コラム

 公開日: 2017-05-15 

無農薬の農作物

 「安心」を売りにしている例として、「無農薬だから安心して食べられます」というものがあります。暗に、農薬を使っているものは、安全ではないとのことで、消費者の不安を掻き立てる感じもします。
 農薬が安全ではないのか?農薬は使用する量及びタイミングを正しく取り扱えば、人体に害のあるものではありません。昔は農薬など使わなかったという人もいますが、確かに江戸時代は農薬などありませんでした。しかし、人口が約3000万人であり、今の4分の1程度の時代です。さらに、江戸時代264年の間に3回の大飢饉(享保、天明、天保)で多くの方が亡くなっており、現代では決して許されることでありません。
 また、家庭菜園で無農薬野菜を作っているとの話を聞きますが、その人たちは不作の場合、近くのスーパーに食材を買いに行かれることとも思います。しかし、農家さんは、不作では生活自体が成り立ちません。
 消費者が、「農薬」=「悪」とならないことが望まれます。そして、農家さんが、使用量や使用のタイミングを正しく行いながら「安全」な農作物を作っていることを理解してほしいと思います。
 なお、農家さんのマーケティング戦略として、他の農作物と差別化するために、手間とコストをかけて、無農薬野菜などを生産・販売することは、良いことであると考えます。無農薬を求めるニーズは存在しますし、人によっては、アレルギーなどで無農薬ではなくては食せない方もいます。
 消費者のターゲットを決めて、そのターゲットのニーズにあった活動を行うことが大切です。
 

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