コラム

 公開日: 2015-07-12  最終更新日: 2015-11-03

お墓に水をかけるのはよくないと言われましたが、本当ですか?【お墓参りの正しい作法】

皆さんは自分のお墓参りの仕方について疑問に思ったことはありませんか? 
そんな方のために、より良いお墓参りの仕方をご紹介します。
ただし、お墓参りに「わるいお墓参りなどない」ということは最初にお伝えしておきたいと思います。

さて、お墓がお寺の境内墓地にある場合、まずはご本尊さまにお参りしてください。
共同墓地などでもお地蔵さまや阿弥陀さまがいらっしゃると思います。
まずはその仏さまにお参りするのが作法です。
次に自分の家のお墓にお参りします。
最初に掃除をし、そして掃除で汚れた手を洗ってから花・線香・供え物をお供えし手を合わせます。
そうじの仕方はまた別の機会にお話しします。




お墓に水をかけるのはよくないの?

お墓に水をかけるのは、「ご先祖様に冷や水を浴びせている」ことになるので、してはいけないと言われる地域もあるようです。
しかしその一方で、「ご恩は石に刻みましょう。恨みは水に流しましょう」と言ってお墓にお水をかける地域もあります。

また、日本には水は清らかなるものという考えが古くからあり「禊(みそ)ぎ」という行為もあります。
禊ぎとは「罪やけがれを払うために、川などで水を浴びて身を清めること」ですが、成仏したご先祖さまは穢れることもないから「水をかける必要はない」という考え方もあれば、「お墓に水をかけることによって私たちの穢れが清められる」という考え方もあります。

仏教では「洒水(しゃすい)」といって水で浄める大切な作法もあります。

このように考え方はいろいろとあります。ご自分がお墓に水をかけるほうがしっくりくるのであればそうされればよいと思いますし、お墓に水をかけるのに抵抗があるのであればかけなくてもよいと思います。
ただし、バケツごと水をかけるのはやめましょう。
真夏には石もかなり熱くなります。時々「仏さんも暑いやろ」といって水をバケツごとかける方がいらっしゃいますが、熱を持った石に大量に水をかけると急激に温度が下がります。それを何十年も続けていると、風化が早まってしまいます。

「ついで参り」はダメなの?

時々「ついで参りはいけない」というようなことを耳にします。
この「ついで参り」という言葉は、二つの意味で使われることが多いようです。
一つ目は「別の用事で出かけるついでにお墓参りをしてはいけない」という意味で、もう一つは「目的のお墓があり、そのお墓にお参りするついでに他のお墓にもお参りするのはダメ」という意味です。
しかし、そんなことはありません。
自分の身に置きかえて考えてみましょう。自分にとって大切な人や親しい人が「近くまで来たからついでにちょっと寄ってみた」と言って会いに来てくれたらどうでしょう。あなたは「なに? ついで? 失礼な!」」と思いますか? 思いませんよね? むしろ「よく来てくれた!」とうれしくなるのではないですか? 

たとえお花やお線香を持っていなかったとしてもかまいません、お墓の近くまで行ったときには、ぜひ手だけでも合わせに行ってください。ご先祖さま・故人はきっと喜ばれると思います。

午後にお墓参りをしてはダメなの?

「お墓参りは午前中でないとダメ」という話もよく耳にします。
しかしこれに根拠はありません。
では、なぜそのように言われるかというと、「ご先祖さまのことは後まわしにしてはいけない」ということなのです。
ですから「午後にお墓参りをしてはダメ」ということではありません。ただ、どうせなら用事を済ませてからお墓参りをするよりは、お墓参りをしてから用事を済ませるなり遊びに行く方が、気分も軽くなってよいとは思います。

「友引」に墓参りをするのはよくないの?

そんなことはありません。
そもそも「大安」や「仏滅」、「友引」というのは、「六曜」という名の示す通り、もともとは日の吉凶を示すものではなく、現在の七曜と同じように、単に日にちを区別するための記号でした。
「六曜」では、時々2日続けて同じ日が来たりすることもあるため謎めいて感じられるのかもしれませんが、実は単純な法則があるのです。
旧暦の1月と7月の1日は先勝と決まっています。
同様に2月と8月の1日は友引、3月と9月の1日は先負、4月と10月の1日は仏滅、
5月と11月の1日は大安、6月と12月の1日は赤口です。
今の暦では月が替わっても年が変わっても七曜は変わりませんが、昔は月が替わるたびにリセットされて変わっていたのです。



射場石利石材では、お墓のことで真剣にお悩みの方であれば、たとえ他のお店のお客さまでも親身になってご相談に応じております。お気軽にお電話ください。 

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