コラム

 公開日: 2017-01-12 

主体的に提案してくれるスタッフを育てるブレインストーミング風の接し方

「面白い取り組みしてますね」
「ああ、これ、うちのスタッフのアイデアなんですよ」

他社や他部署のスタッフの提案力を、うらやましく思ったこと、ありませんか?

スタッフから主体的にアイデアが出る職場には、それなりの環境が整っています。
スタッフの提案力を、育てる職場と、つぶしてしまう職場があるのです。

それでは、どのようにすれば、スタッフの提案力を育てる職場になるのでしょうか?
そのカギは、ブレインストーミングです。

あなたもブレスト風の接し方で、主体的に提案してくれるスタッフを育ててみませんか?
提案力が育つだけではなく、職場に活気が生まれ、スタッフやお客さまの笑顔が増えるでしょう。

ブレインストーミングとは?


ブレインストーミングとは、新しいアイデアを生み出すための方法の1つです。
ある問題に対して、集団でアイデアを出し合うことによって、新たなアイデアを生み出します。

ブレインストーミング

しかし、単にみんながアイデアを出し合えば、うまくいくというものではありません。
ブレインストーミングでアイデアを生み出すポイントは、次の4原則を守ることです。

●批判厳禁
誰かが、他人のアイデアを批判すると、いいアイデアが出にくくなります。
ある人にとって実現が難しいことが、別の人にとって簡単なことかもしれません。
特に、立場や年齢が上の人、経験豊富な人、自分に自信がある人は、批判しがちなので要注意です。
個人の経験や知識が邪魔をして、ありふれたアイデアしか出てきません。
批判されないという安心感が、自由な発想を促し、多くの発想を生み出します。

●自由奔放
昔はただで当たり前だったお茶や水も、今は当たり前のように有料で売られています。
iPhone発表当初、日本ではiPhoneは売れない、と多くの専門家が語っていました。
いいアイデアが、当初、多くの人に受け入れられなかったことは、よくあります。
誰もが認めるアイデアだけでなく、奇抜なアイデアを受けとめることが大切です。

●質より量
いいアイデアを出そうとすると、発言しにくくなります。
結果、みんなが認めそうな、ありふれたアイデアしか出てこなくなります。
「最低100個アイデアを出そう」など、新しいアイデアを生み出すには、まず量を求めるのが効果的です。

●結合改善
他人の意見を聞いて、連想したり、一部変えたりして、自分の意見として発言します。
他人の意見に便乗することで、新たなアイデアが誘発されます。


ポイントは、まずは量、量が十分に出てから質、という順番を徹底することです。
私たちは、ついつい、いいアイデアに絞りながら、まとめながら、アイデアを出そうとしてしまいがちです。
そうする方が効率がいいように思ってしまいますが、結果的には、ありふれたアイデアしか出なくなり、非効率です。

質の選別をしながら発想しようとしても、必ずブレーキがかかります。
アイデアを出すときは、徹底的に出す。
その後に、整理したり、選別したり、質をあげる。
「まず量、次に質」と2段階ですすめることが、いいアイデアを生み出すポイントです。

ブレインストーミング風のスタッフとの接し方


スタッフが、なかなか主体的に提案してくれない。
そのような職場の上司やスタッフに多いのが、批判です。

「それは難しい」「それは無理」
「余計なこと考える暇があったら、やることやれ」

ブレインストーミングと同じく、批判されると、アイデアは出にくくなります。
特に、上司が批判すると、影響は職場全体に広がります。
上司はひとりのスタッフに言ったつもりかもしれません。
しかし、批判された様子を見ていた周りのスタッフも、発言を控えます。

私が、提案の多い職場と、そうでない職場を見ていて、感じるのが、使っている言葉の違い。
提案の多い職場では「難しいね」ではなく「面白いね」という言葉が、よく使われています。

もちろん、最初からいい提案は出ないでしょう。
例えば、コストがかかる提案で、採用しにくい場合。
そんなときも、ブレインストーミングの「批判厳禁」を使うと、次のアイデアにつながります。
「難しい」と批判的な言葉を使わず、「面白いね」とか、「ありがとう」とか、「それ僕も気になってたんだよ」とか、提案したこと自体を認めると、いいでしょう。
そのうえで「コスト面をどうするか、が悩みなんだよね」「何かコストのかからない方法ないかな」など、提案の採用に向けての課題を伝えるといいでしょう。

スタッフひとりで解決が難しそうであれば、複数人で考えるよう促します。
「そういえば、○○さんが、以前似たようなことやってたよ」と紹介したり、「いい方法ないか、考えてみて。僕も考えてみるよ」と、自分も一緒に考えてみるのもいいでしょう。
ブレインストーミングの「結合改善」です。

日頃から、スタッフの提案をうけとめ、さらなるアイデアを促す。
そのような積み重ねが、主体的に提案してくれるスタッフを育てます。
職場に活気が生まれ、スタッフやお客さまの笑顔が増えるでしょう。


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