コラム

 公開日: 2017-05-30  最終更新日: 2017-06-02

古い長屋を現代の暮らしに合わせたリフォーム

昨今の空き家増加による空き家対策はスマート住宅循環支援事業として、既存住宅の市場流通を促進、拡大を目指した事業が国を挙げて推進されています。
つまり空き家の放置に歯止めをかけ、リフォームによって住む、貸す、泊まるなどいずれかの目的のために環境保全のみならず空き家対策特別措置法に基づき法的にも、古い空き家の改善が迫られているのです。
さて、長年放置してきた古い長屋は現在の暮らしに合わせた改良は可能なのか?

江戸時代の長屋は九尺二間の棟割長屋と言って、間口が9尺(約2.7m)、奥行きが2間(約3.6m)の住戸を連ねた連棟建てでした。九尺二間の長屋とは畳6畳の部屋とほぼ同規模の大きさでありそのうち約1畳半を土間として、4畳半を部屋として区画されているのが一般的でした。
長屋で暮らす庶民は家族持ちで、この狭いワンルームタイプの長屋で暮らしていました。
ガラリと入口を開ければ家全体が丸見えで、壁が薄く生活音は丸聞こえなのでプライバシーは皆無です。
たとえばこんな川柳があります。
「椀と箸 持って来やれと 壁をぶち」
隣の住人のお腹が鳴るのが聞えちゃったんでしょうね。「おーい、今から飯だから椀と箸持ってお前もうちにこいよ」なんて言いながら壁をドンドン叩いているわけです。現代なら考えられない密な関係です。
まさに薄壁一枚の共有壁、お腹の鳴る音が聞えるほどですから。
大阪では大正の末期から昭和にかけて都市計画法の一環として、市街地の拡大として近代長屋が多く建てられました。
大正末期の都市計画法を受けて始まる土地区画整理事業は、大大阪新開地(だいおおさかしんかいち)と銘打ち、サラリーマン向けに長屋建ての貸家が多く建てられました。
その時代の長屋は九尺二間というものよりも2階建てのもう少し大きな建物になっていましたが、当時の名残で、間口九尺いわいる1間半間口の建物は今でも多く残っています。

ではその昭和初期に建てられ、長い間空き家になっている当時の間取りのままの古い長屋は、現代の暮らしに合わせて納得できる住まいへと再生、改良できるのでしょうか。


2間間口の長屋です。


何度か手を加えられていますが基本間取りはそのままです。


入口は土間になっており車庫として使われていました。

この建物を車が置けて、3人家族が暮らせる住まいに再生できるのか?


ガレージ付きの3LDKが完成しました。


ガレージを設けるため玄関はは奥に設けました。
正面右の窓はお風呂の窓です。


玄関です。
2間間口なので広い玄関はとれません。


玄関の先は奥の洋室に続く廊下があります。
廊下の右側がトイレ、洗面所お風呂です。


既存のお風呂は狭い間口に合わせた小さなお風呂です。


1216サイズのお風呂です。
やはり最低1216サイズのお風呂は現代のファミリーライフにとっては不可欠です。


洗面所です。
W750の洗面化粧台と、洗濯機パンを設けました。
脱衣所として洗面化粧台と洗濯機を設けることも現代の暮らしには欠かせません。


清潔感溢れるトイレは現代社会の象徴です。


1階、廊下の奥の洋室です。
クローゼットを設け個室として機能しなければなりません。


2階にLDKと洋室を2室設けました。
昔の暮らしにはなかったLDK。
LDKとシステムキッチンは今の暮らしにはなくてはならないものに位置付けられています。


LDKに隣接する洋室です。
ベランダも設け、今の暮らしに困ることがないようプランニングしました。

昔の長屋暮らしには隣との壁が共有の薄壁1枚で近隣とのプライバシーさえもない状態でした。
また屋内の家族間のプライバシーも、通し間取り故、部屋間の移動も各部屋を通っていかねばならず、個人部屋というものもなき、プライバシーという概念事態がありませんでした。


しかし長屋の共有壁は遮音シートを貼る事である程度の音の問題を解決しています。
また家族間のプライバシーも廊下を設け、間仕切り壁を設置し、各個室を確保する事とLDKを設けることで、共有スペースとの棲み分けを明確にすることができプライバシーの確保が保たれます。
現代の暮らしとは、ゆとりを持った生活を確保することではないでしょうか?
各々の余裕を持った距離感、余裕を持った各所の広さの確保という要素が保たれれば、古い長屋でも現代の暮らしを実現でるのではないでしょうか。

1間半間口の長屋に無理なく1216サイズのユニットバスを入れ
リフォームで空家対策を!
西成区で築80年の長屋をリフォーム
空き家対策特別措置法の全面施工

リフォームワーク社長のブログ

お問い合わせ 電話:0120-41-5858  Eメール:info@r-work.jp 舘まで
リフォームワークのHP

この記事を書いたプロ

リフォームワーク [ホームページ]

大工 舘慶仁

大阪府大阪市淀川区塚本1-19-32 [地図]
TEL:06-6195-4552

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
笑顔のお客様!
イメージ

http://www.r-work.jp/view/index2.html

Yahoo!知恵袋

YAHOO知恵袋で住宅リフォームの専門家回答者として家づくりにお悩みの質問に答えています。まだまだ数は少ないですが、ベストアンサーに選ばれています。ベストア...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
舘 慶仁(たち・よしひと)さん

魂の熱血リフォーマー(1/3)

 「住まいのことで悩んでいませんか? 困ったことがあれば、私にどーんとまかせて下さい」と胸をたたくのは大阪市西淀川区で「リフォームワーク」を営む舘慶仁さんです。まんまるとした体、「えべっさん」のような笑顔が信頼感を呼び、「リフォーム屋たっち...

舘慶仁プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

古家再生のプロとしてニーズに応じた納得の長屋リフォーム術

会社名 : リフォームワーク
住所 : 大阪府大阪市淀川区塚本1-19-32 [地図]
TEL : 06-6195-4552

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6195-4552

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

舘慶仁(たちよしひと)

リフォームワーク

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

おしゃれなお風呂にリフォームしました

築15年、お風呂のカビが激しく、入り口ドアも壊れているの...

柏原市 T
  • 30代/女性 
  • 参考になった数(1

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
幸せボンビーガールに弊社施工事例の紹介放送が7月4日に変更になりました。
イメージ

みなさんすみません。先日日本TVの「幸せボンビーガール」で、弊社qの長屋のリフォーム施工例が本日:から...

[ リフォームコラム ]

リフォームワークはお客様の要望や不安をとことん聞きます!
イメージ

こう言ってもらえるように、お客様の希望と不安をとことん聞きます。せっかくお金をかけて家をリフォームして...

[ 全面改装リフォーム ]

リフォームワークの長屋・古家の全面改装リフォーム 二つの選択
イメージ

築30年、40年あるいはそれ以上の古家は現代の生活ニーズに合わなくなってきているだけでなく、居住機能そのも...

[ 長屋リフォーム ]

「家は3回建てないと満足できない」をリフォームで叶える
イメージ

今一度、自分が住んでいる家について考えてみましょう。家は我々人間にとって、生きていく上ではなくてはならな...

[ 全面改装リフォーム ]

幸せボンビーガールに弊社長屋リフォームの施工事例が紹介されます。
イメージ

日本テレビ「幸せボンビーガール」は火曜21:00から、TOKIOの山口達也と、水ト麻美が司会進行で森泉とかハリ...

[ リフォームコラム ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ