コラム

 公開日: 2015-09-10  最終更新日: 2016-01-06

亡くなった主人は散骨を希望していましたが私はイヤです。お墓を建てたら主人は浮かばれませんか?

Q.生前、主人は「将来死んだらお墓を持たないで海にまいたりしてほしい」と言っていました。ですが私はイヤなんです。息子たちは「お父さんがそう言ってたんなら、そうしてあげた方がいいんじゃないの……?」と言いますが、本音ではあまり気が進まないようです。主人の遺志に反してお墓を建てると主人は浮かばれないでしょうか?】

A.お墓を建ててお骨を納め、一部のお骨だけを散骨してはいかがでしょうか。


安易に散骨すると後悔します。
もし散骨するのであれば、時間をかけてよく考えて、家族ともよく話し合ってから実施することをおススメします。
後々でも散骨はできますが、散骨した骨は二度と手元には戻りません。これは「合祀墓」についても言えることです。

また、散骨をして後悔される方も少なからずいらっしゃいます。

後悔で一番多いのは、「お参りできない」「手を合わせるよりどころがない(お骨がない)」というものです。

故人の遺志で散骨したけれど、「お墓を建ててお骨をお墓に納めて一部だけ散骨すれば、故人の願いもかなえてあげられたし、私も手を合わせる場所が出来てよかったのに……。」そういうお声は本当によく聞きます。

最初はよくても、時間がたつにつれ、手を合わせるよりどころ(お骨)がないという事がどれだけ寂しいことかということが、しみじみと感じられるそうです。


お墓のもつ意味や魅力は、実際に大切な人の遺骨を納め、自分でお参りをしてみないとわかりません。

「墓マイラー」という言葉を聞いたことがありますか?
「墓マイラー」とは、著名人やスターなどのお墓を巡って故人の足跡などに思いをはせる、いわばお墓参りを趣味とする人のことを言います。


「墓マイラー」の名付け親であり、芸術や文学を通して味わった数々の感動のお礼を作者に「直接」伝えるために国内外の墓巡礼をされているカジポン・マルコ残月さんは、次のようにおっしゃっています。

「私は20歳の誕生日を迎える前に、なんとしてもドストエフスキーの墓前で『ありがとう』と一言伝えたくなり、しまいには『さもないと人生が一歩も前に進まない』と思うようになりました。苦労の末、ようやく墓前に立てた時のあの感動は今も忘れられません。お墓に手を置いた時、雷に打たれたように全身に電気が流れました。それは『彼は実在したんだ』という歓喜の電流でした。教科書で見る彼はどこか架空の人物のようでリアリティがなかったのですが、お墓に手を置くと、生きてから死んだからここにお墓があると、『あの、底なしに深い思いやりを思った人物は本当にいたんだ』と体感し、涙腺が決壊しました。
それもこれも石のお墓があったからこそです。「触れる」からこそ、お参りを通して故人と交流することができるし、命のつながりを感じることもできます」と。


ひょっとしたら、ご主人はヘンな遠慮から散骨を希望されたのではないでしょうか。

そもそも、死後の始末は家族がするものです。

あなたが散骨するのがイヤで、息子さんたちも気が進まないということであれば、どうぞお墓を建ててあげてください。

お墓を建てて亡きご主人が怒ったり悲しまれたりするかというと、決してそんなことはないと、私には思えます。

射場石利石材では、お墓のことで真剣にお悩みの方であれば、たとえ他のお店のお客さまでも親身になってご相談に応じております。お気軽にお電話ください。 

射場石利石材(いば いしり せきざい)
T E L.072-635-1134
営業時間.8:00 ~ 18:00(無休)

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石職人 射場一之

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TEL:0120-148183

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