コラム
公開日: 2011-01-12 最終更新日: 2011-05-15
優秀なスタッフの退職にも対応する仕組みvol.20
優秀なスタッフが退職して仕事が回らないという相談をよくお受けします。そこで、今回は、優秀なスタッフが退職しても仕事をまわしていくことのできる体制づくりについてまとめました。
1.なぜ優秀なスタッフが退職すると仕事が回らなくなるのか?
これは、ズバリ仕事が標準化されていないからです。仕事が標準化されていない医療機関は、気配りや気づき能力の高い優秀なスタッフばかりに仕事が集中してしまい、優秀なスタッフが退職してしまうと何も残らない状態になる悪循環が形成される。
2.優秀なスタッフがやっている仕事を標準化していく三つのポイント
ポイント1:業務の洗い出し( 役割と責任の明確化)
業務を細分化してやるべき仕事を明確にすること。細分化した業務はどのような流れになって、アウトプット(成果物)を明確にしていく。フロー図を描いていくとわかりやすい。
ポイント2:仕事の共有化
優秀なスタッフの仕事のノウハウや知恵をアウトプットしてもらう。これは大切なポイントでアウトプットしたものをまとめ、院内の財産として業務マニュアルを整備し全スタッフに必携させること。よく業務マニュアルが埃をかぶって眠らせてしまっている医療機関があるがマニュアルは使われて、はじめて価値が生まれます。院内のマニュアルを使い倒しましょう。
ポイント3:標準化
業務マニュアルは新人スタッフでもできるように整理する。読めばわかる!見ればわかる!ようにしておく。マニュアルは文字だけでなく、アウトプットをデジカメで撮るなどしてビジュアル化しておくこともポイントとなる。
以上、医療機関の職場は女性が中心ですのでスタッフは退職するという前提で業務の標準化を進めていくことを提案します。
最後までお読み頂きありがとうございました。
感謝!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
合同会社 MASパートナーズ 原 聡彦(hara toshihiko)
住所:〒540-0031 大阪市中央区北浜東1-15
ビル・リバーセンター503号
E-mail : hara@maspartners.co.jp
------------------------------------------------------------------
MASパートナーズ公式サイト < http://www.maspartners.co.jp/>
原聡彦ブログ「気づき日記」 < http://blog.livedoor.jp/masp2010/>
原聡彦ツイッター < http://twitter.com/toshihiko_hara>
------------------------------------------------------------------
「マイベストプロ大阪 合同会社MASパートナーズ
医療経営指導のプロ 原聡彦(はらとしひこ)の取材記事!」
<http://pro.mbp-osaka.com/masp/>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
こちらの関連するコラムもお読みください。
- クリニックの傘置き場から患者さんの傘がなくなった場合の管理責任は?2015-07-17
- クレーマー患者に対する診療拒否・退院要請の注意点2014-04-16
- クリニック全体でレベルアップを図るスタッフ研修2012-10-12
- スタッフの話を聴く習慣についてvol.1142011-10-18
- 新人スタッフ研修2013-04-14
最近投稿されたコラムを読む
- 新人スタッフ教育 2018-04-15
- クリニックの広報に役立つ院内新聞 2018-04-09
- なぜ、あのクリニックのスタッフは定着率が高いのか? 2018-03-22
- 魅力ある求人票づくりのポイントとは? ホームページを活用して求人に成功しているクリニックの共通 2018-03-17
- 整形外科クリニックにおける短時間通所リハビリテーション開設方法③ 2018-03-13
セミナー・イベント
-
クリニック経営に携わる院長夫人のための実践的マネジメントセミナー
開催日: 2015-09-13 -
クリニック経営に携わる院長夫人のための実践的マネジメントセミナー
開催日: 2014-06-01 -
クリニックでいますぐ使える!接遇セミナーのご案内
開催日: 2012-11-18
メディア掲載情報

2011年10月より全国の医薬品卸会社のユーザー医療機関に配布している医業情報ダイジェスト(月2回発刊)の連載記事を担当させて頂いております。私が担当している連載記...
このプロの紹介記事

医療機関専門のプロフェッショナル経営サポーター「MASパートナーズ」代表の原聡彦さんは、約16年間、神戸、大阪の2つの医療専門会計事務所での勤務を経て2009年10月に起業しました。「私自身が経営者になって、本当の意味でも経営者の孤独を実...
プロのおすすめコラム
› 新着記事一覧
新人スタッフ教育
新人スタッフを早期戦力化させるためにはどんな事をすればいい?」と院長先生や院長夫人からよく質問を頂きます。...
クリニックの広報に役立つ院内新聞
(ご相談内容)開業3年目の整形外科クリニックの院長から「開業以来、4カ月の1度の頻度で院内新聞を発刊してい...
なぜ、あのクリニックのスタッフは定着率が高いのか?
本日は、「なぜ、あのクリニックのスタッフは定着率が高いのか?」と題して、お伝えします。<相談内容>弊...
魅力ある求人票づくりのポイントとは? ホームページを活用して求人に成功しているクリニックの共通
クリニックの人事労務で避けては通れないのがスタッフの採用です。多くの院長はスタッフを採用すると「期待してい...
整形外科クリニックにおける短時間通所リハビリテーション開設方法③
<前回のおさらい>前回は、みなし指定の通所リハビリテーション開設、通所リハビリテーションの人員基準、診通...
人気のコラムTOP5
-
- 1位
- クリニックチームビルディングにおけるリーダーづくり 12よかった
-
- 2位
- ドクターズクラーク 11よかった
-
- 3位
- 理念を実践している!リーダースタッフのエピソード 9よかった
-
- 4位
- 開院後4度目の新年を迎えて 8よかった
-
- 5位
- 院長夫人の経理 7よかった
コラムのテーマ一覧
求人情報
スマホで見る
このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。
バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。