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本物の和風住宅、洋風も請け負います(1/3)

奈良・吉野から材木を直接仕入れ
浦さんは、九州で修業した本物の和風住宅の大工技術に、奈良県吉野郡の材木を生かした独自の手法を加えてオリジナルの住宅、内装工事を行っています。
「堺市のマンションをリフォームでは、スギのつるまき柱や上がり框(がまち)、イブキの欄間などは材料を吉野で探し、手を加えて作りました。こういう変木は和風の部屋だけでなく、洋間にもワンポイントで使えます。吉野で規格に収まらない材料に出会いました。輪切りの材料を段違い棚に使ったり、ほかにはない床の間や柱をつくったりしました。当初、大阪では反響がなかったが、5、6件やっていたら、大阪にもこういう和風が好きな方もいることがわかってきた。逆にこれまでにない面白い、お好み焼きみたいな、いろんな技術を持つ大工と評価してくれるお客さまも出てきました」
「こういう仕事は、口はばったいようですが、腕のある大工でないとできません。吉野の銘木店で材料を探し、オーダーに合わせて一つひとつ作る。天然ものだから、最初に提案した材料がなくて、変更することもある。ある程度お任せしてもらわないとできません。もちろん、工場で切った材料で量販する大手メーカーではできない。私はいま50歳ですが、銘木店などとしっかりパイプができました。私のようにオリジナルを表現しようという大工は少なくなってきたので、いま技術を生かさないのはもったいない、あと10年頑張ろうと思っています」
浦工務店だと浦さんが大工兼社長兼現場監督なので、経費が少なくすみ、材料など家の中身に資金と手間を集中できます。「例えば、2千万円で受注したら、ほぼ正味の金額を建築に使うことができますから、よりよい住宅を提供できると自負しています」
和風住宅の新築、建て替えだけでなく、棚1枚をつけるなど簡単な内装工事も引き受けており、もちろん洋風建築も0K。大工のオールラウンドプレーヤー、と言えます。浦さんは「個性あふれる注文住宅や部屋づくりが得意ですが、町の大工さんとして、ちょっとした木製品など何でも引き受けます」と話しています。
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