コラム

 公開日: 2012-04-04  最終更新日: 2014-05-23

【4月から、減価償却資産の償却率が変わります!】


4月から、減価償却資産の償却率が変わります!
4月になりましたが、新聞やTVで、「4月から生活がこう変わる!」などといった特集が組まれているのを目にします。

4月は、税制改正で決まった省令などの施行時期にあたることが多いのです。
学校も新学期が始まり、会社も人事異動の時期でもあるので、
公私共々変化も多く、
実施されるにはちょうどよいタイミングなのかもしれませんね。

さて平成23年度税制改正でも、減価償却制度の改正があり、改正耐用年数省令が公布され
その実施時期が平成24年4月1日以降となっています。
今回は、こちらの内容についてお伝えしたいと思います。

平成24年4月1日以後に取得する定率法を適用した減価償却資産の償却率は、
定額法の2倍の償却率、いわゆる「200%定率法」とすることとされました。

現行の償却率では、平成19年度の税制改正により、
平成19年4月1日~平成24年3月31日までの間に取得する定率法を適用する減価償却資産については
いわゆる250%定率法が適用されています。

「じゃあ、3月31日まで取得して使用開始したら250%定率法で、それが1日遅れただけで、200%定率法に変わってしまうのか?」

「今までに償却していた固定資産については、どうなるの?」
そういった疑問も当然ながら、出てきます。

ですので今回の改正に伴い、
いくつかの経過措置が設けられています。

まずは、
<平成24年4月1日をまたぐ事業年度について>
法人の事業年度が平成24年4月1日より前に開始し、かつ、その日以後に終了する事業年度の場合に、
平成24年4月1日以後に取得した定率法を適用する減価償却資産については、
平成24年3月31日までに取得したものとみなして250%定率法を適用することができます。

ですので、この事業年度については、200%定率法or250%定率法、どちらか選択可能ということになるのです。

選択は、この場合では、減価償却資産ごとに可能となります。
この経過措置については、新規に取得した「減価償却資産」だけでなく、
いわゆる「資本的支出」についても同様に当てはまります。

<平成19年4月1日~平成24年3月31日までに取得した資産の償却について>
今回の改正により、250%定率法と200%定率法とが混在した状態で
会社は償却計算を行うことになります。
減価償却資産を多く持つ会社などは、処理の煩雑さを避けるため、

「定率法適用の減価償却資産については、この際全て200%定率法に変えようか…」

などと検討することもあるかもしれません。

この場合は、250%→200%へ変更する旨の「届出書」を、所轄の税務署へ、
平成24年4月1日の属する事業年度の確定申告書の提出期限までに提出しなくてはなりません。
(確定申告書の提出期限の延長をしている法人については、延長後の提出期限となります。)

また、この場合は、前述の”資産ごとに選択可能”ではなく、
「全ての減価償却資産を対象として200%に変更になる」ことに留意してください。

他にも、今回の改正での特例は設けられていますが、特殊なケースにあたるため今回は割愛しています。

なお、今回の改正は、減価償却の方法で定率法を選択した事業者に関係してくる改正ですので、
定額法を採用している会社や個人事業主にとっては従来どおりの償却法のままで変わりません。

今回の減価償却制度につきましては、金額の大きい固定資産などは影響があるかと思われますので
気になる方はぜひ、お問合せ下さい!
詳細なヒアリングのもと、弊所スタッフがシミュレーションさせていただきます!

この記事を書いたプロ

税理士法人AIO(アイオー) [ホームページ]

公認会計士 中川博史

大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5-2 高麗橋ウエストビル2F [地図]
TEL:06-6208-6230

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
お客様の声

●貴社のご紹介をお願いします。「1社1キャラ!キャラで会社をアツくする!」をテーマに、社内の活性化・理念の共有・スタッフのモチベーションをあげてサービスを向上...

スタッフ紹介
中川会計 所内集合写真

宜しくお願いいたします。 西内 友香(ニシウチ ユカ) 相島 宏輝(アイシマ ヒロキ) 林 健章(リン ケンショウ)

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中川 博史(なかがわ ひろふみ)さん

個人の税務相談から中小企業の会計支援まで丁寧に対応(1/3)

 2015年から施行される税制改正では相続税について「再分配機能の回復、格差固定化の防止、若年世代への早期資産移転」を目指すとされています。税理士法人AIOの中川博史所長は「今まで課税対象にならなかった人でも資産の内容によって相当の納税義務...

中川博史プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

お客様それぞれのニーズに対応した的確なアドバイス

事務所名 : 税理士法人AIO(アイオー)
住所 : 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5-2 高麗橋ウエストビル2F [地図]
TEL : 06-6208-6230

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6208-6230

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中川博史(なかがわひろふみ)

税理士法人AIO(アイオー)

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

決算前にすべてをお任せしています

中川先生は大学の先輩であることと担当STAFF様が本当に優秀と...

YS
  • 30代/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
確定申告しないとどうなるの?
イメージ

早いものでもう1月が終わろうとしております。ここからの注目イベントはズバリ!「確定申告」でしょう。確定申告...

[ 所得税関係 ]

新春セミナーのご案内
イメージ

いつもお世話になっております。年末が押し迫り、最後の追い込み、あいさつ回りなどおいそがしいことと思いま...

[ 相続税関係 ]

やっぱり気になる配偶者控除
イメージ

いよいよ12月になりました。紅葉が見ごろを迎えてます。皆様はどこかにお出かけされましたか?さて、今回...

[ 社会保険・労務 ]

今年も年末調整の時期が近づいてまいりました
イメージ

早いもので、もう11月中旬ですね。 朝晩の冷え込みが日に日に厳しくなってゆくこの頃ではありますが、 会社...

[ 所得税関係 ]

産経新聞に掲載しました
イメージ

今年も残すところあと2カ月になりました。事業主様は年末調整・賞与の準備に入るころでしょうか。さて、来年...

[ お知らせ  ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ