コラム

 公開日: 2016-02-09  最終更新日: 2016-08-03

ストーリーが、新たな売上を創る!

立春の翌2日5日、長年お世話になっているクライアントの社長から、お酒の贈り物が届きました。

司牡丹
司牡丹の『立春朝搾り』です。
有り難いことに、毎年この時季に送っていただいている、美味しい日本酒です。

私は、数年前まで、立春のお酒とは、全く知りませんでした。
節分の巻き寿司は、全国的にも有名になりましたが、次の日の立春に、これといってのイベントを知らなかったのです。


新奇性が、新たな売上をつくる


スーパーマーケットの店頭では、年末年始やお盆などには、日本酒の売上が大きく伸びますが、それ以外は、目立った売上はありません。

ましてや、一部のスーパーを除き、「立春に日本酒」など、今まで全く知る由もない関係のないことでした。
ところが、司牡丹は、「立春に作ったお酒」というプロジェクトを、地域の酒販店などを巻き込み、見事に成功させています。
立春の搾りたて自体は、昔から有った様ですが、スーパーマーケットの店頭では、殆ど見ることは有りません。

お酒が好きな人、
お世話になっている誰かに贈りたい人、
会社の贈答用にして、
という様に、ターゲットは、確実に存在します。
『立春朝搾り』は、見事に、その潜在ニーズを掘り起こしたのです。

実際、私の他のクライアントでも、実行に移してみました。
このお酒の存在を、ある地元の酒造メーカーにお伝えして、頼み込んで昨年から立春のお酒を、にごり酒も作ってもらい2種類揃えて、早速スーパーで売り出しました。
結果は、お客からも好評で、見事に計画数量を全店で完売させました。

このスーパーのお酒売場は、新たな売上を立てることに成功したのです。
ただ、一つだけ残念だったことは、このお酒が一升瓶のみだったことです。
そこで、今年は、ボトルを四合瓶に変えての販売となります。おそらく、去年の2倍以上の売上になるのではないかと思います。


「親父に飲ませたい」プロジェクト


「おらの米でつくった、酒が飲んでみてぇ~な~ッ」の一言を聞いた、米農家のあと継ぎ息子が、
酒造メーカーとスーパーマーケット等の小売店とタッグを組んでプロジェクトを立ち上げ、作ったお酒が、秋田県にあります。

私は、この話を聞いただけで、このお酒を飲みたくなってしまいました。
「多くの苦労を乗り越えてきた親父」
「一寸だけ、親孝行したいと思う孝行息子」
その様な、思いが伝わってきて、胸が熱くなります。
これが、ストーリーの力です。多くの人の共感を呼ぶのです。

私のクライアントの店頭では、何時も『農釀』は、入荷して、すぐに売り切れる状態が続いています。

勿論、幾らストーリーが素晴らしくても、肝心なお酒が美味しくなければ、話になりません。リピーターを呼び込めません。
しかし、このお酒『農釀』も、司牡丹の『立春朝搾り』も、とても美味しいお酒です。


マーケティングには、ストーリーが大事


例えば、全く同じ味の美味しいお酒が2つ有ったとして、『農釀』のように、胸が熱くなるような開発ストーリーがあるお酒と、何のストーリーも無いお酒が有るとします。

さて、あなたがお酒を買うとして、あなただったら、どちらの酒を買うでしょうか。
ほとんどの人は、前者のストーリーの有る方のお酒を買うのではないでしょうか。
そして、その内容にもよりますが、値段が少し高くても、共感するストーリーの有る方を、多くの人が選ぶのではないでしょうか。
これが、ストーリーの力なのです。


共感のストーリーが新たな需要を創る


あなたの売っている数々の商品の中にも、多くのストーリーが隠れていると思います。
そのストーリーを見付ける、また、磨きを掛けることを考えてみてください。

価値創造と言う言葉が有ります。
まだまだ、お客に伝わっていない商品の価値。
作り手のこだわり、
作り手の苦労や思い、
原材料のこだわり、
独自の製法、
美味しく食べるための作り方、
新奇性のある使い方や食べ方、
など、など、ブラッシュアップすれば、多くの価値を作り上げることが出来るかもしれません。
これらが、お客の共感を呼び、購買に繋がるコトなのです。


伝えていない・・・


ただ単に、それが、「必要」ということに対する、機能的価値の提供だけではなく、隠れている新たな価値を、お客に伝える。

このことが、お客の「買いたい・・・」「欲しい・・・」という気持ちを引き出し、売上に繋がります。
販売量を伸ばし、確かな会社の利益に繋がります。

あなたの売り場は、お客に『価値』を伝えていますか?

「以前、売りましたけど、売れませんでした」というセリフを、今まで、耳にタコができるほど、私は、聞いています。
この内の殆どが、『伝えていない』のです。
良い商品であれば、正しいマーケティングを行えば、かなりの確率で売れます。お客様は、納得して、買ってくれます。

あなたの売り場には、「もう一度チャレンジ!」すべき商品は、有りませんか?


日々、お買い物に来ていただいている顧客に、「新たな価値を伝えて、新たな売上を創る」ということが、私たちが推し進めるマーケティングと業務改善の基本です。


みなさんの 『業績向上の成功事例』 を紹介しています。ご活用ください。▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

コンサルティングの業務改善事例



サミットリテイリングセンターは、『業務改善のコンサルティング』をさせて頂き、全国で100社以上の業績向上を実現してきました。
お問い合わせやご相談は、お気軽にご連絡ください。
電話:06-6654-6640 新谷・携帯:090-4033-1384
メールでのお問合せ ⇒ こちらからどうぞ


生産性向上セミナー                        ⇒ 生産性向上セミナーの詳細

この記事を書いたプロ

有限会社サミットリテイリングセンター [ホームページ]

経営コンサルタント 新谷千里

大阪府豊中市上野東2丁目4番10号 [地図]
TEL:06-6654-6640

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
業績アップ・成功事例

コンサルティングによって実際に得られた、クライアントの業績向上について、詳しくご紹介します。■青果部門の店頭プロモーション4つのポイント~高価格の人参をど...

 
このプロの紹介記事
新谷千里(しんたに・ちさと)さん

お客目線でスーパーの売り場を改善し、利益をあげる(1/3)

 お店の周辺に次々とできるライバル店にお客を奪われる。値引きをしても客の姿はまばら。打つ手がない。そんな悩みを持つスーパーの経営者のみなさん。利益を出す店に変革するプロの新谷千里さんの話を聞いてみませんか? 新谷さんは、大手スーパーの現場...

新谷千里プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

高収益の会社に変える!戦略立案、愉しい売場、生産性の向上。

会社名 : 有限会社サミットリテイリングセンター
住所 : 大阪府豊中市上野東2丁目4番10号 [地図]
TEL : 06-6654-6640

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6654-6640

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

新谷千里(しんがいちさと)

有限会社サミットリテイリングセンター

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
売上を簡単に上げる方法 【商品開発・編】
イメージ

先日、高知県・地産外商公社から依頼を受けて、3日間、各審査会の審査委員をさせていただきました。スーパー...

[ スーパーの営業戦略 ]

『お客と社員に支持される生産性向上策』 【2】 商人舎Magazine 4月号・原稿
イメージ

今回は、営業利益を大幅に向上させるために、生産性を向上させる。そのための『考え方』について、事例を交えなが...

[ スーパーマーケットの経営戦略 ]

『お客と社員に支持される生産性向上策』 【新連載】      商人舎Magazine3月号・原稿
イメージ

私は、スーパーマーケットを中心に、業務改善のコンサルティングをさせていただいています。業務改善という...

[ スーパーマーケットの経営戦略 ]

売れる、そして稼ぐ、店舗レイアウト【商人舎magazine11月号】・原稿
イメージ

店舗レイアウトを改善することによって、販売力や生産性を大きく向上させることが出来ます。新店舗の開発や既...

[ スーパーの業務改善 ]

マーケティングの原点・・・客数を増やす【商人舎magazine10月号・原稿】
イメージ

前回の記事は、「客単価アップ」を中心に解説しました。今回は、「客数アップ」について解説を加えたいと思いま...

[ スーパーの営業戦略 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ