コラム

 公開日: 2016-12-10 

【IT企業】受注制作ソフトウェア税務

ソフトウェア会計は特有の経理処理が存在する為、IT企業やソフトウェアの開発を行っている会社の経理担当者から、多くのご相談が寄せられています。

今回はその中で、受注制作ソフトウェアの収益の認識と、原価集計の範囲についてご説明させて頂きます。

ソフトウェアの一般的な収益認識について

ソフトウェア開発は、IT企業などが行う技術革新により、日々多様化している現状です。

その為、ソフトウェア取引の収益の認識については、第三者が客観的に判断出来るよう、現実主義による確認が原則とされています。

具体的には、ソフトウェア取引が実際に存在すること、一定の機能を有する成果物の提供が完了されていること、見返りとしての対価の支払いがあったことが必要です。

受注制作ソフトウェアの収益認識

受注制作のソフトウェアは、通常IT企業などでは特定のユーザーに向けてオーダーメイドで制作します。

その為、ユーザー側で契約内容に応じて、成果物が一定の機能を有することを確認されることで成果物の提供が完了し、この時点で収益の認識をすることになります。

ただし、買い戻し条件が付帯されている場合や、確認後に大きな補修の発生が明らかになっているような場合には、ソフトウェアの提供の完了に問題があるとし、収益の確認を認めることは出来ないとされています。

他に、ソフトウェアの受注制作では、1つのプロジェクトを細分化しフェーズごとに分けて契約する場合があります。

その際、納品日、支払いを受ける対価や入金条件などが成立されていれば、フェーズごとに収益を確認することが可能です。

受注制作ソフトウェアの原価集計範囲

受注型のソフトウェア開発では、昔からウォーターフォール・モデルという工程の分類が多く利用されてきました。ウォーターフォール・モデルの工程については以下の表をご参照ください。

受注開発で製造原価の対象は、「外部設計→内部設計→プログラム設計→プログラミング→テスト→運用」までのシステムの作成段階のことを指します。

尚、システムの導入や運用には、ハードウェアとソフトウェアの設置計画や、納入先で実際にソフトウェアを利用する社員の教育や訓練、稼働状況の確認作業なども含まれてくるのが一般的です。

この記事を書いたプロ

辻村会計事務所 [ホームページ]

税理士 辻村登志子

大阪府大阪市北区西天満6-1-2 千代田ビル別館4F [地図]
TEL:06-6130-8161

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0
<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
辻村 登志子(つじむら としこ)さん

シニアの起業を親身になってサポートします(1/3)

 シニア世代になっても元気で活躍する人が増えている現在、定年後の第二の人生のスタートにあたり、起業という選択も多くなっています。シニアの企業支援に力を入れている辻村会計事務所の代表税理士、辻村登志子さんは、その流れを実感しています。 「私...

辻村登志子プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

人と人とのつながりを大切に、計画段階から親身にサポート

事務所名 : 辻村会計事務所
住所 : 大阪府大阪市北区西天満6-1-2 千代田ビル別館4F [地図]
TEL : 06-6130-8161

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6130-8161

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

辻村登志子(つじむらとしこ)

辻村会計事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
起業してから数年後も、経営者の相談相手になり続けてこそ本当の税理士!

どんな会社でも創業時は沢山の苦労を経験することでしょう。そんな大変な時期を乗り越え、やっと安定の文字が見え...

税理士を選ぶときは、何を基準に選べばいい?

税理士を選ぶ際、皆さんはどのような基準でお探しになるでしょうか? 知り合いから紹介してもらったり、ネットで...

会計や税務を税理士へ任せるのと自らするのとでの違い

会計や税務処理は、事業を行っている以上は必要な業務です。自分で全て行う方もいると思いますが、専門家に頼んだ...

自動車販売店を上手に利用して節税対策
イメージ

事業をされている方や法人などは、自動車などの固定資産を購入することで節税する仕組みを利用することが出来ます...

消費税の簡易課税制度と自動車販売店

消費税は、日本国内で事業者が事業として対価を得て取引を行う場合にかかる税金のことです。当然ながら自動車販売...

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ