コラム

 公開日: 2017-12-11 

遺品の供養方法「お焚き上げ」はどこに依頼しらたいい?

遺品を整理していると、故人の思い出の品はできればすべて残しておきたいといった気持ちになることがあります。

しかし「保管しておく場所がない」「家具や家電など壊れてしまっていて修理もできない」など、さまざまな事情によって処分せざるをえないものは当然、出てきます。

それでも「ゴミとして捨ててしまうには忍びない」というのが、正直な気持ちではないでしょうか? そこで今回は遺品の処分方法としての供養についてご紹介します。

遺品の供養が必要な理由

例えば、子どもの頃から大切にしていた人形やぬいぐるみを、古くなったからといって「簡単に捨てられない」と思う方は多いのではないでしょうか?

それと同様に、故人の愛着や思い出がつまったものを亡くなったからといって処分はしづらいものです。

また日本には、古くから八百万の神といって、神羅万象すべてのものには神様が宿っているという考えがあります。

もちろん亡くなった方のものを捨てたからといって、罰が当たるわけではありませんが、故人の大切にしていたものを処分するのであれば、不要だから捨てるというのではなく、しっかりと供養をしてから処分しようと思うのは、多くの日本人にとって当たり前の感情ともいえます。

供養の対象になる遺品

先述したように、日本に古来からある八百万の神という考えを前提にするのであれば、故人が残したすべての品を供養の対象としても間違いではありません。

しかし場合によっては、遺品の量がトラック数台分にもなるケースもあります。そこで一般的に供養の対象となる遺品をご紹介します。

(1)写真
最近は、デジカメやスマホで撮影し、データとして残している場合が多いですが、昔の方であれば印刷された写真を保存されています。

かさばらない程度であればそのまま保管していても構いませんが、保存状況によっては劣化してしまうため、デジタルデータとして保存したうえで供養される方は多いようです。

(2)手紙
写真同様、手紙もそのまま捨ててしまうには忍びないもののひとつです。それが直筆のものであればなおさらです。これもやはり劣化や汚破損の危険がありますので、どうしてもといったもの以外は、写真で撮影しデータとして保存し、供養されることをおすすめします。

(3)人形・ぬいぐるみ
人形は昔から人の形をしていることで魂が宿りやすいと言われています。またぬいぐるみも動物やキャラクターではあるものの、生物であることが多く、人形同様に魂がやどりやすいもののひとつです。そのため人形、ぬいぐるみを供養したいという方は多いようです。

(4)仏壇・神棚
仏壇や神棚は処分する際、供養として「魂・お性根抜き」という儀式を行います。なお、仏壇はほかの遺品と違い、勝手に処分することはできず、祭祀財産継承者の承諾が必要となりますのでご注意ください。

(5)そのほか
ここまで挙げたもののほかにも、趣味の道具やよく着ていた洋服など故人が愛用していたもので、どうしてもそのまま処分するには忍びないものであれば、すべて供養の対象になります。

お焚き上げとは

次に具体的に供養の方法についてご紹介します。遺品の供養としては「お焚き上げ」が一般的です。

そもそもお焚き上げとは、神社の庭で行われた庭燎(祭場で焚くかがり火)と仏教の護摩を焚くことを結びつけ、魂を天に送り出す行事です。遺品の供養としも、古くからこのお焚き上げが利用されてきました。

お焚き上げの依頼先

お焚き上げを依頼するのは、お寺、神社、専門業者のいずれかになります。

お寺や神社でお焚き上げをする場合、基本的に受け付けてもらえるのは「燃やすことができるもの」だけです。電化製品やライター、貴金属など燃やすことができないものは断られてしまう場合が多いようです。

また人形供養専門、ぬいぐるみ供養専門といった特定の品だけを専門に扱っている場合も少なくありませんので、必ず事前に確認することをおすすめします。

以前、お焚き上げといえば、お寺や神社以外では行っていませんでした。しかし最近では環境問題への配慮などもあり、お焚き上げを行わなくなったお寺や神社が増えています。そこで最近、増えてきたのがお焚き上げを専門に行う業者です。

お焚き上げを専門に行う業者は、遺品整理業者か遺品供養を専門に行っている業者のどちらかになります。これらの業者であれば、お寺や神社では断られてしまう「燃えないもの」であっても引き受けてもらえます。

注意点としては、お焚き上げをした後、正式な手続きを踏んで処分をしてくれる業者を選択することです。

最近はお焚き上げをしなくなったお寺や神社が増えたことで、遺品のお焚き上げを代行する業者が急増しています。
そしてその中には、遺品の不法投棄をする業者も少なからずいて、大きな問題となっています。

故人の大切な品を預けることになりますので、しっかりと調べてトラブルにならないよう注意をしてください。

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