コラム

 公開日: 2014-12-08  最終更新日: 2014-12-09

【海外PL・貿易関連レポート】インドネシアの交通事情を知ろう。

企業の賠償責任保険に特化したSAKURA AGENCYの高野です。

昨今の円安傾向の流れに乗り、これを機にわが社もグローバル化にとお思いになられている中小企業の社長さまも多いのでは?実際、私の既存客でも初の海外展開を考えはじめた企業さまからのご相談はここ数カ月で増えてきました。
特にアセアン(東南アジア諸国連合)加盟国は10カ国、インドネシア、フィリピン、マレーシア、シンガポール、ブルネイ、カンボジア、タイ、ベトナム、ラオス、ミャンマーを選定先の候補国をお考えの企業も多いように思われます。

今回のテーマとして、今注目のインドネシアに絞りその交通事情を説明いたします。
なぜインドネシアが注目なのか?アセアン10カ国の総人口は約6億人超、インドネシアではアセアン人口の筆頭、約2億5千万人といわれています。(人口世界第4位)。
アセアンの経済発展は目覚ましく、各国で事情は異なりますが、全般に高い経済成長を続けており、名目GDPの10カ国合計も日本の半分近くにまで達しています。
宗教はイスラム教88.1%、キリスト教9.3%、ヒンズー教1.8%ほか(宗教省(2010年))。世界最大のイスラム人口を有するが、イスラム教は国教ではない。

貿易:引用先外務省HPより
(a)非石油・ガス部門だけでも、インドネシアにとって日本は輸出入の両面で最大の貿易国の一つであり、経済連携協定(EPA)も発効済み(下記 (ハ)参照)。2013年のインドネシアの対日輸出は2兆8,130億円で国別輸出総額第1位、対日輸入は1兆6,618億円(財務省貿易統計)で第3位であり、日本の大幅な輸入超。
(b)日本のインドネシアからの主な輸入品は、石油・液化天然ガス、石炭、鉱物資源、エビ、パルプ、繊維及び繊維製品、一般機械、電気機器等。他方、日本からインドネシアへの主な輸出品は、一般機械及び部品、プラスチック等化学製品、鉄鋼、電気機器、電子部品、輸送機械及び自動車部品。
(c)インドネシアは日本にとって重要なエネルギー供給国。
(注)日本のエネルギー輸入に占めるインドネシアの割合(2011年財務省貿易統計)
石炭:20%(第2位)、液化天然ガス:12%(第4位)
(d)インドネシアは、中東の石油、豪州の食料品などの産品を日本に運ぶ重要なルートに位置しており、日本の輸入石油の約9割がマラッカ海峡を通過している。

目覚ましい経済発展を続けているインドネシアですが、急激なモータリゼーションに伴い道路等のインフラ整備が追いついていないことと、自動車優先の意識が強く歩行者の人命が軽視される傾向があります。
つまり「交通安全は経済発展の二の次になっている」そして「自分の安全は自分で守る」という認識を持つ事が必要です。

道路整備状況
インドネシアの首都ジャカルタでは渋滞が深刻な社会問題である。
一説によるとジャカルタ警視庁に登録されている自動車200万台以上と二輪車700万台以上を道路にすべて並べると、ジャカルタの道路面積では、足りずに溢れてしまうと言われています。また、道路(排水溝)のメンテナンスが不十分なため、大雨が降ると排水溝から溢れだした水で道路がすぐに冠水し、渋滞に一層拍車がかかります。
その一方では、アセアンでは壮大なアジアハイウェイ・プロジェクトの構想の下、インフラ整備が進みつつあります。
インドネシアでもスマトラ、ジャワ、カリマンタン等の6つの経済回廊構想が打ち上げられています。

道路・交通事情
先ほども述べましたが、朝夕のラッシュ時の渋滞はひどく路肩までぎっしり詰まっている隙間を大量の二輪車がすり抜けていきます。1台でも先に行こうという無理な割り込みの繰り返しが渋滞を更に悪化させています。
さらに、高速道路でも割り込みを防ぐかのように短い車間距離で運転する傾向にあるため、慣れない日本人にとっては運転は困難です。
ジャカルタの渋滞緩和策に「3in1」があり、特定地域の朝夕の時間帯は社内に3人以上乗っていないと乗入禁止(罰金)という制度です。
そのため、道端に多くの(ジョッキー)と呼ばれる同乗を仕事とする人が、人差し指を上げて立って待っています。
ジョッキーは規制区域を出るとお金をもらって自動車から降り、バスで戻って仕事を続けます。
いたるところにハンプ(スピード防止段差)が設けられており、スピード抑制に一定効果を出していますが、視認性が悪く、段差も大きいため、慣れていない日本人には注意が必要です。

「安全に対する意識の低さ」「運転マナーの悪さ」「車優先社会」です。
日本とは違うことをしっかり認識して自分の身は自分で守ることが重要だと思います。

この記事を書いたプロ

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