コラム

 公開日: 2015-02-16  最終更新日: 2015-02-18

カロート(納骨室)に水がたまっているのですが、それって普通ですか?

水がカロート(納骨室)にたまっている状態は普通ではありません。

雨が降って、水がある程度カロートに入ってしまうのは仕方がないことなのですが、雨がやんでしばらくたっても水がたまっている状態というのは好ましい状態ではありません。

水のたまったカロート(納骨室)
 水がたまって抜けなくなっているカロート(納骨室)
 底はコンクリートでした。



【対処法】


カロートに水がたまる原因はいくつか考えられますが、常に水が溜まっている状態で最も多い原因は、カロートの底がコンクリートになっているケースです。

納骨口が大きい場合はお墓を解体せずにコンクリートに水抜き穴をあけることもできますが、
根本的な解決方法としてはお墓をいったん解体し、カロートを作り直さなければなりません。

まずは石材店にご相談ください。



【カロート(納骨室)の形状について】


カロートは、地域やお墓の形状によってその形状も様々です。

骨壺ごとお骨を納めるようにつくられたカロートもあれば、お骨を土(大地)に返す作りのものもあるからです。

また、骨壺の大きさも地方によって違いがありますので、その影響もあります。


ここでは関西地方に多い、お骨を土に返すタイプのカロートを例にとって話を進めます(その他の地方の方はお問合せ下さい)。


関西で、三重台(芝台付き)のお墓の場合のカロートの大きさは、内々で40cm×45cm前後が多いと思います。

お墓が同じ大きさ(8寸型とか9寸型など)でも、二重台の場合と三重台(芝台付き)の場合では寸法が若干違ってきますし、石材店によってもカロートの大きさは多少前後します。

また、一番下の台石よりも大きなカロートは作れませんので、当然お墓の大きさによっても違ってきます。


さて、通常カロートの周囲はコンクリートで固めます。
それは、カロートがお墓の基礎の役割も持っているからです。

お骨を土に返す作りのカロートの場合、カロートの周囲はコンクリートですが、真下は真砂土です。真砂土の上に川砂を敷く場合も多くあります。

ですが、いずれにしてもカロートの底までコンクリートで固めることはありません。


カロート(納骨室)
 みかげ石製納骨室(底は真砂土+川砂)



【カロート(納骨室)の形状について】



カロートには、みかげ石(花崗岩)や大理石の他にコンクリートブロックや排水用の会所桝(かいしょます)などが使われます。

また、石製のカロートの場合、内側に般若心経や仏様の画を刻むこともあります。

※排水会所とは、汚水や廃水を流す排水管(下水管)にゴミや汚泥が流れ込むのを防ぐために設置するものです。



【納骨のしかたについて】



お骨を大地に返す形式の納骨では、ほとんどの場合、骨壺から出してお骨をカロートに収めます。
ごくまれに分解して土に帰る素材でできた骨壺があり、その場合は骨壺のまま納骨しますが、ほとんどの骨壺は陶器で土にはかえりません。

お骨を直接土の上に置く場合もあれば、さらしの袋に入れて納骨する場合もあります。

なぜ、骨壺から出して納めるかというとそれは、骨壺のまま納めてもお骨は土に帰りませんし、結露で骨壺の中に水がたまることもあれば、お骨にカビが生えることもあるからです。

さて、お骨を入れる袋は石材店でも購入できますが、袋をつくるのも供養のうちなので、できればご家族のどなたかにお作りいただきたいところです。

作り方はカンタンです。
①サラシを1反買ってくる(スーパーやきもの屋さんなどで買えます)。
②適当なところで半分におります。
③左右を縫います。
④口を縛るひもはあってもなくてもかまいません。
以上です。

大きさは、角2の封筒(A4の紙を折らずに入れられる大きさ)ぐらいです。

「大は小を兼ねる」といいますので、多少大きい(縦に長い)ば場合は問題ありません。

おおよその目安としては、よこ30cmぐらい×たて45cmぐらいです。


なお、葬儀屋さんからお骨を持ち帰る際に骨壺を包んであった風呂敷はナイロン製のものが多いのでお骨袋としては使えません。

お骨袋には、必ず化学繊維の入っていないものをご使用ください。


納骨袋
 納骨袋(お骨袋)




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