コラム

 公開日: 2011-07-06 

【今更聞けない、消費税の基本… 消費税の仕組みってどうなっているの?】

消費税は、ほとんどすべての取引に対して、5%の税率で「広く、うすく」課税されている税金です。
大人の方で消費税を知らない方は、いらっしゃらないでしょう。
モノを購入すれば、消費税がかかってきます。
ただ、事業を営んでいる会社などが消費税の納付税額を計算する際には、この購入に含まれた消費税は控除されるのです。
そして、その会社が売上げた商品を購入した別の事業者は、その購入にかかる消費税を控除して納付税額を計算します。(これを消費税の「転嫁」といいます。)
なので、消費税は1ヵ所に溜まることなく転嫁され、最終的に消費者が負担することになるのです。


消費税は、消費に広く・薄く・公平に負担を求める「間接税」です。
消費税を最終的に負担するのは、一般の消費者ですが、消費税を「納める者」は、国内取引においては、
”法人、または事業を営んでいる個人事業主”になります。
ご存知の方も多いとは思いますが、小規模の事業者には免税制度が設けられております。
これには、小規模の事業者には納税負担が大きすぎるなどの理由がつけられているためです。
「小規模」の定義ですが、「基準期間の課税売上高が1000万円以下」の事業者となっています。
基準期間・・・これって何?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
基本的には、「2期前の事業年度」です。  個人事業主の方なら、2年前の暦年となります。
(2期前の事業年度が1年に満たない場合の基準期間の判定は難しいので、ここでは割愛します。
また、基準期間の課税売上高については税制改正が入っておりますのでご注意下さい。
過去の記事はコチラ:http://mbp-osaka.com/zeimu/column/9531
課税売上高は、決算書に載っている売上高とイコールではありません。年間の売上から、非課税の売上を除いたものが「課税売上高」になります。
この、課税売上高にかかる消費税から、課税仕入にかかる消費税を控除し、納付税額を計算します。
ん?課税仕入って??
ざっくり言えば、事業を営むのにかかった経費のうち、消費税の課税対象になる取引を指します。
消費税の課税対象になる取引は、国内においては、(国外取引については複雑なので割愛します)
①事業者が事業として行うこと
②「対価を得て」行うこと
③譲渡、貸付け、役務の提供を行うものであること
が、条件です。
②の内容ですが、例えば寄付金や見舞金・祝い金などは対価性がないため、消費税の課税対象取引にはなりません。また、人件費も対象外となります。
また、非課税取引も課税仕入れには該当しません。
非課税取引とは、消費税という税金の性格からして「課税仕入」になじまないもの、例えば「保険料」「支払利息」「受取利息」などや、社会政策的配慮により非課税としている取引を指します。

消費税は課税事業者の要件を満たしているなら、赤字の会社でも容赦なくのしかかってきます。
前事業年度の消費税納付額が48万円を超えると、その翌期には「予定納税」といって、一定の金額を納付しなくてはなりません。(予定納税の回数と金額は、前事業年度の消費税納税額により違ってきます)
なので消費税にいたっては、納税の準備等に気をつけておく必要があります。

この記事を書いたプロ

税理士法人AIO(アイオー) [ホームページ]

公認会計士 中川博史

大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5-2 高麗橋ウエストビル2F [地図]
TEL:06-6208-6230

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
セミナー・イベント
お客様の声

●貴社のご紹介をお願いします。「1社1キャラ!キャラで会社をアツくする!」をテーマに、社内の活性化・理念の共有・スタッフのモチベーションをあげてサービスを向上...

スタッフ紹介
中川会計 所内集合写真

宜しくお願いいたします。 西内 友香(ニシウチ ユカ) 相島 宏輝(アイシマ ヒロキ) 林 健章(リン ケンショウ)

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
中川 博史(なかがわ ひろふみ)さん

個人の税務相談から中小企業の会計支援まで丁寧に対応(1/3)

 2015年から施行される税制改正では相続税について「再分配機能の回復、格差固定化の防止、若年世代への早期資産移転」を目指すとされています。税理士法人AIOの中川博史所長は「今まで課税対象にならなかった人でも資産の内容によって相当の納税義務...

中川博史プロに相談してみよう!

読売新聞 マイベストプロ

お客様それぞれのニーズに対応した的確なアドバイス

事務所名 : 税理士法人AIO(アイオー)
住所 : 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5-2 高麗橋ウエストビル2F [地図]
TEL : 06-6208-6230

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

06-6208-6230

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

中川博史(なかがわひろふみ)

税理士法人AIO(アイオー)

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

決算前にすべてをお任せしています

中川先生は大学の先輩であることと担当STAFF様が本当に優秀と...

YS
  • 30代/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
確定申告しないとどうなるの?
イメージ

早いものでもう1月が終わろうとしております。ここからの注目イベントはズバリ!「確定申告」でしょう。確定申告...

[ 所得税関係 ]

新春セミナーのご案内
イメージ

いつもお世話になっております。年末が押し迫り、最後の追い込み、あいさつ回りなどおいそがしいことと思いま...

[ 相続税関係 ]

やっぱり気になる配偶者控除
イメージ

いよいよ12月になりました。紅葉が見ごろを迎えてます。皆様はどこかにお出かけされましたか?さて、今回...

[ 社会保険・労務 ]

今年も年末調整の時期が近づいてまいりました
イメージ

早いもので、もう11月中旬ですね。 朝晩の冷え込みが日に日に厳しくなってゆくこの頃ではありますが、 会社...

[ 所得税関係 ]

産経新聞に掲載しました
イメージ

今年も残すところあと2カ月になりました。事業主様は年末調整・賞与の準備に入るころでしょうか。さて、来年...

[ お知らせ  ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ