コラム

 公開日: 2015-11-09  最終更新日: 2016-08-03

「簡単に売上をあげる」、たった3つの方法

売上の低迷で悩んでいるスーパーは多いと思います。

優良店の売り場を視察したり、売上アップのためのノウハウを学ぶために、セミナーに参加したりしている人もいるでしょう。
ただひとりで、悩んでいても、解決策が簡単に浮かんでくれることは少ないと思います。各種の情報収集や人に聞くなど、前向きに考えて行動することは、良いことですし大切なことです。

ここで、その行動の成果を、更に拡大出来するために、知っておけばためになる方法について理論的にお伝えします。


算数の意味を理解していない?


セミナーで、
「売上を上げるたった3つの方法とは、どんなことがありますか?」と、私が参加者に聞いても、
多くの場合、なかなか答えが出てきません。

「お客様の満足」という答えも帰ってきます。
しかし、これは、方法ではなく、目指すべき結果です。
その中に、どれくらい(レベル)までという、目標があります。

売上を上げるたった3つの方法とは、
1.(購買)客数を増やす
2.客単価を増やす
3.(顧客の)来店頻度を増やす
というものです。

「馬鹿にしてんのか!」と、お叱りをいただくかもしれません。
そうなのです。答えは、新入社員でも答えられます。

でも、(本質が)分かっていない・・・。
そして、実行している人は、非常に少ないように感じます。(私の知っている限りですが?(笑))


お金を掛けないで、売上を上げる


算数が解っている人は、「客数×客単価」ということは、理解していただいていると思います。
しかし、この3つの中で、答えが出て来にくいのが「購買頻度」です。

売上は、1日だけのものではありません。
普通、1ヶ月単位で、考えることが多いと思います。
この場合、頭数として、何人来店してくれたかということもありますが、1ヶ月の中で、1人のお客が何回来てくれているかが非常に重要です。

また、売上を上げるためには、どうやって客単価を増やすかということも重要な要素です。
客単価と購買頻度のアップについては、全てではありませんが、基本的に既存顧客が対象になることです。


どうしても、売上を上げたいと思うと、赤字を切っての特売チラシを蒔くという短絡的な行動に出たくなります。
これは、来店頻度の低い顧客や休眠顧客、新規客を増やすための行動になります。
結果を出すためには、大きなコストを払うことになります。
それと、確かに一時的には効果があるかもしれませんが、フロントエンド(呼び込み商品)だけで、バックエンド(利益を出す商品やサービス)のない販売企画の場合は、利益(儲け)がほとんど残らないという、残念な結果になることも少なくありません。

以上のようなことから、どの様な商売においても、既存顧客に対してアプローチをかけて、プロモーション(販促企画全般)をかけていくほうが、費用対効果が高いと言えます。


効果を出す具体的事例


過去の記事で何回かご紹介している、お客様からの支持の高い、各部門の『重点商品を徹底して売り込む』というものがあります。
今年も、多く私のクライアントが、実績を残してくれました。
青果部門などでは、野菜の中でダントツに売上高が高いトマトを、売上高前年対比150%を達成しようというものです。
野菜の相場の高い春から夏にかけては、野菜部門の売上高を記録的に押し上げてくれました。また、相場が下落傾向にある現在でも、底堅く推移している企業が殆どです。

これこそが、既存顧客で売上を上げるという事例の典型です。
野菜以外にも、重点商品は、各部門に存在します。
そして、単品以外でも、各種販売企画や関連販売などもあります。単品と同じような取り組みをすることが出来ます。

一方、来店頻度を上げるということでは、スーパーマーケットの場合、業態として生鮮が主体であり、その鮮度や品揃え、サービス、価格といったものの日々の品質レベルが大きな要因になるでしょう。

また、ヒューマンの部分で言うと、顧客との繋がりを強くするための活動があげられます。
レジ担当者や売り場担当者の接客応対や、お客を思いやるという様な接遇レベルでの対応は、顧客の強い来店動機となります。

マーケティングの部分では、再来店を促すようなクーポン企画や抽選会など、事例を上げればキリがありません。

このように、既存顧客に語りかけていく様な方法は、非常に効果的で、コスト的にも低く、費用対効果が高いと言えます。


算数と理論で理解して行動する


以上紹介したような方法は、マーケティングの手法の一部です。
企画内容やタイミングなどによって、効果の大小はありますが、試さない手はありません。

新聞の購読率が大幅に下がり、年配層でも50%を割り込んでいるという新聞記事を目にしました。
20歳代では、なんと、10%を切っているというのです。
当然のことですが、新聞折込みチラシの効果も、年々確実に低下してくるということです。

販促ツールのどの方法が、効果があるということも大事なのですが、
どれも手がけるという発想に変えていく必要があると思います。

その意味から、既存顧客を大事にして、『語りかける』ということを真剣に考えて行動するべきでは、ないでしょうか。

【お役立ち関連記事】
売上げ、客数UPの基本
売上げ、客数UPの基本・2
3ヶ月目で、前年対比・売上113%達成


▼▼▼▼▼ 業務改善の多くの 『成功事例』 を紹介しています。▼▼▼▼▼
                   ⇒ 業務改善事例



サミットリテイリングセンターは、『業務改善のコンサルティング』をさせて頂き、全国で100社以上の業績向上を実現してきました。
お問い合わせやご相談は、お気軽にご連絡ください。
電話:06-6654-6640 新谷・携帯:090-4033-1384
メールでのお問合せ ⇒ こちらからどうぞ


生産性向上セミナー                        ⇒ 生産性向上セミナーの詳細

この記事を書いたプロ

有限会社サミットリテイリングセンター [ホームページ]

経営コンサルタント 新谷千里

大阪府豊中市上野東2丁目4番10号 [地図]
TEL:06-6654-6640

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
業績アップ・成功事例

コンサルティングによって実際に得られた、クライアントの業績向上について、詳しくご紹介します。■青果部門の店頭プロモーション4つのポイント~高価格の人参をど...

 
このプロの紹介記事
新谷千里(しんたに・ちさと)さん

お客目線でスーパーの売り場を改善し、利益をあげる(1/3)

 お店の周辺に次々とできるライバル店にお客を奪われる。値引きをしても客の姿はまばら。打つ手がない。そんな悩みを持つスーパーの経営者のみなさん。利益を出す店に変革するプロの新谷千里さんの話を聞いてみませんか? 新谷さんは、大手スーパーの現場...

新谷千里プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

高収益の会社に変える!戦略立案、愉しい売場、生産性の向上。

会社名 : 有限会社サミットリテイリングセンター
住所 : 大阪府豊中市上野東2丁目4番10号 [地図]
TEL : 06-6654-6640

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6654-6640

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

新谷千里(しんがいちさと)

有限会社サミットリテイリングセンター

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
売上を簡単に上げる方法 【商品開発・編】
イメージ

先日、高知県・地産外商公社から依頼を受けて、3日間、各審査会の審査委員をさせていただきました。スーパー...

[ スーパーの営業戦略 ]

『お客と社員に支持される生産性向上策』 【2】 商人舎Magazine 4月号・原稿
イメージ

今回は、営業利益を大幅に向上させるために、生産性を向上させる。そのための『考え方』について、事例を交えなが...

[ スーパーマーケットの経営戦略 ]

『お客と社員に支持される生産性向上策』 【新連載】      商人舎Magazine3月号・原稿
イメージ

私は、スーパーマーケットを中心に、業務改善のコンサルティングをさせていただいています。業務改善という...

[ スーパーマーケットの経営戦略 ]

売れる、そして稼ぐ、店舗レイアウト【商人舎magazine11月号】・原稿
イメージ

店舗レイアウトを改善することによって、販売力や生産性を大きく向上させることが出来ます。新店舗の開発や既...

[ スーパーの業務改善 ]

マーケティングの原点・・・客数を増やす【商人舎magazine10月号・原稿】
イメージ

前回の記事は、「客単価アップ」を中心に解説しました。今回は、「客数アップ」について解説を加えたいと思いま...

[ スーパーの営業戦略 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ