コラム

 公開日: 2017-12-13 

生前整理のやり方と効率的にすすめるコツ

断捨離という言葉をご存知の方は多いと思います。一時期の流行語から、最近では誰もが一般的に使う言葉として定着しています。

今回は、この断捨離という言葉とも深い関係のある「生前整理」についてご紹介します。

生前整理とは、その言葉通り生きている間に自分の身の周りのものを整理することです。特に書斎やドレスルームなどを持っていて自分の荷物が大量にある方、家族と離れて一人で賃貸住宅に住んでいる方などは、遺族の負担を少しでも減らす意味でも、生前整理をやっておくことをおすすめします。

生前整理の下準備

以前、あるテレビ番組で俳優の高橋英樹さんが自宅のものを断捨離した際、4トントラック8往復分約33トンにもなったとお話されていました。もちろんこれほどの量になる方はそう多くはいらっしゃらないと思います。しかし、それでもいざ始めてみようとなると、やはりそれなりの量があり、「どこから手をつけていいかわからない」といったことにもなりかねません。そこで生前整理を行う場合、まずはその下準備をすることが重要になります。

(1)財産目録の作成
残された家族、親族が後に相続でもめることのないよう、事前に自分の財産目録を作成しておきます。整理をしている中で見つかるものもありますが、まずはわかる範囲で自分が持っている財産を書き出しておきましょう。

(2)家族の意見を聞く
自分が捨てたいものと、家族が残しておきたいものが必ずしも一致するとは限りません。家族が残しておきたいものを捨ててしまうといったことがないよう、事前に家族に意見を聞いておきます。

親族など意見を聞く範囲を広げすぎると整理がつかなくなってしまうため、家族ぐらいに限定しておくといいでしょう。

(3)自分なりの判断基準を決める
そもそも自分のものがたくさんある方は、これまでにも捨てるチャンスがありながら捨てられなかったタイプである可能性があります。

そのためいざ整理をしようと思っても、結局は何も捨てられないといったことになりかねません。いつか使うと思いながら1年以上使ってないものは捨てる、いつかダイエットをして着られるようになったときのためにとってある洋服も捨てるといった、自分なりの判断基準を決めておくことが、生前整理を行う際の重要なポイントです。

種類別の仕分け方法

下準備が終わったら、いよいよ本格的に整理を開始します。しかし下準備をしていたとしても、ものが多いとどこから手をつけていいかがわかりません。そこで「財産」、「思い出の品」、「洋服」、「そのほかのもの」など、いくつかに分類したうえでひとつずつ整理を始めていきましょう。

(1)財産
下準備で作成した財産目録を元に実際の財産を照合していきます。あると思っていたのにないもの、ないと思っていたのにあるものなどを確認し、改めて財産目録を作り直します。また後々トラブルにならないよう、整理が終わったらわかりやすくまとめておくようにします。

(2)思い出の品
昔、趣味でやっていた際に使っていたもの、例えばゴルフや釣り道具、楽器のほか、収集していたものなどを整理します。すでにやらなくなってしまった趣味の道具はその時点で家族や知り合いに譲る。譲る相手がいなければリサイクルショップなどに売却する、それもできなければ廃棄します。

写真は、バラバラになっている場合はアルバムを買って整理します。あまりにも多い場合はデータ化し、パソコン内やクラウドサービスに保存したうえ、印刷された写真は処分してもいいでしょう。ビデオなどもデジタル化できるものはデジタル化したほうがかさばらず、整理がしやすくなります。

(3)洋服
下準備でも書いたように、すでに着られなくなったサイズのものは思い切って捨ててしまうことをおすすめします。また着られるサイズであっても、流行などでもう1年以上着ていないものは捨ててしまってもいいでしょう。

(4)そのほかのもの
そのほかのものとして多いのは、本やレコード、CDなどがあります。これらも最近はすべてデータにすることができますので、データ化したうえで売却もしくは処分することをおすすめします。

仕分けのコツ「使う」「使わない」「残す」「捨てる」の4種に分ける

仕分けのコツはまず「使う」ものと「使わない」ものに分けること。そして「使わない」ものの中で、さらに「残す」ものと「捨てる」ものに分類します。

「残す」に分類したものは、自分の判断基準の元、別の箱などに集めておき、1年以上そこから出すことがなかったものは捨てるようにします。「捨てる」に分類したものは、そのまま処分、リサイクルショップや古書店などで売却といった形で、それぞれのものによって処分方法を決めていくようにします。

1つ1つ細かく整理していくと、いつまでたっても終わりません。まずは大きく分類してしまい、そこから整理していくことが、生前整理をスムーズに行うポイントです。

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