患者の年齢層を把握でき現在の診療機能の見直し(例:患者に合わせた診療時間帯の見直し)ができます。


視点5.診療行為別の点数構成比率を確認
平均点数を見る際には、点数に占める各診療行為の比率もチェックし、一般的な比率と大きく異なるのであればその理由を考えてみた方がよい。

なお、診療行為別の点数構成比率をチェックする際には、併せて、来院患者の疾患デ-タ、薬剤使用量に関する統計も参考にするとよいだろう。自院の診療スタイル、 経営体質がよりはっきりと浮かび上がってくるはずです。


以上、2日間にわたり紹介したレセコンデータの分析は、診療所ではまだあまり行われていないのが現実ですが、レセコンには経営に役立つ患者データ、診療行為データなど自院の宝物が埋もれています。この宝物を活用することで収益改善の打つ手を発見できるので、ぜひ!自院のレセコンデータを経営に活用してほしいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
感謝!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 合同会社 MASパートナーズ 原 聡彦(hara toshihiko)

 住所:〒540-0031 大阪市中央区北浜東1-15 
              ビル・リバーセンター503号
   E-mail : hara@maspartners.co.jp 
------------------------------------------------------------------
 MASパートナーズ公式サイト < http://www.maspartners.co.jp/>
 原聡彦ブログ「気づき日記」 < http://blog.livedoor.jp/masp2010/>
 原聡彦ツイッター      < http://twitter.com/toshihiko_hara>
------------------------------------------------------------------
「マイベストプロ大阪 合同会社MASパートナーズ 
医療経営指導のプロ 原聡彦(はらとしひこ)の取材記事!」
http://pro.mbp-osaka.com/masp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

この記事を書いたプロ

合同会社 MASパートナーズ [ホームページ]

経営コンサルタント 原聡彦

大阪府大阪市淀川区西宮原2丁目7番53号 Marutaビル5階 [地図]
TEL:06-6399-6488

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
メディア掲載情報
イメージ

2011年10月より全国の医薬品卸会社のユーザー医療機関に配布している医業情報ダイジェスト(月2回発刊)の連載記事を担当させて頂いております。私が担当している連載記...

 
このプロの紹介記事
原 聡彦(はら としひこ)さん

現場主義のコンサルティングをモットーにしています(1/3)

 医療機関専門のプロフェッショナル経営サポーター「MASパートナーズ」代表の原聡彦さんは、約16年間、神戸、大阪の2つの医療専門会計事務所での勤務を経て2009年10月に起業しました。「私自身が経営者になって、本当の意味でも経営者の孤独を実...

原聡彦プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

会社名 : 合同会社 MASパートナーズ
住所 : 大阪府大阪市淀川区西宮原2丁目7番53号 Marutaビル5階 [地図]
TEL : 06-6399-6488

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6399-6488

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

原聡彦(はらとしひこ)

合同会社 MASパートナーズ

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
不満から始まったクリニック内研修〜スタッフが研修講師になるの巻〜
イメージ

私どもの院長夫人コーチングのクライアントでクリニック経営のマネジメントに真剣に取り組んでいる院長夫人のコラ...

[ 院長夫人の日々是勉強~クリニック経営のレシピ~ ]

電子カルテとドクターズクラーク導入時に気をつけてほしいこと〜その1〜

私どもの院長夫人コーチングのクライアントでクリニック経営のマネジメントに真剣に取り組んでいる院長夫人のコラ...

[ 院長夫人の日々是勉強~クリニック経営のレシピ~ ]

院内研修~研修後のアウトプットについて~

私どもの院長夫人コーチングのクライアントでクリニック経営のマネジメントに真剣に取り組んでいる院長夫人のコラ...

[ 院長夫人の日々是勉強~クリニック経営のレシピ~ ]

院長夫人のための実践的マネジメントセミナーの講師をしました!

私どもの院長夫人コーチングのクライアントでクリニック経営のマネジメントに真剣に取り組んでいる院長夫人のコラ...

[ 院長夫人の日々是勉強~クリニック経営のレシピ~ ]

接遇教育の根本にある『気配り』vol.4 

最近、患者さんへの接遇教育を熱心に実施している医療機関が増えています。その原因は患者さんから医療機関へ向け...

[ 医療経営の処方箋 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ