三根早苗

みねさなえ

有限会社パワーエンハンスメント/女性起業家ネットワーク「わくらく」

[ 大阪市中央区 ]

コラム

 公開日: 2016-02-25 

事業計画書は何のために必要か

事業計画書と言えば、金融機関からお金を借りる時に必要なもの。自己資金で起業する場合は要らないのではと思う方もいらっしゃるかもしれません。

事業計画書は自分のために必要です。
私自身は事業計画を全く作らずに起業したので、起業してから現実の厳しさを知りました。
事業計画書を何のために作るのか、どんなことを意識したら良いのかまとめました。

キューブ


事業計画書の目的


1.自分の頭の中を整理するため
2.必要な情報と不要な情報を見分けるため
3.社員やビジネスパートナーとビジョンを共有するため
4.協力者を集めるため
5.資金を集めるため


1.自分の頭の中を整理するため


起業する人は好奇心旺盛な方が多く、あれもやってみたい、これもやってみたいと思いが大きく広がることがよくあります。
やりたいことが広がるのは良いのですが、優先順位は必要です。
特に起業初期は時間とお金、エネルギーをどれか一つに集中させて、素早く結果につなげましょう。
1つ成功すると、2番目、3番目の取り組みもスムーズに立ち上がります。

取り組みたいことをまず紙に書き出してみることで、客観的に眺めることができます。
優先順位やそれぞれのつながりなどが整理させて、自分の頭の中がすっきりします。

また紙に書き出しているうちに新しいアイデアが沸いてくることも多いです。


2.必要な情報と不要な情報を見分けるため


起業すると、色々な情報が入ってきます。
交流会などで人脈が広がると、コラボしませんか?この商品を扱いませんか?代理店になりませんか?など業務提携の話も増えます。
起業初期は他の会社さんから業務提携の話をいただくと、自分が認められたようで嬉しいですよね。

が、頂く話が自分がやりたい方向にあっているのか判断することは必要です。

お話をもってこられる方も多くの場合、ご自身の営業です。
悪気は無いのですが、巧みな営業トークを聞いていると自分が本当にやりたいこととズレていても思わず取り入れてしまうことがあります。

情報収集は必要ですが、情報を取捨選択する力も求められます。

本当に自分に必要かどうか判断する基準は、自分の事業計画、ビジョンです。

良い話が入ってきた時、取り入れるかどうかは事業計画に聞いて下さい。


3.社員やビジネスパートナーとビジョンを共有するため


社長は自分の事業のことを毎日毎日朝から晩まで考えています。
頭の中は仕事のことでいっぱいなので、つい社員やビジネスパートナーにも「言わなくても分かっているでしょ」と思い込んで話を進めてしまうことがあります。
社員やパートナーは、社長の頭の中の10分の1も分かっていません。

言ったつもり、伝えたつもりではなかなか未来のビジョンは共有できません。
未来の姿がイメージできないと、社員は不安になったり、何のために現在の業務を任されているのかが分からずに戸惑います。

紙に書いた事業計画があると、社員とビジョンを共有しやすくなります。



4.協力者を集めるため


頑張っている人がいたら応援したい、協力したいという気持ちは誰にでもあります。
しかし、相手がどのような方向を目指しているのか、どのような協力が必要なのかわからないと、どうやって協力して良いのか分かりません。

経営者同士の会話で
「どのような方向を目指すのですか?」
「これからどのような展開を考えていますか?」
と聞かれることがよくあります。

事業計画書を作っていると、これからの展望を明確に力強く語ることができます。
必要な協力、情報もわかりやすいので協力者が増えます。

専門家にアドバイスを頂くときも、事業計画をしっかりと作っているとより有効なアドバイスをいただくことができます。


5.資金を集めるため


金融機関から融資を受ける時はもちろんのこと、補助金申請の際にも事業計画が必要です。

補助金の場合は、国の予算を活用するわけですから
「この事業にお金を出したら、世の中が良くなる」
と審査員がイメージできることが大切です。

事業計画に自分の思い、どのように世の中に役立ちたいか、どんな手段を用いるのかを詰め込みましょう。



事業計画は事業が進むたびに見直して書き換えていきます。
自分の未来がわくわくできるようなそんな事業計画を作って、何度も何度も書き換えながらステップアップしてください。

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