コラム

 公開日: 2016-08-24 

黒字でも倒産してしまう資金繰り

会社経営において、会計上黒字にすることは重要なことです。しかし黒字にしているにもかかわらず、倒産してしまう企業があります。これが「黒字倒産」と呼ばれるものです。

その原因と対策を理解して、自分の会社が黒字倒産しない為の策を、日頃から講じておきましょう。

黒字倒産してしまう構造

黒字倒産が起きてしまう原因として、次のようなケースが考えられます。

例えば、ある商品を作ろうとした場合、材料などを仕入れる必要があります。その材料費は、起業したばかりの会社ではまだ信用が低い為、即座に入金を求められることが一般的です。出来上がった商品を売って利益が出る前に、先払いしなければならないと言うことです。

この時、先払いするお金が用意できない場合には資金繰りが悪くなります。ここで言えるのは、例え会計上黒字が続いていたとしても、手元にキャッシュが残っていない状態、いわゆる資金繰りが悪い状態が続いてしまうと、倒産してしまうということです。

つまり大事なのは、利益を幾ら出しているかではなく、資金繰りを良くすることが黒字倒産を防ぐ手立てになると言えます。

資金繰りを悪くしてしまうケース

会社の資金繰りを悪くしてしまう要因に、会計上のキャッシュインとアウトのバランスが上手く行っていないというケースがあります。そのバランスを整える為に何より大切なのは、キャッシュフロー経営を目指すことで、具体的には、キャッシュフロー表や資金繰り表を活用して、会社のお金を管理して行きます。

そこで意識すべき点は、キャッシュを増やし、同時にキャッシュを減らさない経営を行うことです。キャッシュを増やす為には、現金でのやり取りを増やす、売掛金の回収を早める、在庫を減らす、使っていない資産を売却するなどの方法があります。

また、キャッシュを減らさない為には、経費の削減、節税対策を行う、投資内容の額を抑える、リースの活用などが考えられます。

健全なキャッシュフロー経営を行うには、販売面や投資内容など、あらゆる角度から原因を追究するようにしましょう。

赤字でも倒産しない企業はある

前述の通り、会社経営で重要なのは資金繰りを良くすること、つまりキャッシュが用意できているか?ということです。
見方を変えると、たとえ赤字が続いていたとしても、キャッシュがあれば倒産しないと言えるのです。

また投資家の存在も重要で、将来性を期待して出資してくる投資家がいれば、会社が倒産する危険性は低くなります。

起業して間もない会社などは、このような投資家が出資するお金に支えられて事業を発展させることは少なくありません。

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